地域において担っている役割
当院は県内全域を診療圏とした三次医療を担う基幹病院として、一般の医療機関では対応が困難な高度専門医療等を提供する役割を担っています。
経営の健全性・効率性について
①平成30年度は旧病院解体に伴う固定資産除却費の計上(単年度限り)により100%未満でしたが、令和元年度は100%以上となり、収益が費用を上回りました。②上記の理由で類似病院よりも高い水準になりました。③上記理由で令和元年度は累積欠損比率が減少しており、増加傾向にある収益単価と併せて、引き続き早期の解消に努めます。④類似病院と比べて低いものの、平成30年1月に病床数を見直した結果、回復傾向が見られます。⑤⑥上昇を続けており、安定した収益を確保しています。⑦類似病院の平均を概ね下回り、適切な職員配置を続けています。⑧高度医療を取り扱っていること、近年の高額薬品の導入に伴い、類似病院の平均を上回って推移しています。
老朽化の状況について
①平成29年度に病院の建替を行ったため、類似病院よりも低い水準となっています。②建替に併せて医療機器の更新も行ったため、類似病院よりも低い水準となっています。③建替に伴い、類似病院よりも高い水準となっています。
全体総括
経常収支比率は100%を超えており、概ね健全な経営を維持しています。病院の建替に伴う固定資産除却費や減価償却費などにより、累積欠損金が発生しましたが、収益単価は増加傾向にあり、引き続き収益確保、歳出削減に努め、経営健全化に取り組んでいくこととしています。