地域において担っている役割
都道府県がん診療連携拠点病院、特定機能病院、がんゲノム医療中核拠点病院として静岡県のがん対策の中枢を担い、がん医療水準の均てん化及び高度先進医療等の提供に努めている。
経営の健全性・効率性について
令和2年度より収支は改善したものの、新型コロナウイルス感染症の影響等により赤字計上となった。新型コロナウイルス感染症への対応や光熱費の高騰等の経営上の懸念事項はあるものの、診療報酬の最適化、病床稼働率向上への取組、薬価交渉によるコスト削減や設備投資計画の見直しによる更新費用の圧縮等の経営改善に努め、健全性・効率性を確保していく。
老朽化の状況について
開院から20年ほど経過し、施設、設備等の老朽化が進んでおり、費用負担が偏らないよう改修・更新を計画的に行っているところであるが、今後は経営状況を踏まえ、更に優先順位をつけて更新を進めていく。減価償却率が高まることになってしまうが、経営の健全化ともバランスを取りながら実施する。
全体総括
今後も、病院運営の機動性の向上や職員の経営参画意識の醸成など、現行の地方公営企業法の全部適用により得られるメリットを生かした経営改善に取り組み、一層の経営合理化に努めていく。