藤枝市:藤枝市立総合病院

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2018年度)

地域において担っている役割

当院が地域において担っている役割として、救急医療では、2次医療圏で唯一の救命救急センターとして地域の重篤な救急患者の受入れを行っています。がん医療では、2次医療圏で唯一の国指定「地域がん診療連携拠点病院」として質の高いがん医療の提供を行っています。周産期医療では、「地域周産期母子医療センター」としてNICUを整え、充実した小児・周産期医療を提供しています。

経営の健全性・効率性について

救命救急センターでの高度な救急医療を提供したことや、治療効果の高い抗がん剤による化学療法を実施したことで、入院・外来患者1人1日当たり収益がそれぞれ前年度を上回った。医業収支比率は前年度に比べ0.4ポイント下回り、経常収支比率も前年度に比べ0.8ポイント下回ったものの、類似病院より高い状態を維持しています。病床利用率は、前年度に引き続き、類似病院より高くなっており、効率的な病床運営が行われています。累積欠損金比率は前年度に比べ5.2ポイント改善したものの、依然として類似病院より高いため、引き続き収支の改善に努めます。職員給与費対医業収益比率は前年度を下回りましたが、依然として類似病院より高い状態です。安定した診療体制維持に伴う応援医師の増加による影響があります。材料費対医業収益比率は類似病院よりも低い状態が続いています。引き続き安価な調達に努めます。

老朽化の状況について

有形固定資産減価償却率、器械備品減価償却率とも、類似病院より高くなっており、平成7年の開院から24年を経過し、老朽化に伴う施設・設備の更新の必要性が高まっていることを示しています。今後は、施設・設備の修繕計画を策定し、医療の質を確保するとともに、計画的な投資により、施設・設備の長寿命化を図っていきます。

全体総括

平成30年度は、救命救急センターでの高度な救急医療を提供したことや、地域がん診療拠点病院として治療効果の高い抗がん剤による化学療法を実施したことにより、一人一日あたりの診療単価が伸び、前年度を上回る収益を計上しました。その結果、経常収支差引では収益が費用を上回り、2年連続で経常収支の黒字となりました。しかし、老朽化した施設・設備の維持管理や修繕費用の増加、診療体制の充実に伴う給与費の増加、高額な抗がん剤をはじめとする薬品費の増加など、今後も非常に厳しい経営状況が予想されます。「質が高く、安心・安全な医療を継続して提供する急性期病院」を目指して、充実した診療体制を維持しつつ、経費削減など、より一層の収益確保に努め、各指標の改善を図ります。

類似団体【1】

札幌病院 市立函館病院 総合病院 市立釧路総合病院 中央病院 八戸市民病院 中央病院 市立病院 大崎市民病院 中央病院 市立病院済生館 荘内病院 日本海総合病院(法人内診療所含む) 公立置賜総合病院 総合磐城共立病院 中央病院 がんセンター 市立病院 医療センター 国保松戸市立病院 地方独立行政法人総合病院国保旭中央病院 君津中央病院 大塚病院 駒込病院 墨東病院 多摩総合医療センター 小児総合医療センター 総合病院 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター 公立昭和病院 市民病院 みなと赤十字病院 川崎病院 藤沢市民病院 中央病院 新潟市民病院 中央病院 富山市民病院 市立砺波総合病院 中央病院 県立病院 県立中央病院 岐阜市民病院 大垣市民病院 岐阜県総合医療センター 多治見病院 静岡がんセンター 浜松医療センター 島田市民病院 中央病院 磐田市立総合病院 藤枝市立総合病院 静岡県立総合病院 地方独立行政法人静岡市立静岡病院 掛川市・袋井市病院企業団立中東遠総合医療センター がんセンター中央病院 西部医療センター 豊橋市民病院 岡崎市民病院 一宮市立市民病院 春日井市民病院 豊川市民病院 小牧市民病院 公立陶生病院 市立四日市病院 総合病院 市立長浜病院 京都市立病院 市立豊中病院 大阪急性期・総合医療センター 大阪国際がんセンター 総合医療センター 地方独立行政法人市立東大阪医療センター 尼崎総合医療センター リハビリテーション中央病院 中央市民病院 加古川中央市民病院 公立豊岡病院 紀南病院 中央病院 中央病院 県立広島病院 福山市民病院 広島市民病院 安佐市民病院 県立総合医療センター 中央病院 中央病院 高知医療センター 医療センター 長崎みなとメディカルセンター市民病院 地方独立行政法人 佐世保市総合医療センター 熊本市民病院 県立病院 宮崎病院 市立病院 中部病院