簡易水道事業
簡易水道事業
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財政力指数の分析欄値が高いほど財政力が強いとされる財政力指数(令和3年度~令和4年度の3ヶ年平均)は、対前年度から0.01ポイント低くなっており、類似団体内平均値と比べても0.02ポイント低く、減少傾向にあります。また、人口減少や全国平均を上回る高齢化率(令和5年度末48.7%)に加え、町内に中心となる産業がないこと等により財政基盤が弱く大変厳しい財政力指数となっていることに変わりありません。今後においても財政指数の大きな改善は望めないため、公共施設の統廃合を含めた具体案の検討を進めていきます。 | 経常収支比率の分析欄経常収支比率は、財政構造の弾力性を測る指数として用いられており、数値が低いほど良いとされています。類似団体の平均値から、8.4ポイント低くなっており、対前年度からは、4.0ポイント高くなりました。この要因としては、新型コロナウイルス感染症対応経費等の国庫支出金の減額が大きく影響していると考えられます。今後は、地方税等使途に制限がない経常的な収入が減少していくことが予測されるため、この水準を維持していくために義務的経費の削減に努める必要があります。 | 人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄対前年度と比較した決算総額は、物件費が28,363千円の増、扶助費が32,345千円の増、補助費等は123,325千円の増になり1人当たり23,743円の増加となりました。この要因として、乳幼児医療費における扶助費の増額や、令和5年度より法適用された簡易水道及び下水道に対する補助金の増額が考えられます。また、庁舎整備基金への積み立てや公共施設等解体基金への積み立て等今後発生する支出に備え計画的に行っており、今後も、自主運行バス事業の外部委託など人件費の削減に向けた取り組みを行っていきます。 | ラスパイレス指数の分析欄国家公務員の給与を基準として、職員の給与水準を表しているラスパイレス指数は、類似団体内平均値より1.5ポイント高くなっておりますが、対前年度でも1.1ポイント増加しておりますが問題ない数値だと認識しています。経験年数階層区分の変動が影響するので、今後も引き続き給与の適正化に努めます。 | 人口1,000人当たり職員数の分析欄人口千人当たりの職員数は、対前年度から0.07ポイント減少しておりますが、類似団体内平均値との比較では0.28ポイント高い値となっています。これは、算定基礎数値となる人口が82人(3,373人から3,291人)減少していることが要因と考えられますが、問題のない数値だと認識しています。今後は、年代別職員構成のバランスに配慮しながら、定員管理計画に沿った適正な人事管理を行っていきます。 | 実質公債費比率の分析欄数値が高いほど財政運営が硬直化していることを示している実質公債費比率は、類似団体内の平均より3.9ポイント低くなり、対前年度と比較すると1.3ポイントと年々改善されています。今後は学校統合や公共施設の解体等により多額の経費が掛かることが見込まれますので、少しでも有利な地方債の活用を行い、一層の財政健全化を目指します。 | 将来負担比率の分析欄数値が高いほど財政を圧迫する可能性が高いとされる将来負担比率は、ゼロとなっています。この要因は、将来支払っていく可能性のある負担額を財政調整基金等の充当可能な財源が上回っているためです。今後も計画的な基金運用や地方債の借入額の抑制を図り、財政の健全化に努めます。 |
人件費の分析欄対前年度では0.5ポイント増加しています。地方交付税等の財源が前年度に比べて少なかったことが減少の要因と考えられます。類似団体内平均値を4.1ポイント上回っていますが、この要因は、組織改革による役職職員の増加によるものです。今後は、計画的な雇用と人材配置を行い、人件費の抑制に努めます。 | 物件費の分析欄類似団体内平均値と比較すると0.6ポイント低くなっております。バス車両整備等管理業務委託料などの委託料等が増加しており(約2千9百万円の増)などにより、対前年度との比較でも、2.0ポイント増加しました。第5次行政改革への取り組みを通じて、一層の経費削減に努めて行く必要があります。 | 扶助費の分析欄扶助費に係る経常収支比率は、対前年度比0.6ポイント増加し、類似団体内平均値と比べても0.9ポイント高くなっています。増加の要因は、住民税非課税世帯等臨時特別給付事業(29,470千円)の増加が考えられます。今後も扶助費による財政圧迫を招かぬよう、対策を講じていく必要があります。 | その他の分析欄類似団体内平均値と比較すると、0.9ポイント低く、対前年度と比較すると、0.4ポイント増加しています。令和5年度に公営企業会計の一部適用化に移行し、中長期的な視野に立った経営戦略の見直しを含め、将来負担を見据えた料金体系の見直しに努めていますが依然として施設の老朽化に伴う改修費用や維持管理経費が膨らんでくることが予想されます。 | 補助費等の分析欄類似団体内平均値と比較すると3.6ポイント低くなっており、対前年度との比較では、0.9ポイント増加しました。この主な要因は、令和5年度より簡易水道事業特別会計及び下水道事業特別会計が公営企業法を適用したことにより新たに補助金として支出していることがが、影響していると考えられます。今後においても、事業内容の検証を行い、適正な支出に努めていきます。 | 公債費の分析欄公債費については、ここ数年借入額の抑制を図っており、類似団体内平均値と比較すると8.3ポイント低くなっています。今後においても非常に厳しい財政運営が予測されるため、予算規模を縮小するなど、地方債に頼らない計画的な対策を講じ、財政健全化に努めます。 | 公債費以外の分析欄公債費以外の経常収支比率は、類似団体内平均値より0.1ポイント低く、対前年度比では、4.4ポイント増加しています。新規工事である大柿橋修繕工事94,940千円の増額などが大きな原因と考えられます。今後も計画的かつ効率的な財政運営に努めます。 |
議会費労働費消防費諸支出金総務費農林水産業費教育費前年度繰上充用金民生費商工費災害復旧費衛生費土木費公債費 |
目的別歳出の分析欄歳出決算総額は、住民一人当たり951,239円となっており、対前年度と比較して7,801円減少しています。類似団体内平均値は、全てにおいて低い値となっています。大きく減少した農林水産業費については、普通建設事業のの終了によるものです。ほかに、災害復旧費は、令和5年度5月・6月豪雨に伴う災害復旧工事の増額、公債費は、償還が完了した起債があるため減少です。民生費、教育費、土木費の増加については、障がい福祉サービスの利用に係る扶助費の増加や、七宗町体育館解体に伴う詳細設計委託料、橋梁改良工事など新規の普通建設事業費の増加、庁舎整備基金の積立、第三セクター指定管理料に係るものです。 |
人件費補助費等災害復旧事業費投資及び出資金物件費普通建設事業費失業対策事業費貸付金維持補修費普通建設事業費(うち新規整備)公債費繰出金普通建設事業費(うち更新整備)積立金前年度繰上充用金 |
性質別歳出の分析欄歳出決算総額は、住民一人当たり951,239円となっており、繰出金及び投資及び出資金を除くその他の項目において、類似団体内平均値より低い値になっています。対前年度と比較して7,801円減少しています。特に対前年度から大きく減少した普通建設事業費については、新規の橋梁修繕工事の施工等によるものです。事務的経費については、人件費が住民一人当たり200,837円、扶助費が88,738円、公債費61,912円と、それぞれ対前年比から5,678円増加、11,773円増加、1,938円減少しました。今後も、すべての区分において類似団体内平均値を下回るよう、コスト削減に努めていきます。 |
基金全体(増減理由)・令和5年度末の普通会計の基金残高は、3,490百万円となっており、対前年度より186百万円増加しています。これは、まちづくり基金で105百万円、財政調整基金で77百万円、庁舎整備基金50百万円の積立を行い、まちづくり基金の取り崩しで91百万円を事業財源としましたが、積立の増加が主な要因です。(今後の方針)・ふるさと納税制度において、返礼品は寄付額の3割以下の地場産品に限るとされたことにより、寄附金の伸びは見込めない状況にあります。今後においては、中長期的に基金の使途の明確化を図り、また、公共施設の老朽化対策の備えとして、計画的な積み増しと、有効な活用に努めていきます。 | 財政調整基金(増減理由)・令和5年度末の基金残高は、1,440百万円となっており、対前年度より77百万円の増加となっています。平成29年度以降ひちそうまちづくり寄附金(ふるさと納税)により、基金の取り崩しを行う必要がなく、令和4年度66百万円、令和5年度77百万円の決算余剰金の積立により増加しています。(今後の方針)・現在、七宗町の財政調整基金は標準財政規模比で50%を超えており、全国平均を大きく超える残高となっていますが、今後、公共施設等の老朽化対策費用が嵩むことが見込まれることや、災害時の対応に備えるため、今後も適正に残高の管理をしていきたいと考えています。 | 減債基金(増減理由)・令和5年度の基金残高は、54百万円となっており、対前年度と変わりありません。平成25年度に地方債の繰上償還を行うため、171百万円を取り崩して以降、残高はここ数年変動していません。(今後の方針)・地方債の新規借入額の抑制をしているため、公債費については年々減少しており、現在は積立や取り崩しの計画はないため、今後の変動はないものと考えます。また、公債費の適正化に取り組み、地方債を減少させていきたいとたいと考えています。 | その他特定目的基金(基金の使途)・まちづくり基金:「ひちそうまちづくり寄附金条例」に基づき、主に次の①~⑥の事業に活用します。①「安全で便利な生活基盤づくりに関する事業」②「快適でうるおいのある環境づくりに関する事業」③「思いやりの地域福祉づくりに関する事業」④「こころ豊かなひとづくりに関する事業」⑤「魅力と活力あふれる産業づくりに関する事業」⑥「自主・自立のまちづくりに関する事業」・庁舎整備基金:庁舎の改築等に要する資金を積み立てて活用します。・地域福祉基金:地域福祉の増進に資する各種民間活動の振興を図るために活用します。・地域振興基金:地域における福祉活動の促進、快適な生活環境形成のための地域振興を推進するために活用します。・公共施設等解体基金:公共施設等の解体及び撤去に活用します。(増減理由)・まちづくり基金:ふるさと納税による寄附により、事業財源の91百万円の取り崩しは行ったが、105百万円の積み立てを行ったため前年度に比べて総額57百万円の減額となっています。・庁舎整備基金:庁舎の改築等に備え50百万円の積立を行ったため、基金残高は約491百万円となっています。(今後の方針)・まちづくり基金:寄附者から指定された事業の財源として有効に活用していきます。・庁舎整備基金:公共施設個別施設計画により算出された新庁舎更新費用が約850百万円であり、その金額を目標に毎年30百万円の積立と決算余剰金の状況による定期的な積み増しにより、基金残高の増加を目指していきます。 |
有形固定資産減価償却率の分析欄令和5年度における本町の減価償却率は、類似団体内平均値と比較して9.9ポイント高く、施設の老朽化が他団体に比べて進行していることが示唆される。公共施設総合管理計画は令和4年に策定されており、当該計画に基づき、施設の適正管理を図りながら老朽化対策を推進することが求められる。 | 債務償還比率の分析欄債務償還比率は、現在生じていない。主な要因として、平成21年および平成23年度から26年度にかけて、地方債の繰上償還を実施し、地方債残高を減少させるとともに、借入金額の抑制を図ってきたことが挙げられる。今後もこの水準を維持するため、堅実な財政運営に取り組むことが求められる。 |
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析将来負担比率は発生していない。一方で、有形固定資産減価償却率は過去5年間にわたり、類似団体内平均値を上回る状況が続いている。神渕小学校(昭和35年建設)、上麻生小学校(昭和42年建設)、本庁舎(昭和34年地建設)などが、いずれも99%以上の償却率に達しているためである。これらの状況は、必要な投資が行われず、老朽化対策が先送りされてきたこと、さらに既存施設を活用して財政負担を抑制してきたことが要因であると考えられる。今後は、公共施設総合管理計画に基づき、施設の老朽化対策に積極的に取り組む必要がある。 |
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分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析実質公債費比率は、類似団体内平均値より低い数値となっており、将来負担比率は計上されていない。これは、計画的な繰上償還や地方債の借入額を抑制してきたためである。今後も、毎年の地方債借入額を元利償還金よりも低く抑え、これまで以上に公債費の適正化に努めることで、実質公債費比率の低下に繋がっていくと考えられる。 |
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道路橋りょう・トンネル公営住宅港湾・漁港認定こども園・幼稚園・保育所学校施設児童館公民館 |
施設情報の分析欄類似団体の平均値と比較して、有形固定資産減価償却率が高い施設は、「道路」「公営住宅」「学校施設」「認定こども園・幼稚園・保育所」「橋りょう・トンネル」である。公営住宅の多くが昭和30~40年代に建設されており、耐用年数を超過したものが存在している。学校施設については、神渕小学校(昭和35年建設)、上麻生小学校(昭和42年建設)は有形固定資産減価償却率が99%以上と非常に高い値を示している。保育所は、七宗第1保育園園舎と七宗第2保育園園舎がともに30年を経過しており、これが有形固定資産減価償却率99%以上と高い要因の一つと考えられる。橋りょうは、昭和26年から昭和31年に建設された橋が有形固定資産減価償却率99%以上と高い値を示している。なお、令和5年度において、有形固定資産減価償却率を減少させる程度の修繕等は行われなかった。今後は、町営住宅等長寿命化計画および公共施設総合管理計画に基づき、適正管理を図りつつ、老朽化対策を実施することが求められる。 |
図書館体育館・プール福祉施設市民会館一般廃棄物処理施設保健センター・保健所消防施設庁舎 |
施設情報の分析欄類似団体内平均値と比較して、有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、「体育館・プール」「福祉施設」「保健センター・保健所」「庁舎」である。体育館については、七宗町体育館が昭和54年に建築され、40年以上経過しており、有形固定資産減価償却率も99%以上と高くなっている。庁舎については、本庁舎の一部が昭和34年に建設されており、有形固定資産減価償却率が非常に高い水準に達しているため、庁舎全体の償却率が高い要因の一つと考えられる。今後は公共施設総合管理計画に基づき適正管理を図り、老朽化対策に取り組んでいく。 |
資産合計負債合計 |
1.資産・負債の状況・一般会計等においては、資産総額が前年度末から208百万円の減少(△1.7%)となった。ただし、資産総額のうち有形固定資産の割合が69.3%となっており、これらの資産は将来の(維持管理・更新等の)支出を伴うものであることから、公共施設等総合管理計画に基づき、施設の集約化・複合化を進めるなど公共施設等の適正管理に努める。負債は年々減少しており、地方債の償還が進んでいることを表している。・下水道事業会計等を加えた全体では、資産総額は前年度末から1,540百万円の増加(10.3%)となり、負債総額も前年度末から2,146百万円増加(88.3%)した。資産総額は、下水道管等のインフラ資産を計上していること等により、一般会計等に比べて、4,122百万円多くなるが、負債総額も下水道管の長寿命化対策事業に地方債(固定負債)を充当したことや、簡易水道事業を令和5年度より連結対象としたこと等から、3,331百万円多くなっている。・後期高齢者医療広域連合やふるさと開発等を加えた連結では、資産総額は前年度末から1,531百万円の増加(9.8%)となり、負債総額も前年度末から2,151百万円増加(81.7%)した。資産総額は、可茂衛生や可茂消防が保有している公有用地などの資産を計上していること等により、一般会計等に比べて4,849百万円多くなるが、負債総額も可茂衛生や可茂消防の借入金等があること等から、3,538百万円多くなっている。 |
純経常行政コスト純行政コスト |
2.行政コストの状況・一般会計等においては、経常費用は3,040百万円となり、前年度比58百万円の減少(△1.9%)となった。ただし業務費用の方が移転費用よりも多く、最も金額が大きいのは減価償却費や維持補修費を含む物件費等(1,310百万円、前年度比27百万円)であり、純行政コストの44.6%を占めている。施設の集約化・複合化事業に着手するなど、公共施設等の適正管理に努めることにより、経費の縮減に努める。昨年より行政コストが減少した理由は、補助金等が前年度比で111百万円増加したものの、他会計への繰出金が248百万円減少したことである。・全体では、一般会計等に比べて、水道料金等を使用料及び手数料に計上しているため、経常収益が106百万円多くなっている一方、国民健康保険や介護保険の負担金を補助金等に計上しているため、移転費用が857百万円多くなり、純行政コストは1,221百万円多くなっている。・連結では、一般会計等に比べて、連結対象企業等の事業収益を計上し、経常収益が293百万円多くなっている一方、補助金等が885百万円多く、人件費が274百万円多くなっているなどことにより、経常費用が2,855百万円多くなり、純行政コストは2,586百万円多くなっている。 |
本年度差額本年度末純資産残高本年度純資産変動額 |
3.純資産変動の状況・一般会計等においては、税収等の財源(2,880百万円)が純行政コスト(2,936百万円)を下回ったことから、本年度差額は△56百万円(前年度比68百万円減少)となり、純資産残高は18百万円の減少で、11,133百万円となった。・全体会計では、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計の国民健康保険税や介護保険料が税収等に含まれることから、一般会計等と比べて財源が1,209百万円多くなっている。本年度差額は△68百万円となり、純資産残高は605百万円の減少となった。・連結会計では、後期高齢者医療広域連合への国県等補助金等が財源に含まれることから、一般会計等と比べて財源が2,555百万円多くなっている。本年度差額は△87百万円となり、純資産残高は1,765百万円の減少となった。 |
業務活動収支投資活動収支財務活動収支 |
4.資金収支の状況・一般会計等においては、業務活動収支は509百万円であったが、投資活動収支については△366百万円となっている。財務活動収支については、地方債償還支出が地方債発行収入を上回ったことから、△145百万円となっており、本年度末資金残高は前年度から2百万円減少し、151百万円となった。地方債の償還は進んでおり、経常的な活動に係る経費は税収等の収入で賄えている状況である。・全体会計では、国民健康保険税や介護保険料が税収等収入に含まれること、下水道料金等の使用料及び手数料収入がある一方、人件費や物件費等の増加より、業務活動収支は一般会計等より26百万円少ない483百万円となっている。投資活動収支では、△349百万円となっている。財務活動収支は、地方債償還支出が地方債発行収入を上回ったことから、△179百万円となった。本年度末資金残高は前年度から21百万円増加し、334百万円となった。・連結会計では、後期高齢者医療広域連合や可茂衛生における税収等収入や国県等補助金収入が業務収入に含まれること等から、業務活動収支は一般会計等より17百万円多い526百万円となっている。投資活動収支は△359百万円となっている。財務活動収支は、地方債の償還額が地方債発行収入を上回ったことから、△188百万円となり、本年度末資金残高は前年度から23百万円減少し、478百万円となった。 |
①住民一人当たり資産額(万円)②歳入額対資産比率(年)③有形固定資産減価償却率(%) |
1.資産の状況・住民一人当たり資産額及び歳入額対資産比率が類似団体平均を下回っているが、当団体では、道路や河川の敷地のうち、取得価格が不明であるため、備忘価格1円で評価しているものが大半を占めているためである。有形固定資産減価償却率については、類似団体よりやや高い水準にある。また、これらの公共施設等の老朽化に伴い、前年度より1.8%上昇している。公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設について、点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めていくなど、公共施設等の適正管理に努める。 |
④純資産比率(%)⑤将来世代負担比率(%) |
2.資産と負債の比率・純資産比率は、類似団体よりやや高い水準を維持している。(社会資本形成に係る将来世代の負担の程度を示す)将来世代負担比率は、類似団体平均を下回っている状況が続いている。本年度は前年度比で0.5ポイント減少して、7.7%となった。今後も、新規に発行する地方債の抑制を行うとともに、高利率の地方債の借換えを行うなど、地方債残高を圧縮し、将来世代の負担の減少に努める。 |
⑥住民一人当たり行政コスト(万円) |
3.行政コストの状況・住民一人当たり行政コストは類似団体平均を下回っており、昨年度より減少(△0.1万円)している。移転費用について、前年度比120百万円の減少で1,024百万円となったことが主因と考えられる。移転費用の減少は他会計への繰出金が前年度より減少したためである。物件費等について、施設の集約化・複合化事業に着手するなど、公共施設等の適正管理に努めることにより、経費の縮減に努める。 |
⑦住民一人当たり負債額(万円)⑧基礎的財政収支(百万円) |
4.負債の状況・住民一人当たり負債額は類似団体平均を大きく下回っている状況が続いている。今後とも新規に発行する地方債の抑制を行うとともに、高利率の地方債の借換えを行うなど、地方債残高を圧縮し、将来世代の負担の減少に努める。・業務・投資活動収支は、基金の取崩収入及び基金積立支出を除いた投資活動収支の赤字分が業務活動収支の黒字分を下回ったため、334百万円となっている。業務活動収支がプラスになった要因は租税収入と補助金収入が多かったためである。 |
⑨受益者負担比率(%) |
5.受益者負担の状況受益者負担比率は類似団体平均を下回っており、行政サービスの提供に対する直接的な負担の割合は比較的低くなっている。公共施設等の使用料の見直しを行うとともに、公共施設等の利用回数を上げるための取組を行うなどにより、受益者負担の適正化に努める。なお、類似団体平均まで受益者負担比率を引き上げるためには、仮に経常収益を一定とする場合は、約1,040百万円経常費用を削減する必要があり、経常費用を一定とする場合は、約46百万円経常収益を増加させる必要がある。 |
出典:
財政状況資料集
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統一的な基準による財務書類に関する情報
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