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宮城県大崎市:大崎市民病院岩出山分院の経営状況(2017年度)

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経営比較分析表(2017年度)

地域において担っている役割

大崎・栗原医療圏における「回復期・慢性期」医療を中心とした,岩出山地域のかかりつけ医機能を担う。

経常収支比率

医業収支比率

修正医業収支比率

累積欠損金比率

病床利用率

入院患者1人1日当たり収益

外来患者1人1日当たり収益

職員給与費対医業収益比率

材料費対医業収益比率

経営の健全性・効率性について

当院は,過疎化が進む不採算地区病院であるが,平成29年度においては,ベッドコントロールによる看護配置の引き上げ等各種施設基準の取得により,収益確保に努めた。このことにより,医業収支比率では,前年度から+2.5pとなり,経常収支比率についても,過去5年間で初めて100%を上回った。費用については,看護配置の引き上げにより,給与費等が増加したものの,対医業収益比率とした場合は前年度比で△0.5pとなった。今後,新大崎市民病院改革プランにより,リハビリテーション施設を整備し,地域包括ケア病床を設置することで,地域包括ケアシステムの一端を担い,経営の健全化に努めたい。

有形固定資産減価償却率

器械備品減価償却率

1床当たり有形固定資産

老朽化の状況について

当院は,新改革プランにおいて,リハビリテーション訓練室の建設を計画しているため,1床あたりの資産額は増加する見込みである。また,平成23年度の建替に合わせ取得した医療機器についても更新時期を迎えるため,更新にあたっては費用対効果を考慮し,当院の役割や施設規模に即した設備整備を実施していきたい。

全体総括

当院においては,看護配置の引き上げや各種施設基準の取得により医業収益が増収し,前年度から多くの経営指標において改善を図ることができた。今後についても,新改革プランにおいて計画しているリハビリテーション訓練室や地域包括ケア病床の稼働により,岩出山地域の地域医療を維持していく。なお,本計画の実施により,減価償却費等経常経費の増加が見込まれるが,本院の後方支援として連携を図り,患者数を確保することで,経営改善を図りたい。

出典: 経営比較分析表,

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