経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率毎年100%に近い水準で推移しており、経営は良好であるといえます。④企業債残高と一般会計負担分が同額のため0となっています。⑤経費回収率例年、類似団体平均値を上回っていましたが、平成27年度は4.56%下回っています。水洗化率が100%であり料金収入の大幅な増加は見込めないため、維持管理費の削減に努めることが必要です。⑥汚水処理原価例年、類似団体平均値を下回っていましたが、平成27年度は32.05円上回っています。維持管理費の削減に努めることが必要です。⑦施設利用率類似団体平均値を上回った数値で安定しているものの、水洗化率100%にもかかわらず施設利用率は40.91%となっています。今後は施設規模の見直し等が必要です。⑧水洗化率100%を維持しています。
老朽化の状況について
平成28年度は、長寿命化の一環として、機能保全計画書策定に向けた施設の予備診断調査を実施しました。管理を体系的にとらえた計画的な取り組みを実施することにより、施設の長寿命化を図りつつ、更新コストの平準化・縮減を図れるよう努力していきます。
全体総括
平成27年度には下水道事業の地方公営企業法適用に向けて基本計画を策定しました。検討、分析する中で資産等を正確に把握すること、また機能保全計画書の策定等により更新コストの平準化・縮減を図ること等により経営の健全化が図られると考えられます。処理区域内人口が少ない事業ではありますが、引き続き料金徴収事務において努力し、また計画書策定等による計画的な取り組みを実施することにより健全な経営に努めます。