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地方財政ダッシュボード

北海道古平町の財政状況(2020年度)

🏠古平町

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2020年度)

財政力指数の分析欄

類似団体と比較して地方税のウェイトが低く、財政基盤が弱いことに加え、基幹産業である漁業・水産加工業の不振、公共事業の縮減の影響を受けた建設業の不振に伴い、地方税が減少傾向にあることから0.12となり、類似団体の平均を下回っている。今後も、町税の徴収強化による税収アップで歳入の確保に努める。

経常収支比率の分析欄

前年度と比較すると4.3%下回る結果となり、類似団体と比較すると上回る結果となった。維持補修費や物件費の経常的経費の増加が要因となっている。公共施設の老朽化等に伴い維持補修費の増加や複合庁舎の建設に伴う公債費の増加が見込まれることから、引続き歳出の抑制、町税等の収入向上に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体を上回っており、北海道平均も大きく上回っている。ふるさと納税事業に係る物件費が大きく増加したことが主な要因となっている。今後もその他の維持補修費等含めて経費の抑制に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

類似団体を上回る95.4%である。今後も行政の質を維持しつつ適正な給与水準の管理に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

類似団体をやや上回る状況にある。平成27年度で第2次古平町行財政構造改革プランは計画期間を終えたが、今後も本プランに準じ、行政サービスを維持しつつ、事務事業の見直しなどにより職員数の削減を図り、適正な定員管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

類似団体を上回る8.7%となっている。元利償還金の増に伴い、増加傾向にある。今後も新庁舎の建設等で公債費の増加が見込まれることから、中長期的な財政状況を勘案のうえ、事業の選定を図り、公債費の抑制に努める。

将来負担比率の分析欄

ふるさと応援寄付金が増加し、ふるさと応援基金への積立(1.4億円)により充当可能基金が増加したためである。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2020年度)

人件費の分析欄

類似団体を下回る22.0%で、昨年から0.1%増加となった。近年は数値が横ばいの状態が続いている。給与や退手負担金は前年度から増加しており、今後も人件費の適正化に努める。

物件費の分析欄

類似団体を上回り、昨年度より4.9%増加し147%となっている。複合庁舎建設関係の委託料の増加が要因としてあげられる。平成27年度で第2次古平町行財政改革プランは計画期間を終えたが、今後も本プランに準じ、経費の抑制に努める。

扶助費の分析欄

類似団体と比較して高い水準であり、昨年より0.2%増加している。町内にある障害者福祉施設の利用者の割合が高く、その給付費が多額になっていることが主な要因である。

その他の分析欄

類似団体と比較してやや下回る状況にある。平成27年度で第2次古平町行財政改革プランは計画期間を終えたが、今後も引き続きその他の経費の抑制に努める。

補助費等の分析欄

類似団体を下回る12.2%となり、前年度から1.7%減となった。今後は補助金等の交付基準の見直しを行い、補助費等の適正化に努める。

公債費の分析欄

類似団体と比較して、やや高い水準にある。近年の公共道路や公共施設に係る過疎債の元利償還金によるものである。今後も中長期的な財政状況を勘案したうえ、事業の選定を図り公債費の抑制に努める。

公債費以外の分析欄

ここに入力

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

本町の特徴を示しているのは民生費に含まれる扶助費が多額であり、類似団体でも高い位置となっていることである。大きな要因は、町内にある障害者福祉施設の利用者の割合が高く、その給付費が多額になっていることである。引き続き事業の見直しを行い経費の抑制に努める。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

本町の特徴を示しているのは、扶助費であり、類似団体で一番高い状況である。この大きな要因は、町内にある障害者福祉施設の利用者の割合が高く、その給付費が多額になっていることである。また、維持補修費についても類似団体の中で高い位置にあり、公共施設等の耐用年数経過に伴う修繕が主な要因となっている。今後は中長期的な財政状況を勘案したうえ、事業の選定を図り、そのほかの経費も含めて抑制に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2020年度)

分析欄

財政調整基金残高自体は積立により増加したが、交付税の増額による標準財政規模が増加し、比率としては減少に転じた。今後は道の駅建設事業が本格化するため、より計画的な財政運営に努める。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2020年度)

分析欄

各特別会計は、一般会計からの繰り出し(赤字補填)を行うことで赤字額を解消しており、H28まで黒字額を維持していた介護保険サービス事業特別会計についてもサービス収入の減少等により、一般会計からの繰り出しを行っている。今後も各事業の歳入の確保に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2020年度)

分析欄

平成23年度小学校建設事業に係る元金償還が平成27年から始まったこと等から、実質公債費比率の分子は近年増加傾向にある。平成13・14年度の一般廃棄物最終処分場に係る償還が平成29年度に終了したことで30年度に一旦減少したが、再び増加傾向にある。

将来負担比率(分子)の構造(2020年度)

分析欄

将来負担額については年々減少しており、ふるさと納税等により充当可能基金が増加傾向にあるため、将来負担比率について減少できている。今後も将来負担の軽減のために事業の選定・見直しを行い、地方債の発行抑制に努め、財政の健全化を図る。

基金残高に係る経年分析(2020年度)

基金全体

(増減理由)ふるさと納税の増額により、本年度はふるさと応援基金を中心に全体的に積み立てることができた。(今後の方針)今後、庁舎等建設事業にあわせて、各基金の取り崩しが予定されている。長期的な視野に立ち、健全な財政運営を行うためにも、税収等歳入の確保、事業の選定・見直しに努め、決算状況等により可能な範囲で積み立てを行う。

財政調整基金

(増減理由)本年度は決算状況等により可能な範囲で積み立てを行ったため増となった。(今後の方針)近年頻発する災害の発生や緊急性の高い大規模建設事業など予期せぬ支出や財源不足の危険は年々高まっており、リスクへの備えと長期的な視野に立った計画的な財政運営のために、今後も決算状況等により可能な範囲で積み立てを行う

減債基金

(増減理由)決算状況等により可能な範囲で積み立てを行ったため増となった。(今後の方針)財源不足や、償還額が多額となる年度等のリスクに備え、今後も決算状況等により可能な範囲で積み立てを行う。

その他特定目的基金

(基金の使途)主な基金は役場庁舎建設基金とふるさと応援基金となっている。役場庁舎建設基金は役場庁舎の建設に必要な財源確保を目的し、ふるさと応援基金は寄付金を積み立て、教育・地域福祉・産業等の振興事業の財源として活用している。(増減理由)ふるさと納税寄付金の増加により、ふるさと応援基金の積み立てが大きく増加した。(今後の方針)役場庁舎建設基金やコミュニティセンター建設基金等は次年度からの庁舎等建設事業において取り崩しが予定されている。長期的な視野に立った計画的な財政運営を行うため、その他の基金も含めて今後も決算状況等により可能な範囲で積み立てを行う。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2020年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

全国・北海道平均を下回る数値となっているが、本町においても公共施設の老朽化は著しいため、平成28年度に策定した公共施設等総合計画をもとに個別施設計画の作成・見直しを行い適正な施設管理を進めていく。

債務償還比率の分析欄

今後は新庁舎の建設等で起債額の大幅な増が見込まれるため、事業の見直しを行い、経常経費の削減や地方債の発行額抑制を図り、健全な財政運営を行う。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

有形固定資産減価償却率については、H30は56.0で類似団体を比較して低い数値となっている。また、将来負担比率については、H30で6.6%となっており減少傾向にある。公共施設等の効率的な維持管理、建設事業の重点化・計画的な実施による地方債発行の抑制が要因と推測される。引続き、公共施設等総合計画と各個別施設計画により公共施設の適正な維持管理体制の構築に努める。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率は類似団体を上回る数値となっているが、近年は充当可能基金の増加等により改善傾向にある。実質公債費比率については、増加傾向にあることから、今後も中長期的な財政状況を勘案のうえ、事業の選定を図り公債費の縮減に努める。

施設類型別ストック情報分析表①(2020年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

道路や橋りょう、公営住宅などの有形固定資産減価償却率は類似団体と同程度となっている。また、教育関連施設については、平成24年建設など比較的新しい施設が多いことから平均値を下回る数値となっている。本町においても老朽化した古い施設が多いため、今後も古平町公共施設等総合計画と各個別施設計画に基づいた長寿命化、維持・管理に努める。

施設類型別ストック情報分析表②(2020年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

償却率が高い庁舎については、令和元年度から令和4年度までの建替を実施している。今後も施設の全体を把握し、財政状況を勘案しながら長期的な視点を持って改修、更新、長寿命化など公共施設の適正管理を図る。

財務書類に関する情報①(2020年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

一般会計等においては、資産総額が前年度から189百万円の減となった。公営住宅の解体による建物の減少が主な要因となっている。今後も公共施設等総合管理計画に基づき、施設の集約化・複合化を進め、公共施設等の適正管理に努める。また、負債が29百万の減となっているが、令和2年度から令和3年度にかけて複合施設の建設があることから、今後は増加する見込みとなっている。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

令和元年度は平成30年度と比較し、純経常行政コストが161百万円の増、純行政コストが167百万円の増となった。物件費は経常経費全体の47%を占め、その中で維持補修費が156百万円の増となっており、増加分の大半を占めている。また減価償却費が物件費の38%となっており、施設の集約化・複合化に着手するなど、公共施設等の適正管理を行い、経費の縮減に努める。

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

一般会計等において、税収等の財源(3,064百万円)が純行政コスト(3,220百万円)を下回った。本年度差額は▲156百万円となり、純資産残高は160百万円の減少となった。地方税の徴収業務の強化等により税収等の増加に努めるとともに、事業を実施する上で国県等補助金を活用し、財源の確保に努める。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

一般会計において業務活動収支は466百万円であったが、投資活動収支は火葬場の建設工事等を行ったことから、▲524百万円となった。財務活動収支については、地方債の償還額が地方債の発行収入を上回ったことから、▲16百万円となった。投資活動収支で大きく減少することとなり、本年度末資金残高は前年度から73百万円減の62百万円となった。今後、複合施設の建設を予定していることから、その他の投資活動を圧縮するなどして対応していきたい。

財務書類に関する情報②(2020年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

住民一人当たりの試算額が類似団体を大きく下回っているが、庁舎や公民館の機能を合わせた複合施設を建設予定であり、改善される見込みである。歳入額対資産比率についても類似団体を下回る結果となった。公営住宅棟の解体が進んでおり、資産額が減少していることが要因となっている。

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

純資産比率について類似団体を下回る結果となったが、複合施設の建設後に改善される見込みである。将来負担比率は類似団体を上回る結果となった。複合施設の建設で地方債残高は増える見込みがあり、将来負担比率が増加しすぎないようその他の建設事業を圧縮に努める。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

住民一人当たりの行政コストは類似団体を上回る結果となった。維持補修費といった物件費等の圧縮に努めることにより、数値の改善に努めていきたい。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

住民一人当たりの負債額は類似団体を上回る結果となった。人口の減少が見込まれるとともに、複合施設の建設に伴い地方債の増加があることから、今後も増加する見込みである。そのほかの建設事業を圧縮する、地方債以外の財源を確保する等の対応で、一人当たりの負債額が増えすぎないよう努める。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

物件費等の経常費用が増加したことから、受益者負担比率は類似団体を上回った。今年度に中学校の外壁の補修といった維持補修事業が多く実施されたことに伴う増加となっている。また老朽化した公営住宅が多く、使用料に対しての維持補修費が多くかかっている現状から、今後も老朽化し空き家となった公営住宅の解体を進め、維持補修費の圧縮に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,