地域において担っている役割
療養への対応、在宅への連携を見据えた高齢者医療、身近な外来機能
経営の健全性・効率性について
南和保健医療圏内の公立3病院の病院機能を再編し、医療圏内における地域医療センター(回復期・慢性期)として平成29年度から、療養病棟(45床)を休床し、一般病棟(45床)のみで運用を開始した。リニューアルのため1年間のブランクがあり、また、平成29年4月のリニューアルオープン後まだ日が浅いため、「①経常収支比率」及び「②医業収支比率」が平均値より大幅に低い。今後、休床している病棟の運用等収益向上に向けた取り組みを進めていく。
老朽化の状況について
医療圏内の公立3病院の再編により、旧県立五條病院の建物をリニューアルした関係もあり、「③1床当たりの有形固定資産」は類似病院平均値より高くなっている。今後、減価償却費の増大が予想されることから、収入の確保に向け取り組みを進めていく。
全体総括
南和保健医療圏内の公立3病院を1つの救急病院(急性期)と2つの地域医療センター(回復期・慢性期)に再編した。五條病院は、平成29年4月からリニューアルオープンしたところであり、今後は、公立病院改革プラン(南和広域医療企業団中期計画)に基づき、休床中の療養病棟(45床)の段階的運用、南奈良総合医療センターや地域の医療機関との連携強化等、入院・外来患者の増加等に積極的に取り組んでいく。