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地方財政ダッシュボード

東京都瑞穂町の財政状況(2014年度)

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2014年度)

財政力指数の分析欄

基準財政収入額については、地方消費税交付金が、地方消費税率の引上げの影響がほぼ平年度化したことにより25.6ポイント約8,400万円の大幅な増となりました。また、固定資産税のうち土地については、住宅用地についての据置特例措置の廃止による課税標準額の増により1.4ポイント約1,600万円の増となり、また、償却資産については、前年度に引き続き企業の設備投資の増加により12.8ポイント約4,500万円の大幅な増となりました。総額では3.1ポイント約1億5,500万円の増となりました。一方、基準財政需要額についても、人口減少等特別対策事業費の新設や地域の元気創造事業費の増、また地方消費税率の引上げに伴う社会保障の充実による社会福祉費等の増により、1.6ポイント約8,000万円の増となりました。結果として、基準財政需要額も増加したものの、基準財政収入額の増がそれを上回ったことにより、0.01ポイント改善しました。引き続き徴収率の向上策に取組み、普通交付税に依存しない財政構造の確保に努めます。

経常収支比率の分析欄

分母(経常一般財源)については、普通交付税が約7,500万円、自動車取得税交付金が約2,400万円の減となった一方、町税が約2億2,400万円、地方消費税交付金が約9,400万円、配当割交付金が約1,800万円の増額となり、総額では約2億3,500万円の増額となりました。分子(経常的経費充当一般財源)については、人件費が約800万円、補助費等が約3,500万円の減となった一方、物件費が約1億8,200万円、扶助費が約2,300万円、公債費が約1,300万円の増額となり、総額では約2億4,400万円の増額となりました。分母となる経常一般財源が増額したものの、分子である経常的な支出の増額がそれを上回った結果、前年度比3.4ポイント悪化しました。今後、経常経費の削減と町税収入の増加に向け努力し、経常収支比率の改善を目指します。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費については、給料及び期末勤勉手当の支給率等のプラス改定により、前年度比約3,400万円の増となりました。しかしながら、臨時雇賃金が類似団体に比べ低く抑えられていることにより、人件費総額では、類似団体平均を下回っています。一方、物件費については、新郷土資料館(けやき館)のオープンに伴い備品購入費が約3,100万円、指定管理者委託、また旧庁舎移転計画に伴う設備移設委託等により委託料が約6,700万円、仮庁舎借上に伴い借上料が約1,200万円の増額となり、物件費総額では1億300万円の増額となりました。物件費については、類似団体平均を上回っている状態が続いており、主な要因としては、福生都市計画事業瑞穂町箱根ケ崎駅西土地区画整理事業に伴う都市づくり公社への委託料によるもので、区画整理の完了を予定している平成34年度までは高い水準が続くと考えられます。

ラスパイレス指数の分析欄

ラスパイレス指数については、類似団体内平均値を3.5ポイント上回っています。これは町職員と国家公務員とを比較した際に、職員数の開きや採用時の職種による初任給の違いによる影響が大きいと考えられます。なお、瑞穂町においては、平成22年度から全職員を対象に人事考課制度に基づく給与配分を実施しています。また、地域手当も平成21年に大幅に引き下げ、平成24年度から段階的に引き下げを実施しました。今後も適切な運用を継続し、水準の適正化に努めます。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

定員管理化計画に基づき、職員数の削減に努めるとともに、効率的な民間活力の活用を推進し、事務事業の外部委託や指定管理者制度の積極的な導入、期限付任用職員や嘱託員など様々な任用形態を検討し、事務の効率化と住民サービスの低下を招くことのないよう適正な定員管理を行っています。今後も、計画的な職員採用を実施するとともに、定員適正化の観点から継続的に効果の検証・確認を行いながら、職員の資質向上に努めるとともに、組織・機構の簡素合理化をさらに推進します。

実質公債費比率の分析欄

普通会計の元利償還金は、福生都市計画事業瑞穂町箱根ケ崎駅西土地区画整理事業に伴い、平成17年度から毎年度起債しているため増加しているものの、公営企業債(下水道)、一部事務組合負担金ともに年々元利償還金が減少していることから、前年度比で0.4ポイント改善しました。平成22年度の任意の繰上償還により、平成23年度の元利償還金の額が大幅に減となり、単年度の実質公債費比率もマイナス値となりました。引き続き、地方債に依存しない財政運営と、元利償還金の経年推移を見据えた地方債管理に努めます。

将来負担比率の分析欄

将来負担額については、公社による石畑災害対策用地取得に伴い、債務負担行為に基づく支出予定額が約1億8,400万円増加したものの、普通会計の起債残高が約2億4,000万円、下水道事業会計繰入見込額が約9,900万円、一部事務組合の起債残高の減額に伴う負担等見込額が約5,000万円、退職手当負担見込額が約2,900万円それぞれ減額となり、全体では約2億3,400万円の減額となりました。一方、充当可能財源等については、基金残高が総合体育施設建設基金の廃止等に伴い約4億9,500万円減額となり、また、充当可能歳入が約3億2,200万円、基準財政需要額算入見込額についても約4億3,600万円減額となり、全体では約12億5,300万円の減額となりました。将来負担額は改善したものの、それ以上に充当可能財源の減額が大きく影響し、将来負担比率が15.3ポイント悪化しました。今後も将来負担を高めることのないよう、地方債に依存しない計画的な事業実施に努めます。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2014年度)

人件費の分析欄

職員給については類似団体平均とほぼ同等の水準となっていますが、非常勤職員に係る経費が類似団体と比較し多いことにより、人件費全体では平均より高い水準にあります。平成27年度から町内の学童保育クラブの運営を直営からNPO法人への委託に移行したことにより、平成27年度以降は人件費に係る経常収支比率の改善が見込まれます。今度も給与の適正化、適切な定員管理により人件費の抑制に努めます。

物件費の分析欄

物件費に係る経常収支比率が前年度比2.4ポイント増となったのは、平成26年11月にオープンした新郷土資料館(けやき館)の指定管理者委託料が増となったことが主な要因となっています。物件費に係る経常収支比率は上昇傾向にあり、さらに平成27年度以降は町内の学童保育クラブの運営をNPO法人へ委託したことによる、物件費の増加が見込まれます。今後も委託料の見直し、コスト意識の徹底、事務処理の効率化等、職員の意識改革を強化し、物件費の抑制に努めます。

扶助費の分析欄

類似団体と比較しひとり親家庭が多いことから、それに係る扶助費が高い水準となっており、平均を上回る要因の一つとなっています。前年度比0.3ポイント増となったのは、増加傾向にある介護給付費・訓練等給付費、地域生活支援事業費などの増が主な要因となっています。今後の制度改正等に注視するとともに、適切な給付に努めます。

その他の分析欄

繰出金については、国民健康保険特別会計の財政状態の悪化に伴う、赤字補てん的な繰出金の増加等が主な要因となり、前年度比0.8ポイント増となりました。今後も適正な保険税率を検討し、普通会計の負担軽減に努めます。また、維持補修費については、経常収支比率の増減はありませんが、今後は施設の老朽化により上昇していくと見込まれます。財政運営に影響のないよう、年度間での経費の平準化を図るなど計画的な維持管理に努めます。

補助費等の分析欄

補助費に係る経常収支比率が類似団体平均より高い水準にあるのは、東京消防庁への事務委託料が主な要因となっています。前年度比0.4ポイント減となったのは、福生病院組合建設負担金が約3,300万円の減額となったことが主な要因となっています。今後も補助金については、制度の在り方や整理統合等を検証し、補助費等の抑制に努めます。

公債費の分析欄

公債費に係る経常収支比率が上昇傾向にあるのは、福生都市計画事業瑞穂町箱根ケ崎駅西土地区画整理事業に伴い、平成17年度から毎年度起債していることが要因となっています。しかしながら、類似団体平均と比較しても、大幅に平均を下回り良好な水準を保っています。今後も引き続き、地方債に依存しない財政運営を念頭に、公債費の抑制に努めます。

公債費以外の分析欄

補助費等については、福生病院組合建設負担金が減額となったことが主な要因となり、前年度比0.4ポイント減となりました。逆に、物件費については、新郷土資料館(けやき館)の指定管理者委託料の増額などにより前年度比2.4ポイント増となりました。また、繰出金、扶助費についても、それぞれ前年度と比較し増となり、全体では前年比3.2ポイント増となりました。義務的経費である扶助費が上昇傾向にありますが、制度による扶助費の支出を抑制することは難しく、物件費及び補助費等の比率の圧縮に向け、経常経費の削減に努めます。

実質収支比率等に係る経年分析(2014年度)

分析欄

単年度収支は約5,300万円のマイナス値ですが、財政調整基金積立金が約1億8,300万円、取崩額が約2億200万円、相殺して約1,911万円取り崩していることから、実質単年度収支は約7,200万円のマイナスとなりました。財政調整基金については、決算剰余金の1/2以上を積立てるとともに、最低水準の取り崩しに努めています。平成26年度決算については、約1,911万円取り崩していることから、基金残高が前年度比で減少しています。今後も、財政調整基金残高比率の急激な低下を招くことのないよう、計画的な事業進捗に努めます。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2014年度)

分析欄

平成26年度決算は、一般会計において、消費増税に伴う委託料の増、並びに旧庁舎移転計画に伴うA棟解体撤去等工事、庁舎改修工事及び庁舎北側用地取得等の実施による歳出決算額の増により、標準財政規模比で1.29ポイントの減となりました。その他会計についても、黒字決算の状況が続いており、実質収支比率も一定の比率を維持していますが、1%に満たない比率となっています。特に、国民健康保険特別会計の赤字補てんを一般会計からの繰出金で補うことにより、黒字決算となっていることは否めません。適正な保険税率を検討するなど、一般会計繰出金に依存しない独立採算の原則による財政運営に努めます。

実質公債費比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

普通会計の元利償還金は、福生都市計画事業瑞穂町箱根ケ崎駅西土地区画整理事業に伴い、平成17年度から毎年度起債しているため増加しているものの、公営企業(下水道事業)、一部事務組合は順調な償還により、元利償還額は減少しています。平成25年度に続き、元利償還金等が減少し、基準財政需要額算入公債費等の額を下回り、マイナス値となりました。今後も、地方債に依存しない財政運営と、元利償還金の経年推移を見据えた地方債管理に努めます。

将来負担比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

将来負担額については、公社による石畑災害対策用地取得に伴い、債務負担行為に基づく支出予定額が約1億8,400万円増加したものの、普通会計の起債残高が約2億4,000万円、下水道事業会計繰入見込額が約9,900万円、一部事務組合の起債残高の減額に伴う負担等見込額が約5,000万円、退職手当負担見込額が約2,900万円それぞれ減額となり、全体では約2億3,400万円の減額となりました。一方、充当可能財源等については、基金残高が総合体育施設建設基金の廃止等に伴い約4億9,500万円減額となり、また、充当可能歳入が約3億2,200万円、基準財政需要額算入見込額についても約4億3,600万円減額となり、全体では約12億5,300万円の減額となりました。将来負担額は改善したものの、それ以上に充当可能財源の減額が大きく影響し、将来負担比率が15.3ポイント悪化しました。今後も将来負担を高めることのないよう、地方債に依存しない計画的な事業実施に努めます。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,