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宮城県大崎市:大崎市民病院岩出山分院の経営状況

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収録データの年度

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経営比較分析表(2023年度)

地域において担っている役割

大崎・栗原医療圏における回復期医療を中心とした,岩出山地域のかかりつけ医機能を担う。

経常収支比率

医業収支比率

修正医業収支比率

累積欠損金比率

病床利用率

入院患者1人1日当たり収益

外来患者1人1日当たり収益

職員給与費対医業収益比率

材料費対医業収益比率

経営の健全性・効率性について

前年度より患者数は減ったものの,地域包括ケア病床を効率的に運用したことにより医業収益が増加した。その反面,医業費用については,昨今の物価高騰,給与改定に伴う給与の増などが要因となり,医業収益を上回った結果,医業収支比率は1.7p悪化した。また,医業外収益は前年度の収支が改善したことにより,一般会計からの不採算地区病院の繰入金が減少したほか,新型コロナ関連補助金の受入れが大幅に減少した結果,経常収支比率は8.4p悪化し94.5%となった。総収支は赤字となり,累積欠損金比率は4.6%悪化したが,平均値を下回る状況である。物価高騰や施設の老朽化により経費や修繕費が増加傾向で推移しているため,経費の見直しを図り,収支改善に取り組む必要がある。

有形固定資産減価償却率

器械備品減価償却率

1床当たり有形固定資産

老朽化の状況について

当院は,平成23年度の建替から12年が経過しており,建物の修繕が年々増えてきている。そのため,中長期における修繕計画を策定し,費用の平準化に努めたい。また,建替時に取得した医療機器については今後更新時期を迎えるため,更新にあたっては費用対効果を考慮し,地域における当院の医療機能や施設規模に即した設備整備に努めたい。

全体総括

令和5年度は地域包括ケア病床の効率的な運用によって医業収益が増加したものの,各種補助金の減,昨今の物価高の影響により赤字となった。今後も地域包括ケア病床を安定して稼働させるべく,本院との更なる連携,地域のかかりつけ医機能の充実を図りながらも,費用の削減に取り組み,経営改善を目指したい。

出典: 経営比較分析表,

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