安曇野市:特定環境保全公共下水道
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20:長野県
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安曇野市:特定環境保全公共下水道
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経営比較分析表(2019年度)
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率平成30年2月から、区域外の企業等より汚水の受け入れを開始したため営業収益が増加したが、汚水量の増加に伴い営業費用も増加し、経常収支比率は微減した。②累積欠損金比率累積欠損金は発生していない。③流動比率区域外の企業等や大口使用者の影響もあり営業収益が増加し、現金や未収金等の流動資産が増加したことにより上昇した。今後も計画的な企業債の償還により100%以上を維持できる見込みである。④企業債残高対事業規模比率短期間(平成11~30年度)に施設整備を推進してきたことから高い比率を示しているが、計画的な企業債の償還により低下する見込みである。⑤経費回収率、⑥汚水処理原価平成30年度に区域外流入を開始し、前年度に比べてさらに汚水量が増加したことに伴い維持管理費が増加したため、前年度より汚水処理原価が増加し、経費回収率が悪化した。⑦施設利用率特定環境保全公共下水道は流域下水道へ接続しており、処理場を保有していない。⑧水洗化率下水道未接続者へのダイレクトメールの発送や下水道接続助成等により、水洗化人口が増加し水洗化率が向上した。今後も下水道接続促進に取り組む。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率平成28年度に法適用を開始して以降、減価償却を行っているため上昇傾向である。②管渠老朽化率法定耐用年数を経過した管渠はない。③管渠改善率受贈財産の増加により、前年度に比べて増加した。現在、老朽化を示す指標は非常に低いが、短期間で整備工事を行ってきたことから、将来的に更新時期が集中することが想定されるため、計画的にカメラ調査や適切な維持管理をし、長寿命化対策に取り組む。
全体総括
特定環境保全公共下水道事業は、経常収支比率、経費回収率は昨年度と比較すると悪化している。また、現在老朽化を示す値は非常に低いが、今後は更新需要の増加が想定されるため、ストックマネジメントの策定に着手する。また、将来の健全運理に備えるためにも、下水道処理施設の統廃合を検討している。今後も「安曇野市下水道事業経営戦略」に基づき、計画的に事業を遂行し、水洗化率の向上、施設の長寿命化のための適切な維持管理と経費削減に取り組み、健全で持続可能な経営を図っていく。