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地方財政ダッシュボード

東京都瑞穂町の財政状況(2013年度)

🏠瑞穂町

地方公営企業の一覧

公共下水道


収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2013年度)

財政力指数の分析欄

基準財政収入額では、前年度から引き続き一部企業に景気好転が見られ法人税割については、76.1%約1億1,600万円の大幅な増となりました。また、固定資産税の家屋については、新築物件の増加により1.8%約1,400万円、償却資産については、企業の設備投資の増加により2.4%約800万円の増となりました。総額では2.0%約9,800万円の増となりました。一方、基準財政需要額についても、1.6%約8,200万円の増となったことから、財政力指数は前年度比で0.01ポイント悪化しました。引き続き徴収率の向上策に取り組み、普通交付税に依存しない財政構造の確保に努めます。

経常収支比率の分析欄

分母(経常一般財源)では、町税が約3,400万円、株式譲渡所得割交付金が約2,500万円、基地交付金が約6,200万円の増額となり、総額では約3,600万円の増額となりました。分子(経常的経費充当一般財源)では、扶助費が約3,800万円、公債費が約3,600万円の増額となった一方、人件費が約1,900万円、補助費等が約1億8,600万円の減額となり、総額では約1億1,300万円の減額となりました。分母となる経常一般財源の増額と、分子である経常的な支出の減額より、前年度比で2.3ポイント改善しました。今後、更なる経常経費の削減と町税収入の増加に向け努力し、経常収支比率の更なる改善を目指します。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費のうち職員給では、地域手当の支給率の改定に伴い約300万円の減額となりました。また、職員退職手当組合負担金については、前年度に比べ退職者数が少なかったことにより約900万円の減額となりました。人件費総額では、前年度比で0.8%約1,600万円の減となりました。物件費のうち需要費では、光熱水費が約1,000万円、医薬材料費が約1,800万円の増額となりました。また、委託料では新都市建設公社委託料が約5,800万円、国民体育大会競技会場設営等委託料が約2,300万円の増額となり、需用費総額では、前年度比で6.1%約1億3,300万円の増となりました。人件費については、前年度に比べ減額となったものの、経年的に決算額が横ばいの状況にあるため、事務執行の効率化を図り、経費削減に努めます。

ラスパイレス指数の分析欄

ラスパイレス指数については、類似団体平均を5ポイント上回っています。これは町職員と国家公務員を比較した際に、職員数の開きや採用時の職種による初任給の違いによる影響が大きいと考えられます。なお、瑞穂町においては、平成22年度より全職員を対象に人事考課制度に基づく給与配分を実施しています。また、地域手当も平成21年度に大幅に引き下げ、平成24年度から段階的に引き下げを実施しました。今後も適切な運用を継続し、水準の適正化に努めます。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

定員管理化計画に基づき、職員数の削減に努めるとともに、効率的な民間活力の活用を推進し、事務事業の外部委託や指定管理者制度の積極的な導入、期限付任用職員や嘱託員など様々な任用形態を検討し、事務の効率化と住民サービスの低下を招くことのないよう適正な定員管理を行っています。今後も、計画的な職員採用を実施するとともに、定員適正化の観点から継続的に効果の検証・確認を行いながら、職員の資質向上に努めるとともに、組織・機構の簡素合理化をさらに推進します。

実質公債費比率の分析欄

公営企業債(下水道)、一部事務組合負担金ともに年々元利償還金が減少していることから、前年度比で1.0ポイント改善しました。平成22年度の任意の繰上償還により、平成23年度の元利償還金の額が大幅に減となり、単年度の実質公債費比率もマイナス値となりました。引き続き、地方債に依存しない財政運営と、元利償還金の経年推移を見据えた地方債管理に努めます。

将来負担比率の分析欄

普通会計の起債残高の増額、充当可能基金残高の減額、また基準財政需要額算入見込額の減額により前年度比で18ポイント悪化しました。その一方で、公営企業債(下水道)及び一部事務組合の起債残高が減少したことによる改善要因もあったことから、18ポイントの悪化で抑えることができました。今後も将来負担を高めることのないよう、地方債に依存しない計画的な事業実施に努めます。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2013年度)

人件費の分析欄

前年度比1.1%約2,200万円の減となりました。地域手当の支給率の改定に伴う減、また議員年金の廃止に伴う議員共済会負担金の負担率の減による減額が主な要因です。今後も給与の適正化、適切な定員管理により人件費の抑制に努めます。

物件費の分析欄

前年度比0.1%約200万円の減となりました。光熱水費など需要費については、増額となったものの、委託料や借上料の減額が大きく、結果として減額となりました。今後も委託料の見直し、コスト意識の徹底、事務処理の効率化等、職員の意識改革を強化し、物件費の抑制に努めます。

扶助費の分析欄

前年度比0.4%約1,100万円の増となりました。年々、増加傾向にある介護給付費・訓練等給付費、地域生活支援事業費の増が主な要因です。今後も制度改正等に注視するするとともに、適切な給付に努めます。

その他の分析欄

繰出金については、前年度比4.4%約3,800万円の減となりました。下水道事業特別会計繰出金約5,700万円の減額が主な要因となっています。維持補修費については、9.4%約600万円の増となりました。今後も比率の上昇を抑制し、一般会計の負担軽減に努めます。

補助費等の分析欄

前年度比5.8%約1億300万円の減となりました。一部事務組合への負担金の減額が主な要因で、特に西多摩衛生組合への分賦金約5,500万円の減額が大きなものとなっています。一部事務組合への負担金以外では、東京消防庁事務委託料が約2,500万円の減額となっています。今後も補助金については、制度の在り方や整理統合等を検証し、補助費等の抑制に努めます。

公債費の分析欄

前年度比8.2%約3,600万円の増となりました。償還が完了する起債がない一方で、償還が開始する起債があったことが、増額の要因となっています。増額とはなりましたが、良好な水準を保っていますので、今後も引き続き、地方債に依存しない財政運営を念頭に、公債費の抑制に努めます。

公債費以外の分析欄

扶助費及び維持補修費で増額となりましたが、それを上回る補助費等の減額により、全体では対前年比1.7%1憶4,800万円の減という結果になりました。義務的経費である扶助費が上昇傾向にありますが、制度による扶助費の支出を抑制することは難しく、物件費及び補助費等の比率の圧縮に向け、経常経費の削減に努めます。

実質収支比率等に係る経年分析(2013年度)

分析欄

単年度収支は約1億2,400万円のマイナス値ですが、財政調整基金積立金が約2億3,300万円、取崩額が約4,400万円、相殺して約1億8,900万円積立てていることから、実質単年度収支は約6,500万円となりました。なお、平成22年度については、特別土地保有税の納付があったことにより、財政調整基金残高は大幅に増となっています。今後、財政調整基金残高比率の急激な低下を招くことのないよう、計画的な事業進捗に努めます。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2013年度)

分析欄

各会計ともに黒字決算の状況が続いており、実質収支比率も一定の比率を維持していますが、一般会計以外の会計については、1%に満たない比率となっています。特に、国民健康保険特別会計の赤字補てんを一般会計からの繰出金で補うことにより、黒字決算となっていることは否めません。一般会計繰出金に依存しない独立採算の原則による財政運営に努めます。

実質公債費比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

町の元利償還金は増加となりましたが、公営企業(下水道事業)、一部事務組合は減少となり、特に一部事務組合の西多摩衛生組合負担金が前年度比で約5,500万円の減額となり、順調な償還により、元利償還額は減少しています。平成24年度に続き、元利償還金等が減少し、基準財政需要額算入公債費等の額を下回り、マイナス値となりました。今後も、地方債に依存しない財政運営と、元利償還金の経年推移を見据えた地方債管理に努めます。

将来負担比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

将来負担額で一般会計等の地方債現在高の増額、充当可能財源等で充当可能基金、充当可能特定歳入(都市計画税)、基準財政需要額算入見込額が減額したことにより、将来負担比率は18ポイントの悪化となりました。しかし、その一方で、公営企業債等繰入見込額(下水道事業)、組合等負担等見込額の将来負担額は、一般会計等の地方債現在高の増額を上回る減額となったため、18ポイントの悪化で収まりました。今後も、地方債に依存しない計画的な事業実施により、将来負担の抑制に努めます。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,