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地方財政ダッシュボード

奈良県広陵町の財政状況(2015年度)

🏠広陵町

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2015年度)

財政力指数の分析欄

類似団体内平均値(0.66)を0.07ポイント下回っている。大幅な税収の伸びが見込めない中、更なる歳出削減を実施するとともに、企業誘致、徴収業務の強化に取り組み、財政基盤の強化に努める。

経常収支比率の分析欄

類似団体内平均値(87.2)を6.0%上回っている。クリーンセンターをはじめとする施設の維持修繕・維持管理にかかる経費が増加している。人口増加に伴う社会基盤整備として実施してきた投資的経費にかかる公債費負担の占める割合も大きい。当面は、92.0ポイントを下回るよう事務事業の重点化と費用対効果を見ながらも質的充実を図りながら、経常経費の一層の削減に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体内平均値(108,571円)を6円下回っている。人件費において、今後も必要最小限の採用に留め、引き続き最小限の経費で効率的な財政運営に努める。物件費において、今後も事務事業の見直しにより物件費全体の抑制を図り、必要最小限の経費で効率的な財政運営を目指す。

ラスパイレス指数の分析欄

類似団体内平均値(97.2)を2.3ポイント上回っている。平成23,24年度と続く国家公務員の給与削減に連動して、指数が上昇している。また、平成25年度は全国市町村に対して給与削減の要請がなされ、各市町村の減額のばらつきにより平均値を上回った。諸手当については国の制度と同水準であり、今後も適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

類似団体内平均値(6.27人)を0.7人下回っている。これまで5カ年50人削減方針による退職者の不補充などを実施してきた。今後も必要最小限の採用に留め、適正な定員管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

類似団体平均値(6.8%)を4.3%上回っている。これまで人口増加に伴う社会基盤整備として、継続的に投資的事業を推進してきたために公債費が増嵩、さらに県第二浄化センターの関連で下水道整備事業を推進してきたことに伴う繰出金が実質公債費を高くしている要因である。今後は投資的事業の抑制や下水道使用料の適正化を段階的に行うことで繰出金を縮減し、実質公債費比率のさらなる減少を目指す。

将来負担比率の分析欄

類似団体平均値(13.0%)を43.7%上回っている。将来負担の軽減を図るため、公的資金補償金免除繰上償還や真美ヶ丘地区における旧都市整備公団立替施行にかかる関公費の補償金免除繰上償還を実施してきた。今後も投資的事業を抑制することにより、後世への負担軽減を図る。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2015年度)

人件費の分析欄

類似団体内平均値(22.5%)を4.0%下回っている。これまでの5カ年50人削減方針による退職者の不補充などを実施してきたことにより、一定の効果を上げている。今後も必要最小限の採用に留め、引き続き人件費の抑制に努める。

物件費の分析欄

類似団体内平均値(16.2%)を3.7%上回っている。職員数の抑制による臨時職員の雇用に伴う職員賃金やクリーンセンターの燃料費が増大している。今後も事務事業の見直しにより物件費全体の抑制を図り、必要最小限の経費で効率的な財政運営を目指す。

扶助費の分析欄

類似団体内平均値(8.2%)を2.7%上回っている。高齢化による医療及び介護給付費の増大や子どもの増加による保育園の運営委託料などの福祉関係費が年々増加している。

その他の分析欄

類似団体内平均値(14.3%)を0.5%下回っている。繰出金が大部分(11.5%)を占めている。特別会計においては経費の削減と独立採算の原則による料金改定等の適正化を図ることにより、繰出金の削減に努める。

補助費等の分析欄

類似団体内平均値(13.1%)を0.7%上回っている。旧都市整備公団立替施行に係る関公費の償還金をはじめ、消防やし尿処理に係る一部事務組合への負担金に因るところが大きい。

公債費の分析欄

類似団体内平均値(12.9%)を3.4%上回っている。人口増加に伴う社会資本整備を継続的に実施してきたことに加え、図書館・総合保健福祉会館・清掃施設など大規模施設の整備事業の財源として多額の地方債を発行してきたことが要因である。今後、給食センターの建設や本庁舎の耐震工事により公債費が増加していくことが見込まれるので、引き続き地方債の発行を伴う普通建設事業を抑制に努める。

公債費以外の分析欄

類似団体内平均値(74.3%)を2.6%上回っている。扶助費及び物件費の増加に因るところが大きい。類似団体に比べて、経常収支比率が高い水準で推移していることを踏まえ、今後も不要不急の事業は行わず、事務事業全体の見直しを行い、必要最小限の経費で効率的な財政運営を目指す。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

総務費と土木費については類似団体内平均値を大きく下回っている一方、衛生費、教育費と公債費については類似団体内平均値を大きく上回っている。クリーンセンター関連施設の維持修繕・維持管理にかかる経費が増加している。また、これまで人口増加に伴う社会基盤整備として、継続的に投資的事業を推進してきたために公債費が嵩んでいる。今後も給食センターの建設や本庁舎の耐震工事により公債費が増加していくことが見込まれるので、引き続き地方債の発行を伴う普通建設事業を抑制に努める。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

人件費と繰出金については類似団体内平均値を大きく下回っている一方、物件費、維持補修費、補助費等と普通建設事業費については類似団体内平均値を大きく上回っている。クリーンセンターをはじめとする施設の維持修繕・維持管理にかかる経費が増加している。また、人口増加に伴う社会基盤整備として実施してきた投資的事業の修繕事業が増加している。今後もさらなる事務事業の重点化と費用対効果を見ながらも質的充実を図りながら、経常経費の一層の削減に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2015年度)

分析欄

平成25年度に公有地の売却により、財政調整基金残高が増加した。今後も引き続き新規採用職員の抑制、各事務事業の見直し等行財政改革の取り組みをすすめ、実質単年度収支の改善を図り基金に頼らない財政構造の構築を目指す。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2015年度)

分析欄

国民健康保険事業が医療費の抑制や保険税率の改正等により平成26年度に黒字となった。今後も赤字とならないよう引き続き効率的な財政運営に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

平成20年度から24年度にかけて公的資金の補償金免除繰上償還を実施してきたことにより元利償還金が減少してきている。今後、給食センターの建設や本庁舎の耐震工事により公債費が増加していくことが見込まれるため、引き続き地方債の発行を伴う普通建設事業の抑制に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

将来負担比率の軽減を図るため、公的資金の補償金免除繰上償還や真美ヶ丘地区における旧都市整備公団立替施行に係る関公費の補償金免除繰上償還を実施してきた。今後も投資的事業の抑制による地方債現在高の減少、新規採用職員を必要最小限に抑制し退職手当負担見込額を軽減することにより、後世への負担軽減を図る。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2015年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

類似団体内平均値(52.8%)を12.0%上回っている。昭和50年代からの真美ヶ丘地区の開発により、建設した施設が30年経過し老朽化してきているため減価償却率を押し上げている。今後は、定期的な点検・修繕により実際の使用出来る期間を延伸していく。

債務償還可能年数の分析欄

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

類似団体内の将来負担比率(13.0%)と有形固定資産減価償却率(52.8%)をそれぞれ43.7%、12.0%上回っている。これまで人口増加に伴う社会基盤整備として、継続的に投資的事業を推進してきたために将来負担率が高くなっている要因である。今後は、施設使用できる期間を延伸する事業を行いながら、投資的事業の抑制をしつつ、将来負担を軽減していく。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

類似団体平均値を各年、将来負担比率と実質公債費比率ともに上回っている。これまで人口増加に伴う社会基盤整備として、継続的に投資的事業を推進してきたために将来負担率が高くなっている要因である。今後は、投資的事業の抑制をしつつ、必要最低限の借入により将来負担及び公債費を軽減していく。

施設類型別ストック情報分析表①(2015年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

減価償却率は、各施設とも類似団体平均値を上回っている。昭和50年代からの真美ヶ丘地区の開発により、建設した施設が30年経過し各施設とも老朽化してきているのが要因である。一人あたりの面積は、道路、橋りょう・トンネル、認定こども園・幼稚園・保育所について、類似団体平均値より多い一方、公営住宅、学校施設については、類似団体平均値より少なくなっている。施設の更新する際には、施設の延伸を図るとともに今後の人口変動を見据えた面積に削減するよう努める。

施設類型別ストック情報分析表②(2015年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

減価償却率については、図書館、体育館・プール、消防施設、庁舎が類似団体平均値を上回っており、福祉施設、一般廃棄物処理施設、保健センター・保健所が類似団体平均値を下回っている。特に庁舎については88.3%と高くなっているため、耐震及び延伸のため平成27年度から耐震補強工事を行っている。一人あたりの面積は、図書館、福祉施設、一般廃棄物処理施設、保健センター・保健所が類似団体平均値を上回っており、体育館・プール、消防施設、庁舎が類似団体平均値を下回っている。施設の更新する際には、施設の延伸を図るとともに今後の人口変動を見据えた面積に削減するよう努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,