地域において担っている役割
地域の基幹病院として、医療圏域内における重症・専門・救急医療を提供する役割を担っている。
経営の健全性・効率性について
コロナ対応では、地域の基幹病院であることから重症、妊婦、小児を受け入れたため他の診療に制限がかかった。ウィズコロナの対応を進めることで、このような診療制限があっても病床利用率を上昇させることができ、経常収支比率、医業収支比率とも改善がみられた。今後は適正な薬価交渉のもと、材料費対医業収益比率の低減に取り組んでいく。
老朽化の状況について
病院の新築移転から10年以上経過し固定資産の償却が進んでいる。(有形固定資産減価償却率)器械備品減価償却率については規模の大きい電子カルテシステムの更新が元年度より始まったため増加傾向が続いている。長寿命化を図りながら、安定的な整備・更新に取り組む。
全体総括
地域の基幹病院としての役割を果たしながら、ウィズコロナの取組を継続し病床利用率の上昇による収益の増加を図り、材料費をはじめとした適正な支出により費用を抑制し、経営の健全化に取り組む。