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地方財政ダッシュボード

岐阜県七宗町の財政状況(2015年度)

🏠七宗町

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2015年度)

財政力指数の分析欄

値が高いほど財政力が強いとされる財政力指数は、水力発電所が存在し、固定資産税(大規模償却資産)の収入があるため、類似団体内の平均値を0.07ポイント上回っています。しかし、県内では42団体中40位と、大変厳しい財政力となっています。平成27年度地方税決算額645,716千円のうち約35.6%を水力発電所が占めており、重要な施設となっています。また、個人事業者や企業等の新たな設備投資等も見込めず、減価償却が進んでいることも要因の一つと考えられます。今後も指数の悪化が予測されるため、第四次行財政改革大綱に沿って、行財政改革に努めます。

経常収支比率の分析欄

経常収支比率は、財政構造の弾力性を測る指標として用いられており、数値が低いほど良いとされていますが、類似団体内の平均値からは、1.9ポイント高く、対前年度比では、5.0ポイント減少し、岐阜県内順位では、数値が低い方から15番目となっています。この要因としては、普通交付税が対前年度比8.5ポイント増となったことが考えられます。これは一時的なものであり、今後は、経常経費の削減はもとより、特別会計への繰出金についても見直しを図り、経常収支比率80%程度を目標に、財政健全化を図ります。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

対前年度比で見ると20,685円増加しましたが、類似団体内平均値と比較すると49,458円下回っています。この要因は、ゴミ処理業務や消防業務を一部組合で行っていることが挙げられます。一部事務組合の人件費・物件費等に充てる負担金を合計した場合、人口1人当たりの金額は大幅に増加することになります。今後はこれらも含めた経費について、抑制していく必要があります。

ラスパイレス指数の分析欄

国家公務員の給与を基準として、職員の給与水準を表しているラスパイレス指数は、類似団体内平均値よりも2.0ポイント低く、県内順位も33番目となっています。新規採用職員が増加したため、対前年度から数値が高くなったと考えられますが、引き続き給与の適正化に努めます。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

ここ数年で、多くの退職者が見込まれているため、住民サービスの低下を招かないよう、一時的に新規採用職員を退職者以上に採用しているため、類似団体平均を1.14人上回っています。今後は、定員管理の適正化に努め、現在の89人から平成33年4月1日には、81人に削減していく方針です。

実質公債費比率の分析欄

数値が高いほど財政運営が硬直化していることを示している実質公債費比率は、類似団体内の平均より4.8ポイント上回っていますが、ここ数年、計画的に繰上償還を行ってきたことや地方債の新規借入額を抑制しているため、数値は対前年度から0.8ポイント改善されています。しかし、県内順位では、高い方から7番目となっています。今後も引き続き財源の確保に努め、おおむね5年後には、実質公債費比率10%以内、地方債残高20億円以内を目標に、財政健全化に努めます。

将来負担比率の分析欄

数値が高いほど財政を圧迫する可能性が高いとされる将来負担比率は、類似団体内順位は、1位となっています。この要因は、将来負担額を充当可能財源等が上回っているため、将来負担比率がゼロとなっているためです。今後は、財源不足による基金の取り崩しや普通交付税等の減収が考えられるため、比率算定の基礎となる地方債残高を増加させないよう、財政の健全化に努めます。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2015年度)

人件費の分析欄

類似団体内平均値を1.7ポイント上回っています。これらの要因は、直営により運営している自主運行バスがあることや保育園が2箇所あることが考えられます。今後は、運営方法の見直しを含め、人件費の抑制を図り、現在の89人(平成29.2.1)から81人(平成33.4.1)へ削減していく計画です。

物件費の分析欄

対前年度と比較すると1.0ポイント減少していますが、類似団体内平均値と比較すると0.4ポイント高くなっています。これらの要因は、単独事業で行っている自主運行バス事業の経費や町内に2つずつある保育園と小中学校運営に関する経費が膨らんでいることが考えられます。今後においては、第四次行政改革への取り組みを通じて、一層の経費削減に努めます。

扶助費の分析欄

類似団体内平均値を0.5ポイント上回っていますが、対前年度比では0.6ポイント減少しています。前年度からの減少要因は、保育所経費や児童手当によるものが考えられます。今後も扶助費の増加が考えられるため、財政を圧迫しないように対策を講じて行く必要があります。

その他の分析欄

類似団体内平均値を0.3ポイント、対前年度比でも0.6ポイント低くなっています。主な要因は、簡易水道事業会計・下水道事業会計への繰出金の減少が挙げられます。今後も、繰出基準の明確化や独立採算制の原則に立ち返った料金の見直しによる健全化、国民健康保険事業会計においても保険料の適正化を図るなど、普通会計の負担を軽減するように努めます。

補助費等の分析欄

類似団体内平均値と比較すると2.1ポイント低く、対前年度と比較しても0.5ポイント減少しています。これらの支出のうち、一部事務組合に対する負担金が半分以上を占めています。今後も、各種団体等への補助金や負担金の支出について、事業内容等の検証を行い、抑制に努めます。

公債費の分析欄

公債費については、繰上償還を行うなど、計画的に借入額の抑制を図っておりますが、類似団体内平均値と比較すると1.7ポイント高くなっています。今後においても非常に厳しい財政運営が予測されますが、地方債に頼らない予算編成に努める必要があります。

公債費以外の分析欄

公債費以外の経常収支比率は、類似団体内平均値とほぼ同数値となりましたが、人件費、扶助費、物件費が平均値を上回る結果となりました。しかし、人口1人当たりの人件費・物件費等決算額では、類似団体内平均値を約15.6%、ラスパイレス指数についても2.0ポイント下回っています。また、普通建設事業費の1人当たりの決算額は、類似団体内平均を大きく下回っていますが、今後、施設の老朽化等に伴い増加することが考えられるため、計画的かつ効率的な財政運営に努めます。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

歳出決算総額は、住民一人当たり767,219円となっており、岐阜県内では3番目に高くなっていますが、類似団体内平均値と比較すると、全ての項目で低い値となっています。本町の中では、民生費が653,392千円で決算額全体の20.6%を占めています。次いで総務費の610,960千円の19.3%、公債費の406,921千円の12.8%となっています。民生費では、住民一人当たり158,015円となっており、対前年度比では4%増となっています。そのうちの約71%を扶助費と繰出金が占めています。特に障がい者自立支援給付事業、介護保険事業繰出金及び後期高齢者医療事業高くなっています。総務費では、住民一人当たり147,753円なっており、決算額の77%を人件費と物件費が占めています。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

歳出決算総額は、住民一人当たり767,219円となっており、岐阜県内では3番目に高くなっていますが、類似団体内平均値と比較すると、繰出金を除くすべてが低い値となっています。平均値より高くなった繰出金については、特に下水道事業会計と簡易水道事業会計への赤字補填的な繰出金が多くなっているためで、今後は、繰出基準の明確化や使用料金の値上げ等の見直しを含め検討する必要があります。義務的経費については、人件費が住民一人当たり143,972円となっており、対前年度から3,789円増加したものの、扶助費と公債費は減少しました。また、投資的経費の中の災害復旧事業費及び失業対策事業費は、決算額は「ゼロ」となったものの、普通建設事業費が対前年度と比べて64,797円増加しました。その要因は、移動系車載局や携帯局をデジタル化にするための工事(防災行政無線移動系デジタル化工事)によるものです。これにより、約35,742円の増加となっています。その他の経費については、物件費が増加しています。これらは、児童クラブ等の臨時雇用賃金の増加や社会保障・税番号制度に伴う委託料の増加が考えられます。

実質収支比率等に係る経年分析(2015年度)

分析欄

単年度収支に財政調整基金積立と地方債の繰上償還を加え、財政調整基金の取り崩し額を控除した実質単年度収支は、2年連続して赤字となっています。また、歳入総額から歳出総額を差し引いた額から翌年度に繰り越すべき財源を控除した実質収支は、黒字となっていますが、平成23年度から5年連続して減少しています。今後は、決算余剰金の積立による財政調整基金の適正な確保に努め、健全な行財政運営に努めます。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2015年度)

分析欄

本町の会計は、一般会計と5つの特別会計で構成されており、平成23年度からすべての会計において黒字となっています。しかし、対前年度に比べ全体の黒字額が減少していることが懸念されます。特に一般会計においては、標準財政規模に対する黒字額が4.24%で、平成23年度から5年連続して減少しています。

実質公債費比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

実質公債費比率は、岐阜県内では7番目と高くなっていますが、地方債の元利償還金については、平成25年度のピーク時の494百万円に対して、20百万円の減少となっています。今後も、毎年の地方債借入額を元利償還金よりも低く抑え、これまで以上に公債費の適正化に取り組み地方債残高を減少させる必要があります。

将来負担比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

実質公債費比率は、岐阜県内では7番目と高いものの、将来負担比率は計上されていません。これらの要因は、平成21.23.24.25.26年度に繰上償還を行い、地方債残高を減少させるため、借入金額の抑制を図ってきたためです。また、平成34年度までは、毎年退職者が見込まれ、職員の平均年齢も低下するため、減少に向かうと推測できます。現在は、将来負担額を充当可能財源等が上回っているため、将来負担比率は発生していませんが、今後、財源不足による基金の取り崩しや普通交付税等の減収が考えられるため、将来負担額の算定のもととなる地方債残高を減少させることが重要です。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2015年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

債務償還可能年数の分析欄

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費比率は類似団体と比較して高い水準にあるものの、将来負担比率は発生していません。これらの要因は、平成21.23.24.25.26年度に繰上償還を行ったことや、毎年の地方債の借入金額を抑制したことによることが考えられます。今後においても地方債の借入金額の抑制を図っていくことにより、実質公債費比率を低下させ、平成32年度には10%となるよう公債費の適正化に取り組んで行くこととしています。

施設類型別ストック情報分析表①(2015年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

施設類型別ストック情報分析表②(2015年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,