青森県中泊町の財政状況(最新・2024年度)
青森県中泊町の財政状況について、2024年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。
収録データの年度
2024年度2023年度2022年度2021年度2020年度2019年度2018年度2017年度2016年度2015年度2014年度2013年度2012年度2011年度2010年度
概観
普通会計の構造(2024年度)
財政比較分析表(2024年度)
財政力指数の分析欄
財政力指数は、0.23と類似団体平均を0.04ポイント下回っている。就業人口が減となっている一方で高齢化率は増加しているほか、町の基幹産業である第一次産業の低迷が続いていたものの、R7以降は米価上昇に伴う所得改善傾向がみられる。物価高騰が続く中、本当に必要な事業へ選択と集中を図ることで歳出の見直しに取り組むとともに、新たな財源の確保と町税の電子決済推進等の徴収対策の強化など歳入の確保を図り財政基盤の強化に引き続き取り組む。
経常収支比率の分析欄
経常収支比率は、95.0%と類似団体平均を6.6ポイント上回っており、前年決算と比較すると1.9ポイントの大きく増となった。物価高騰が続き、経常的な人件費、物件費等が増となり、財政の硬直化が進んだ。適正な価格転嫁を受け入れ、地域の事業者に配慮しつつ、経常的経費を可能な限り抑制し、財政の弾力化に努めていく。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
人件費・物件費等の人口1人当たり決算額は272,071円と類似団体平均を119,938円下回り、昨年度比で16,579円減となった。決算額は増となったものの類似団体に比べて低い水準を保っている。事業の選択と集中による経常経費の削減を図ってきたところであるが、今後は若い世代の良質な人材確保が課題となる。
ラスパイレス指数の分析欄
ラスパイレス指数は、物価高騰等により給与改定を実施したことで94.9で1.3ポイント増なったものの、類似団体平均を1.0ポイント下回っている。H26以降、ほぼ平坦に推移している。階層変動などによる増減は見込まれるものの、同水準で推移していくものと思われる。人事評価制度等により、今後もより一層、適正な給与制度の運営に努めていく。少子化の進行により地方に若い世代が少なくなっていく中、ラスパイレス指数が低いことで優秀な人材の確保が困難となる可能性がある。
人口1,000人当たり職員数の分析欄
平成16年度の町村合併以降、平成20年度までの退職者不補充、以降は新規採用抑制など職員数の適正化を図っており、人口千人当たりの職員数は11.15人と対前年度比で0.26人増であるものの、類似団体平均を6.44人下回っている。行政機構改革による人員配置の適正化と事務事業の見直しや指定管理者制度の導入拡大で効率化を図っているところではあるが、近年は人材難が続き、長期的な人材の確保に課題を抱えている。今後は職員層を均衡に考慮しつつ、役職定年職員の適正な配置を行うことで、若い世代への知識等の継承を図る必要がある。
実質公債費比率の分析欄
実質公債費比率は平成20年度をピークに緩やかに減少し、令和6年度決算では昨年度比0.2ポイント減の10.3ポイントとなり、類似団体平均を0.8ポイント上回った。近年の投資事業に伴う元利償還が始まったことから、今後は微増傾向で推移していく見込みである。投資事業の取捨選択に努めるとともに、機動的に減債基金の取崩し等を検討しつつ、適正な公債費の管理に努める。
将来負担比率の分析欄
将来負担比率は、類似団体平均を45.0ポイント上回っているものの大きく改善した。令和6年度決算では、昨今の大型事業が一服した。将来負担額は15,471百万円、充当可能基金等が3,417百万円等、充当可能財源も13,602百万円と増となり、将来負担比率は昨年度比で21.2ポイントと大幅減となった。大型事業一服に伴い一時的に比率は低下しているものの、統合義務教育学校改修等のさらなる大型事業を控え、今後の将来負担比率の水準が懸念される。基準財政需要額への算入率の高い起債の活用や経営努力により充当可能基金を確保するなど、将来負担の縮減に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2024年度)
人件費の分析欄
人件費に係る経常収支比率は18.4ポイントと微減で、類似団体平均を6.0ポイント下回る結果となった。大きな要因であった退職手当組合への特別負担金が近年、減少してきていることが要因の一つとして考えられる。今後、人材採用難により、特に若手人材の確保に課題がある。指定管理者制度の導入など全体的な人件費抑制を図りつつ、若い世代へ定年退職者による知識や技術の継承により、長期的な存続を図る必要がある。
物件費の分析欄
物件費に係る経常収支比率は、15.9ポイントと前年度比0.6ポイント増となり、類似団体平均を1.3ポイント上回っている。物価高騰による委託費等の増によるものや令和6年2月に竣工した総合福祉健康センターの運営開始による費用の増の影響を受けており、類似団体に比較して高止まりしている。必要な業務を取捨選択を行い、経費の節減につなげていく。
扶助費の分析欄
扶助費に係る経常収支比率は5.1ポイントと類似団体平均を0.6ポイント上回っている。昨年度比では0.7ポイント増となっている。コロナ対策等の給付金が終了したこと等により前年度比では減となっているが、平成30年度以降、高校生までの医療費無料化、保育料無料化を実施しているため、類似団体に比較すると高い水準である。義務的経費であるもの、喫緊する人口減少対策に要するもののため、住民に対する必要な扶助は今後も継続的に行っていく。
その他の分析欄
その他経費に係る経常収支比率は、対前年度比で1.1ポイント増の14.4ポイントとなり、類似団体平均を4.5ポイント上回っている。R6は豪雪に伴い、除排雪に係る維持補修費が大きく増となった。特別会計への繰出金については、継続して病院事業の適正化を図り、事業費抑制に努める。
補助費等の分析欄
補助費等に係る経常収支比率は、対前年度比で0.2ポイント減の17.6ポイントとなり、類似団体平均を2.3ポイント上回っている。本年度の特記事項として、漁業集落排水事業及び農業集落排水事業の法適化にともない、前年まで繰出金として繰出ししていた資金について補助金とした。単独補助金については、平成17年度以降、見直し削減に取り組んできたところであり、今後も補助費等の抑制に努めていく。
公債費の分析欄
公債費の経常収支比率に占める割合は、対前年度比で0.3ポイント増の23.6ポイントで、類似団体を5.6ポイント上回っている。令和6年度の長期債償還総額は1,209百万円と、類似団体と比較し非常に高い水準にある。また、近年の投資事業により令和7年度にピークになる。元利償還金は普通交付税の基準財政需要額に算入されるものを戦略的に借り入れてきた側面があり、実質的な負担感は見かけほどではないが、減債基金の取崩し等で償還の平準化、適正化に努める。
公債費以外の分析欄
公債費以外に係る経常収支比率は、前年比で1.6ポイント増の71.4ポイントで、類似団体平均を1.0ポイント上回っている。公債費以外では人件費が18.4ポイントと一番大きな割合を占めているが類似団単体と比較すると低い水準である。補助費では消防事務組合運営費や県営事業の負担金が増、物件費では総合福祉健康センターの指定管理費用の増、維持補修費では除排雪経費の増などにより、決算額が類似団体平均を上回っていることが主な要因である。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
目的別歳出の分析欄
議会費は、令和元年度の議員定数削減から類似団体を2,992円下回っている。総務費は総合文化センター改修工事が開始したこと等により対前年比23,160円の増となったが、類似団体平均を61,599円下回っている。民生費は前年度に総合福祉健康センター建設事業費の竣工したことにより、対前年比133,520円の減となった。衛生費はコロナ対策が一服して対前年度比6,198円減、類似団体平均を60,097円下回っている。労働費は事務事業の見直しにより0円となっている。基幹産業である農林水産業費は前年度から微増で、類似団体平均を32,806円下回った。商工費は継続して類似団体を大きく下回っており、類似団体平均を37,270円下回っている。土木費では、除排雪経費が大きく増加し、前年度比25,098円増となった。主な土木事業は国補助金を活用する事業が多いため、類似団体と比較し64,962円となり、H28から継続して下回っている。消防費は、前年度比で横ばいとなったものの、消防事務組合への負担金が重く、類似団体平均を6,408円上回っている。教育費はR3年度に統合小中学校の建設等で一時的に上回った例外を除き一貫して類似団体平均を下回っている。R6年度は前年比10,313円の減となり、類似団体平均を74,349円下回った。公債費は、対前年比7,146円増となり、今後も新庁舎建設事業、公営住宅建設事業、十三湖地区ほ場整備事業、統合小中学校建設事業、総合福祉健康センター建設事業等の大型事業の元利償還が続くため、R7年度がピークとなり、その後も高止まりで推移する見込みである。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
性質別歳出の分析欄
人件費は、住民千人当たりの職員数が11.15人と類似団体と比較し6.44人少ない等の要因により、類似団体と比較し81,399円下回っている。物件費は、物価高騰の影響や業務の外注により委託料が増加傾向であるものの、1人当たりの物件費は138,517円と、類似団体と比較して47,976円下回った。維持補修費は積雪量の大幅増に伴い除雪経費が前年比で19,394円の大幅増となったため、類似団体を10,107円下回った。扶助費は、物価高騰対策等の給付金が減となったことで、前年度を21,174円減となった。補助費等は前年比で21,073円増となったが、類似団体平均を61,726円下回っている。普通建設事業費は、新規整備分は昨今の大型事業が一服したことで前年度比で133,791円の大幅減、更新整備分1,505円の前年比では微増となり、いずれも類似団体平均を下回っている。災害復旧費はR4年度大雨被害の復旧が完了したことで、0円となり前年比43,711円の減となった。公債費は、133,235円と類似団体と比較し6,822円上回り、大型投資事業実施に伴う元金償還でR7年度をピークに次年度以降も高止まりが予想される。積立金は、前年度比11,209円増で類似団体を2,687円上回り、財政調整基金残高は3,089百万円と前年度比257百万円増となっている。投資及び出資金は、第三セクター立ち上げに係る出資を行ったため、前年比で増となった。繰出金は、集落排水事業2つが法適化したことで当該繰出金を補助金扱いとしたことで前年比7,442円減となったが、類似団体とほぼ同水準となった。
実質収支比率等に係る経年分析(2024年度)
分析欄
財政調整基金は令和6年度で61.67%と前年度比で3.77%残高を積み増すことができた。しかしながら、R7以降は継続的な物価高や人口減少等による交付税減少が予想される。このような厳しい財政状況の中、統合義務教育学校の改修事業等も予定しているため、財源確保が困難となり、基金の取崩期と来ることが予想される。実質収支は3.91%と前年比で1.05%減となったものの、R7以降も同水準で続いていくことが予想される。実質単年度収支は4.20%と前年度比1.65%の減となったものの、良好な水準を保っており、余剰金は将来の財政支出に備え財政調整基金等に積立、機動的な財政政策を図る。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2024年度)
分析欄
連結実質赤字比率は、令和6年度現在、一般会計では3.91%と前年度比1.04%減となった。その他の特別会計についても、プラス域を保っている。今後も歳入の確保に取り組むとともに事務事業の見直しなど歳出削減を実施し、法定外操出金の抑制を図り、必要に応じて一般会計繰出金を確保し、連結実質赤字比率の改善に継続的に努め、更なる健全な財政運営を目指していく。
実質公債費比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
R6決算では、元利償還額は前年度と比較し公債費が39百万円増した。一方、算入公債費929百万円と33百万円の増であり、分母及び分子についても共に増加している。近年継続して実施してきた大規模事業に伴い発行した地方債の償還に伴い、令和7年度をピークに高止まりする見込みである。地方債残高については、基準財政需要額に算入される割合が高い起債を中心に借入しているが、今後は投資事業の取捨選択に努めるとともに、基金の取崩し等で公債費を抑制し適正化に努める。
将来負担比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
令和6年度の地方債残高は、13,914百万円(前年度比691百万円減)となっている。一方で、充当可能財源等歳入については、基金が補助事業の活用や事業見直し等の経営努力により284百万円の増加となった。また、基準財政需要額への算入率が高い地方債を活用することにより、基準財政需要額算入見込額も45百万円の増と高い水準となった。投資事業の取捨選択に努めるとともに、基金の取崩しによる世代間負担の平準化等を検討しつつ、適正な公債費の管理に努めていく。
基金残高に係る経年分析(2024年度)
基金全体
(増減理由)基金積立は基本的に税収如何にかかわらず、行革、経費節減等の経営努力により捻出したものを計上している。令和6年度では、基金の太宗を占める財政調整基金は積立取崩の差引きで実質257百万円の積立増となり、基金全体としても283百万円の増額となった。その他特定目的基金残高については、新たに令和6年度①奨学金返還支援基金5百万円②学校施設整備基金3百万円の2ケの特定目的基金を設置した。基金運用益の積立を行いつつ、一部を取り崩して使用している状況で、引き続き運用していく。(今後の方針)地方交付税等の不透明な国の動向、突発的な大災害等の不測の事態に備えるため、これまでどおり税収如何にかかわらず、行革、経費節減等の経営努力により捻出したものを継続して積立していく方針である。今後、公共施設の老朽化による維持管理・更新費用の増大が見込まれることから、地方債とのバランスを考慮しながら、適正に活用していく。
財政調整基金
(増減理由)財政調整基金は、税収如何にかかわらず、行革・経費節減等の経営努力により捻出したものを計上している。令和6年度対前年比較では、財政調整基金残高は257百万円の増額となった。(今後の方針)財政調整基金は、主に地方交付税の減少及び突発的な大災害等の不測の事態備えるため、また緊急的な新規単独事業の即実行に対応するため、継続的に行革・経費節減等の経営努力により捻出したものを積立てていく。更に今後は、公共施設の老朽化による維持管理・更新費用の増大が見込まれることから、地方債とのバランスを考慮しながら、適正に活用していく。
減債基金
(増減理由)減債基金については、令和7年度の起債償還のピークに併せて償還額の平準化を目論んでおり、基金運用益を積立てている状況であるため、前年度と比較し169百万円の増となっている。(今後の方針)想定外の繰上償還が生じた場合の財源を確保するため、今後も現状を維持していく。
その他特定目的基金
(基金の使途)合併振興基金:合併に伴う地域の振興及び住民の一体感を醸成する事業の財源に充てるため。地域福祉基金:高齢者等の福祉の増進に関する事業で、民間の団体に対する補助事業及び町が推進する事業の財源に充てるため。ふるさと活性化対策基金:農村地域で、生産・生活の場として維持し、地域共同体としての連帯意識を高め、地域の活性化に必要な集落住民の共同活動を支援するために要する経費の財源に充てるため。森林環境譲与税基金:森林の整備及びその促進に関する施策の財源に充てるため。秋元文庫基金:小中学校の図書を購入する財源に充てるため。奨学金返還支援基金:移住定住対策として、奨学金返還の財源に充てるため。学校施設整備基金:仮称義務教育学校建設事業に財源を充てるため。(増減理由)合併振興基金:基金運用益を積立てている状況である。長期総合計画策定に係る費用等で6百万円取り崩した。地域福祉基金:基金運用益を積立てている状況。今年度は大きな変動はない。ふるさと活性化対策基金:基金運用益を積立てている状況。今年度は大きな変動はない。森林環境譲与税基金:森林環境譲与税を全額積み立てし、一部を取り崩して樹木伐採等に充てたものの、増となった。秋元文庫基金:小中学校の電子図書の購入費用に充てたため減となった。奨学金返還支援基金:令和6年度新設。R6年度は5百万円積立。学校施設整備基金:令和6年度新設。R6年度は3百万円積立。合併振興基金:合併に伴った新町整備事業の財源として今後も活用していく。地域福祉基金:高齢者等の福祉の増進に関する事業の財源を確保するため、今後も現状を維持していく。ふるさと活性化対策基金:農業集落共同活動の推進に関する事業の財源を確保するため、今後も現状を維持していく。森林環境譲与税基金:計画的に森林管理事業を実施する財源に使用していく。秋元文庫基金:計画的に小中学校の電子図書を購入する財源に使用していく。奨学金返還支援基金:R6~8にかけて合計15百万円を積立し活用予定。学校施設整備基金:R10の仮称義務教育学校建設事業に全額充当予定。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2022年度)
有形固定資産減価償却率の分析欄
他市町村平均と比較して、有形固定資産減価償却率が高く、施設の老朽化が進んでいる。昨年度と比較しても73.4%と高止まりとなっている。公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設の除却や売却に取り組んでいるが、さらなる加速が急務となっている。
債務償還比率の分析欄
債務償還比率は750.7%となり、対前年比で42.5%悪化し、類似団体を413.3%上回っている。県内や全国平均と比較しても下位に位置する。債務償還能力という視点でみると、経常的な自主財源に乏しく、義務的経費の硬直化が問題点となっている。収支低水準には至っていないものの、近年は大規模事業による借入額の増大とともに、将来負担も増えた為、財務改善が必須な状況である。引き続き、基金残高の確保や新たな財源の確保に努め、収支の黒字拡大に努めていく。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
R4年度は将来負担比率が64.6%、有形固定資産減価償却率が73.4%となった。設立年度の古い施設に関しては老朽化が進み、利用率が低い施設が多く効率性が悪い。有形固定資産の効率的な利用を行うため、公共施設等総合管理計画に基づく老朽化対策、施設統合による複合化、施設除去・解体による維持管理コストの削減を行い、有形固定資産減価償却率の改善と更新費の縮減を図る。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
将来負担比率は、令和元年度、2年度、3年度と減少したが、令和4年度には増加となった。地方交付税の増などにより充当可能基金が増加したことにより分母が改善されたものの、大型事業の借入れが重なり、分子も増加した。実質公債費比率は、令和元年度、2年度、3年度ともに微増となったが令和4年度には微減した。元利償還金は、地方債の発行額が元利償還額を上回らないよう運営努力を重ねてきた結果、年々減少傾向が続き、充当可能財源についても増加傾向にある。しかしながら、今後は令和7、8、9年度にかけて大型事業にかかる元利償還がピークを迎えるほか、老朽化した公共施設の管理費の増大が見込まれる。今後も、自主財源に乏しく、起債に依存する状況にあり、引き続き事務事業の見直しや定員の適正化、厳密な公共施設管理、基金の取崩し等で適正な財政運営を図って行く。
施設類型別ストック情報分析表①(2022年度)
施設情報の分析欄
類似市町村と比べ、施設類型別の有形固定資産減価償却率が高い施設は、道路、認定こども園・幼稚園・保育所、学校施設、公民館といった施設が挙げられる。反対に、有形固定資産減価償却率が低い施設は、橋りょう・トンネル、公営住宅などが挙げられる。学校施設において、小泊小中学校の新築により有形固定資産減価償却率が64.6%(昨年比-24.5%)と改善された。有形固定資産減価償却率が高い施設については、公共施設等総合管理計画に基づく施設の統廃合、除去、解体を行う。
施設類型別ストック情報分析表②(2022年度)
施設情報の分析欄
類似市町村と比べ、施設類型別の有形固定資産減価償却率が高い施設は、一般廃棄物処理施設、体育館・プール、保健センター・保健所、福祉施設といった施設が挙げられる。反対に、有形固定資産減価償却率が低い施設は、庁舎、消防施設、市民会館が挙げられる。人口減少に伴い、分母が減少するため、一人当たり面積及び一人当たり有形固定資産額は今後増加することが見込まれる。住民の負担軽減や上昇スピードを緩和するため公共施設等総合管理計画に基づきPDCAサイクルを回し、計画の実行と統制を図る。有形固定資産減価償却率が高い施設については、公共施設等総合管理計画に基づく、老朽化対策及び施設の統廃合、除去・解体を積極的に行う。R5年度の総合福祉健康センターの建設により、福祉施設の有形固定資産減価償却率はさらに改善されるものと考えられる。公民館や集会所等を含む施設の複合化及び統廃合による効率化を進めるとともに、有形固定資産減価償却率の改善を図る。また、有形固定資産減価償却率が低い施設については、定期的な保全予防を行うことで長寿命化を図りながら、維持・改善していく。
一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2022年度)
資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)
一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。
財務書類に関する情報①(2023年度)
1.資産・負債の状況
資産額は一般会計等においてR3:28,486百万円→R4:28,814百万円と328百万円の増、全体会計においてR3:34,227百万円→R4:34,363百万円と136百万円の増、連結会計においてR3:37,013百万円→R4:37,226百万円と213百万円の増となった。負債額は一般会計等においてR3:14,655百万円→R4:14,945百万円と290百万円の増、全体会計においてR3:17,514百万円→R4:17,412百万円と102百万円の減、連結会計においてR3:18,825百万円→R4:18,828百万円と3百万円の増となった。これは、旧中里消防署建物が事務組合から譲渡となったことにより資産が増加したもの。今後、大型建設事業である(仮称)中泊町総合福祉健康センターの竣工を控えており、R5年度までにかけ、資産額や負債額も大幅に増加する見込みである。公共施設等総合管理計画に基づき、集約化・複合化・長寿命化を進める。
2.行政コストの状況
純経常行政コストは、一般会計等においてR3:7,434百万円→R4:7,071百万円と前年度比363百万円の減、全体会計においてR3:10,394百万円→R49,812百万円の582百万円の減、連結会計においてR3:12,056百万円→R4:12,818百万円の762百万円の増となった。純行政コストは、一般会計等においてR3:7,388百万円→R4:7,074百万円と314百万円の減、全体会計においてR3:10,347百万円→R4:9,815百万円と532百万円の減、連結会計においてR3:12,014百万円→R4:12,818百万円と前年度比804百万円の増となった。一般会計等と全体においては、コストが抑えられている。連結においてコストが増となっている要因としては、事務組合における北部中央消防署がR4.6に竣工したことにより、管理経費等にかかる負担金が増えたことが考えられる。徐々に令和元年以前の水準に戻りつつあるが、依然コストは高止まりしている。公共施設の適正管理を努めることにより、経費の縮減を図る。4.資金収支の状況業務活動収支一般会計等投資活動収支3,0002,0001,000A1,000△2,000A3,000△4,000分析:R4年度は、一般会計等において業務活動収支が1,023百万円の増、投資活動収支が1,255百万円の減、財務活動収支が310百万円となり、資金収支は78百万円の増となった。全体会計においては、業務活動収支は1,305百万円の増、投資活動収支は1,407百万円の減、財務活動収支は83百万円の増となり資金収支は19百万円の減となった。連結会計においては、業務活動収支が1,333百万円の増、投資活動収支が1,915百万円の減、財務活動収支が146百万円増となり、資金収支は436百万円の減となっている。R3年度は、学校や消防署、(仮称)総合福祉健康センターの建設が重なり、借入金に依存した状況であった。R4年度は、一般会計等、全体会計、連結会計共に、業務活動収支から投資活動収支を減算した基礎的財政収支が大きくマイナスであり、借入金で収支を賄っている状況に変わりがない状態であるが、学校及び消防署建設が終了したことから、財務活動収支に改善が見られた。R5年度まで、(仮称)総合福祉健康センターの投資建設が続くことから、財政収支は悪化するものと推測されるが、その後は収支状況の改善に努めていく。
3.純資産変動の状況
本年度純資産変動額は、前年度と同様に一般会計等において税収等の財源が純行政コストを上回ったことから、本年度純資産変動額は38百万円の増、全体会計において238百万円の増、連結会計において210百万円の増となった。純資産残高そのものは、増加となったものの一般会計等、全体会計、連結会計共にほぼ横ばいとなっている。
4.資金収支の状況
R4年度は、一般会計等において業務活動収支が1,023百万円の増、投資活動収支が1,255百万円の減、財務活動収支が310百万円となり、資金収支は78百万円の増となった。全体会計においては、業務活動収支は1,305百万円の増、投資活動収支は1,407百万円の減、財務活動収支は83百万円の増となり資金収支は19百万円の減となった。連結会計においては、業務活動収支が1,333百万円の増、投資活動収支が1,915百万円の減、財務活動収支が146百万円増となり、資金収支は436百万円の減となっている。R3年度は、学校や消防署、(仮称)総合福祉健康センターの建設が重なり、借入金に依存した状況であった。R4年度は、一般会計等、全体会計、連結会計共に、業務活動収支から投資活動収支を減算した基礎的財政収支が大きくマイナスであり、借入金で収支を賄っている状況に変わりがない状態であるが、学校及び消防署建設が終了したことから、財務活動収支に改善が見られた。R5年度まで、(仮称)総合福祉健康センターの投資建設が続くことから、財政収支は悪化するものと推測されるが、その後は収支状況の改善に努めていく。
財務書類に関する情報②(2023年度)
1.資産の状況
令和4年度における住民一人当たりの資産額は288.1万円と類似団体512.6万円と比較して224.5百万円少ない。歳入額対資産比率は2.88年と類似団体平均4.12年と比べ1.24年少ない。しかしながら、有形固定資産減価償却率は74.1%と類似団体平均66.9%と比べ7.2%高い。住民一人当たりの資産や歳入額対資産比率は高低で優劣のつく性質の指標ではないが、有形固定資産減価償却率は類似団体と比較しても課題があるといえる。有形固定資産減価償却率は、過去5年を見ても72~74%台と高止まり状態となっている。不要な財産は公共施設等総合管理計画の基づき、集約・解体・処分・貸付等を実施し、有形固定資産の効率性を高めていく。
2.資産と負債の比率
純資産額は48.1%と類似団体平均75.5%と比べ27.4%少なく、将来世代負担比率は45.2%と類似団体平均20.1%と比べ25.1%高い。近年は、大型事業実施の有無にかかわらず借入依存体質が根強く、将来世代負担比率が増加傾向にある。大型事業の終了に伴い、借入そのものは落ち着くものと推測するが、将来負担を抑えた財政運営を推進する必要がある。
3.行政コストの状況
住民一人当たりの行政コストは70.7万円と類似団体平均値99.1万円と比べ28.4万円低い。指定管理制度の導入や電話案内等のコア業務以外の委託、外部人材の活用等への注力により、類似団体に比べコストの削減と業務効率の向上につながっている。定年再雇用活用、新卒採用により、適正な人員構成を維持し、人件費が抑えられ1人当たりの行政コストが抑えられているといえる。R4年度は、新型コロナウイルス感染症対策に落ち着きが見られたことから純行政コスト縮減となっている。スクラップ&ビルドによる事業手法の見直しを進めるなど、コスト低減に引き続き取り組んでいく必要がある。
4.負債の状況
住民一人当たりの負債額は149.5万円と類似団体125.5万円と比べ24万円高い。基礎的財政収支は△75百万円となり、類似団体266.3百万円と比べ341.3百万円と高い。R4年度は、学校建設及び消防署建設の終了により投資活動収支が縮減されたものの、依然として負の状態である。R3年度において、こどまり学園の建設等大型投資により、投資活動収支が大きく負となり、基礎的財政収支が大幅に悪化している。R5年度まで予定されている大型事業:(仮称)総合福祉健康センター建設事業が終了するまでは、住民一人当たりの負債額は、継続的に上昇する見込みである。新規事業開始前に事業性を評価し、費用対効果や将来像との整合性の面から優先度を決定し、赤字の縮小に努める。
5.受益者負担の状況
受益者負担の割合は3.0%と類似団体4.6%と比べ1.6%低い。過去5年を比較しても3%とほぼ横ばいとなっている。受益者負担割合が少ない理由は、①非課税世帯や低所得層が多く、応能負担額が低い、②所得の再分配が行われるなど、経済的要因に起因しているものと思われる。受益者負担額については、高すぎても低すぎても行政活動の自立性を欠くことになるが、経常費用の縮減に努めるとともに、適正な受益者負担を求めていきたい。
出典:
財政状況資料集
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統一的な基準による財務書類に関する情報
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