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地方財政ダッシュボード

大阪府豊能町の財政状況(2020年度)

🏠豊能町

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2020年度)

財政力指数の分析欄

人口の減少や全国平均を上回る高齢化率(令和2年度末46.92%)等により、町税が減少しており、ここ数年は、基準財政収入額の減少幅が、基準財政需要額の減少幅を上回り、財政力の低下につながっていた。令和2年度は、前年度と比べ基準財政需要額が増加し、基準財政収入額は減少となったため、令和元年度の数値を下回ることとなった。本町の町税は、個人住民税と固定資産税が大部分を占めているため、収入増加策と歳出削減策を継続することが今後の課題となっている。

経常収支比率の分析欄

経常収支比率は、前年度の104.2%から99.8%へと4.4ポイントのマイナスとなった。これは、普通交付税の増などにより経常一般財源等の額が増加し、物件費や補助費等などの経常的経費充当一般財源が減少したことによるものである。今後については、地方税収入の減少傾向は継続すると見込まれ、退職手当、扶助費の増加などによっては悪化する余地はあるものの、しばらくは定年退職者が落ち着くため、大きく悪化することはないと思われる。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

令和2年度の人件費・物件費等は、会計年度任用職員制度の導入により賃金を非常勤職員報酬に移行したことにより、物件費が減少、人件費が増加した。合計では一般職の給与等の影響により増加となった。今後については、事務事業の見直しや、民間委託や民営化の推進、公共施設の再編、再配置、人員の適正化を図り、歳出削減に努めていく。

ラスパイレス指数の分析欄

本町のラスパイレス指数は類似団体内平均値と比べてかなり低い数値で推移していたが、平成28年度末に職級に応じた職員給与カット(2%から7%)が終了したことなどにより、平成28年度に97.7ポイントへ上昇した。その後はほぼ横ばいであったが、令和元年度に平均給料月額が大きく変動したことにより上昇となった。令和2年度は定年退職者の増に伴い、ラスパイレス指数は低下した。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

本町では、平成28年度から消防事務を箕面市に委託、令和元年度から水道事業を大阪広域水道企業団に統合した。職員数はほぼ横ばい状態だが、本町の人口が減少しているため、人口1,000人当たりの職員数は増加している。今後については、事務事業の廃止、縮小、公共施設の再編、再配置を行い公共施設の適正化を図り、再任用職員を活用しながら人員の適正化も図っていく。

実質公債費比率の分析欄

公債費等に充当した一般財源が増加したため単年度の数値は増加したが、3ヶ年平均の実質公債費比率は減少した。交付税措置のある地方債の発行以外はなるべく行わない方針で地方債発行額を抑制しており、この方針を維持していくことにより実質公債費比率の抑制にも努めていく。今後は、令和8年度開校予定の小中一貫校の施設整備や各公共施設の耐震化、施設の改修などの大規模改修が予想されるため、公共施設の再編・再配置を行っていき適正化を図ることが課題となっている。

将来負担比率の分析欄

水道事業に係る公営企業債等繰入見込額や組合等負担等見込額などが軒並み減少となったため、将来負担額は減少となった。充当可能な財源等も減少となり、分子全体としてもマイナスであったため、令和2年度の将来負担比率は算出されなかった。今後については、令和8年度開校予定の小中一貫校の施設整備により、歳出増加が見込まれる。公共施設の再編・再配置、事務事業の見直しを行い、民間委託や民営化の推進を行っていくとともに、再任用職員の活用など、人員の適正化を図り、歳出削減に努めていく。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2020年度)

人件費の分析欄

本町はここ数年定年退職者は多かったものの職員の高齢化等の影響により、歳出全体における人件費に係る比率は類似団体内平均値に比べて、かなり高い傾向にある。平成28年4月から消防事務を箕面市に委託し、令和元年度には水道事業を大阪広域水道企業団に統合し、人件費の圧縮を図っている。平成30年度以降は退職手当の増加に伴い、比率も上昇していることから、今後は再任用の活用など、人員の適正化を図り、人件費の削減に努める。

物件費の分析欄

物件費は類似団体内平均値と比べて高い水準となっている。本町は東西を山で分割された地形となっており、東西それぞれの地域に公共施設が整備されているため、類似団体に比べて、物件費が上昇しやすい環境にある。今後は公共施設の再編・再配置を図るなど、効果的に物件費を削減する方策について検討していく。

扶助費の分析欄

類似団体内平均値に比べて、本町の扶助費割合が低い主な原因は、町内に民間の保育所がなく、民間保育所に係る扶助費の負担が生じないことが挙げられる。今後は高齢化に伴う医療・福祉関係の社会保障費の増加が見込まれ、扶助費の増加が予想される。

その他の分析欄

その他は主に維持補修費や繰出金であり、類似団体内平均値と比べて、高い水準となっている。今後は公共施設の老朽化に伴い、維持補修費の増加が見込まれる。また、繰出金は医療給付費や介護給付費の増大に伴い、増加傾向にある。公共施設の再編・再配置を行い、維持補修費の削減に努めていく。

補助費等の分析欄

平成28年度から箕面市へ消防事務を委託したことにより、平成30年度には、水道事業会計への補助金が増加したことにより、補助費等の割合が増加した。令和2年度は箕面市への消防事務負担金等の影響により大きく減少した。一部事務組合の負担金のうち、公債費償還分で50%以上を占めているものがある。あと数年は現在の負担額が続く見込みであるが、同組合への負担金は減少傾向となる予定である。

公債費の分析欄

本町ではここ数年にわたり、交付税措置のある地方債以外は発行しない方針で、公債費の抑制に努めている。令和2年度は平成20年度高山地区まちづくり事業債の返済が終了したことで、数値が改善している。今後は公債費割合に注意しながら、未完である保育所、幼稚園、認定子ども園の再配置や小中一貫校の整備、老朽化した公共施設の再編・再配置に取り組む必要がある。

公債費以外の分析欄

公債費以外の割合は類似団体内平均値に比べて高い水準となっている。年々上昇していたが、令和2年度は、箕面市への消防事務負担金等の影響により補助費等が大きく減少したことにより低下した。本町における町税は年々減少傾向にあるため、今後は経常一般財源をどう確保するかが課題となる。再任用職員の活用など、人員の適正化を図り、人件費の削減に努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

類似団体内平均値と比べて、民生費がかなり低い水準で推移しているのは、町内に民間保育所がなく、民間保育所に係る扶助費が生じないことによるものであると思われる。また、町域の大部分を山林と住宅が占めており、大規模な法人もないことなどから、労働費、農林水産業費、商工費もかなり低い水準で推移している。消防費の平成29年度決算額が類似団体内平均値と比べて突出しているのは、地域防災行政無線を整備したことによるものである。教育費に関しては、町内の児童生徒数の減少などにより低い水準で推移している。なお、総務費が急増しているのは、特別定額給付金を支給したことによるものである。今後は高齢化に伴い、医療・福祉関係の社会保障費等の民生費の増加が見込まれる。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

本町の住民一人当たりのコストを性質別決算で見ると、人件費が類似団体内平均値を上回っている。本町は町域が山で東西に分割されており、東西それぞれの地域に施設を配置したことや、職員の高齢化に伴い、人件費が高い傾向にある。ここ数年にわたり職員数の削減を行い、平成28年度には箕面市との消防広域化事業を開始し、人件費が大幅に減少した。令和元年度には水道事業を大阪広域水道企業団に統合した。令和元年度及び2年度に人件費が増加した主な原因は、昭和50年代の人口急増期に入庁した職員が順次定年退職を迎えていることにより、退職手当が大きくなっているためである。本町の人件費は退職手当の金額に左右されるところも大きいため、令和3年度以降の人件費は減少傾向となることが予想される。また、本町の公共施設は老朽化が進んでおり、大規模改修を行う必要のある施設が多く存在する。普通建設事業、維持補修費、物件費などの適正水準を維持する観点からも、公共施設の再編・再配置を行っていく必要がある。加えて、再任用職員の活用など、人員の適正化を図り、人件費の削減に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2020年度)

分析欄

令和2年度は町税の減少に加えて、公債費や災害復旧費が増加したことにより財源不足の恐れがあったため、財政調整基金を取り崩したものの、地方交付税の増額等により実質単年度収支はプラスとなった。少子高齢化と人口減少により、町税の減少傾向はこれからも続くため、普通交付税や交付金などの金額次第で収支が左右される状況が続くと考えられる。そのため、人口増加等による安定した収入確保と歳出削減を継続することが、今後の課題となっている。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2020年度)

分析欄

本町の特別会計は全ての会計において黒字の状態が続いているが、一般会計からの繰入金で黒字を維持している状況である。本町は面積の大部分を山間部が占めており、家々が点在する集落も多い。結果として1戸あたりの下水道管路延長が比較的長くなり、施設の整備費や維持管理費が高くなる傾向にある。施設整備費などの軽減を図るため、施設の損傷や劣化が進行する前に適切な対策を行い、施設維持管理費にかかる総額を抑えていく必要がある。また、本町では高齢化が急速に進む傾向にあり、それに伴い、今後も医療給付費や介護給付費などが増加する傾向にある。繰出金の軽減を図るため、疾病予防と健康増進、介護予防に取り組む必要がある。

実質公債費比率(分子)の構造(2020年度)

分析欄

交付税措置のある地方債のみ発行するという方針により、公債費の抑制に努めているため、元利償還金はほぼ一定の水準で推移している。令和元年度に大阪広域水道企業団に統合を行ったことにより、「公営企業債の元利償還金に対する繰入金」は半減し、「組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等」は増加している。中長期的な視点で見ると、公共施設の老朽化対策が未完であるため、施設の再編・再配置を行い、整備にかかる費用を抑制し、公債費の抑制を図ることが重要となる。

将来負担比率(分子)の構造(2020年度)

分析欄

水道事業に係る公営企業債等繰入見込額や組合等負担等見込額などが軒並み減少となったため、将来負担額は減少となった。充当可能な財源等も減少となり、分子全体としてもマイナスであったため、令和2年度の将来負担比率は算出されなかった。今後については、令和8年度開校予定の小中一貫校の施設整備により、歳出増加が見込まれる。公共施設の再編・再配置、事務事業の見直し、民間委託や民営化の推進を行っていくとともに、再任用職員の活用など、人員の適正化を図り、歳出削減に努めていく。

基金残高に係る経年分析(2020年度)

基金全体

(増減理由)令和元年度は前年度繰越金の1/2相当額である44百万円を財政調整基金に積み立てたものの、財源不足により財政調整基金を290百万円、退職金等引当基金を67百万円取り崩したため、基金全体として減少となった。また、令和2年度は前年度繰越金の1/2相当額である32百万円を財政調整基金に積み立てたものの、財政調整基金を100百万円、退職金等引当基金を115百万円、ふるさとづくり基金を14百万円、文化振興基金を19百万円をそれぞれ取り崩したため、基金全体として減少となった。(今後の方針)今後は任用基準の見直しや施設規模の適正化など、効率的な人員配置を図る。加えて、歳出削減に努め、基金の取り崩しを可能な限り抑制していく。

財政調整基金

(増減理由)令和元年度は前年度繰越金の1/2相当額である44百万円を積み立てたものの、財源不足により290百万円を取り崩したため、残高が減少した。令和2年度は前年度繰越金の1/2相当額である32百万円を積み立てたものの、財源不足の恐れがあったため、100百万円を取り崩したことにより、残高が減少した。(今後の方針)令和3年度以降は監査委員の意向に従い前年度繰越金全額を積み立てていく。また今後は任用基準の見直しや施設規模の適正化など、効率的な人員配置を図る。加えて、歳出削減の効果的な実施に努め、基金の取り崩しを可能な限り抑制していく。

減債基金

(増減理由)令和元年度、令和2年度とも増減なし。(今後の方針)令和3年度に地方交付税で令和3年度臨時財政対策債の償還費として措置された額を積み立て、今後の償還の際に取り崩していく。

その他特定目的基金

(基金の使途)・退職金等引当基金:退職手当の支給・ふるさとづくり基金:ふるさとづくりの推進・公共施設整備基金:公共施設の整備・旧吉川財産区基金:住民福祉の増進・文化振興基金:文化の振興・森林環境譲与税基金:森林整備の促進(増減理由)※令和2年度分・退職金等引当基金:定年退職者等の退職金に充当するため、115百万円を取り崩したことにより、残高が減少した。・ふるさとづくり基金:ふるさと寄附促進事業や小中学生の漢字・英語力向上に資する事業などに充当するため、14百万円を取り崩したことにより、残高が減少した。・公共施設整備基金:残高の増減なし・旧吉川財産区基金:残高の増減なし・文化振興基金:ユーべルホール管理事業や文化振興事業に充当するため、19百万円を取り崩したことにより、残高が減少した。・森林環境譲与税基金:残高の増減なし(今後の方針)・令和元年度からの定年退職者のピークを過ぎ、退職金等引当基金の減少も落ち着くことから、更なる歳出削減の効果的な実施に努め、基金の取り崩しを可能な限り抑制していく。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2020年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

本町は公共施設の老朽化が進んでおり、有形固定資産減価償却率が高い傾向にある。なお、令和2年度決算に係る固定資産台帳については、令和3年3月31日時点で未整備であるため、令和2年度の当該団体値等は表示されていません。

債務償還比率の分析欄

将来負担額は減少傾向にあるものの、職員の高齢化等により人件費が高い水準にあるため、債務償還比率も類似団体と比べると高くなっている。人口急増期に入庁した職員が順次定年退職を迎えていることにより、退職手当が大きくなっていたが、令和3年度以降は退職者数も落ち着くため、人件費は減少傾向となることが予想される。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

本町は公共施設の老朽化が進んでおり、有形固定資産減価償却率が高い傾向にある。なお、令和2年度決算に係る固定資産台帳については、令和3年3月31日時点で未整備であるため、令和2年度の当該団体値等は表示されていません。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担額よりも控除する充当可能な財源等の方が大きいため、将来負担比率は算出されなかった。実質公債費比率は類似団体と比較して低い水準にあり、近年横ばいとなっている。今後は、令和8年度開校予定の小中一貫校の施設整備や公共施設の再編・再配置を行う必要があるため、整備費の抑制が重要となる。

施設類型別ストック情報分析表①(2020年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

類似団体と比較して大半の施設で有形固定資産減価償却率が高くなっている。特に橋梁・トンネル、公営住宅は類似団体より大きく上回っている。学校施設についても、類似団体を上回る状況となっているが、令和8年に小中一貫校の整備を予定している。なお、令和2年度決算に係る固定資産台帳については、令和3年3月31日時点で未整備であるため、令和2年度の当該団体値等は表示されていません。

施設類型別ストック情報分析表②(2020年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

類似団体をわずかに下回る市民会館や、10年ほど前に建替えを行った消防施設を除き、有形固定資産減価償却率が高くなっている。公共施設の老朽化が進んでいるため、現在公共施設再編・再配置の検討を行っている。なお、令和2年度決算に係る固定資産台帳については、令和3年3月31日時点で未整備であるため、令和2年度の当該団体値等は表示されていません。

財務書類に関する情報①(2018年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

一般会計等においては、資産総額が前年度末から5,416百万円の減少(△15%)となった。資産総額のうち有形固定資産の割合が88%となっており、有形固定資産の変動が一番大きくなった。これは、所有する土地の評価の見直しを行ったことが大きな要因となっている。負債の総額については、前年度末から70百万円の増加となっており、負債合計のうち地方債の割合が68%となっている。全体、連結においても同様な数値となっている。本町では原則として、地方交付税措置のある地方債を優先に借入を行っており、地方債残高が低く負債額が少なくなっている。今後も厳しい財政状況が予想されるが、地方交付税措置のある起債の借入を優先的に行い、負債額の圧縮に努める。全体、連結においては、上記と同様の理由により、固定資産の減少、純資産の減少となっている。なお、平成30年度決算に係る財務書類については、令和2年10月時点で未整備であるため、平成30年度の当該団体値等は表示されていない。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

一般会計等においては、経常費用は6,002百万円となり、前年度比262百万円の減少(△4.2%)となった。主な要因としては、人件費の減少によるものとなっている。全体においては、業務費用よりも移転費用が多くなっており、社会保障給付が142百万円の増加となっている。後期高齢者医療特別会計においては広域連合への納付金、介護保険特別会計においては各種介護サービスの給付費に係る負担金の増加が大きな要因となっている。連結においても同じような傾向が見られ、移転費用の補助金等が363百万円の増加となっているが、大阪府後期高齢者医療広域連合への補助金等が347百万円の増加となっているのが要因となっている。なお、平成30年度決算に係る財務書類については、令和2年10月時点で未整備であるため、平成30年度の当該団体値等は表示されていない。

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

一般会計等においては、税収等の財源が純行政コストを下回っているため本年度差額は△400百万円となった。また、所有する土地の評価の見直しを行ったことにより、資産が減少となり、純資産残高は、前年度と比べ5,485百万円の減少となった。引き続き経常経費の圧縮に努め、行政コストの削減を行っていく。全体、連結においては、上記と同様の理由により、無償所管換等が△5,014百万円となり、純資産が減少となっている。なお、平成30年度決算に係る財務書類については、令和2年10月時点で未整備であるため、平成30年度の当該団体値等は表示されていない。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

一般会計等においては、業務活動収支は274百万円となったが、防災行政無線設備整備工事などを行ったため、投資活動収支は△360百万円となった。財務活動収支については、起債償還額よりも発行額が上回ったことから、79百万円となった。本年度末資金残高は前年度から7百万円減少し、183百万円となった。業務活動収支は黒字であるが、投資活動による支出額が大きく、基金取崩と地方債借入を行っても結果として資金収支はマイナスとなっている。全体においても業務活動収支は黒字であるが、投資活動収支は、基金取崩しを行ってもマイナスとなり、結果として資金収支はマイナスとなっている状態である。連結においても黒字を維持している状態である。なお、平成30年度決算に係る財務書類については、令和2年10月時点で未整備であるため、平成30年度の当該団体値等は表示されていない。

財務書類に関する情報②(2018年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

住民一人当たり資産額については、類似団体平均値を下回っている。歳入額対資産比率については、所有する土地の評価の見直しを行ったことにより、有形固定資産の評価額が減少となったため前年度と比べ減少となっている。これは、住宅地に隣接している緑地の評価を見直したことが主な要因である。なお、平成30年度決算に係る財務書類については、令和2年10月時点で未整備であるため、平成30年度の当該団体値等は表示されていない。

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

純資産比率は、所有する土地の評価の見直しを行ったことにより純資産比率が減少し類似団体平均値と同程度となった。将来世代負担比率は、類似団体平均値を大きく下回っている。地方交付税措置のある地方債を優先に借入を行い、負債額の圧縮に努める。なお、平成30年度決算に係る財務書類については、令和2年10月時点で未整備であるため、平成30年度の当該団体値等は表示されていない。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

住民一人当たり行政コストは、大きな増減もなく、類似団体平均値を下回っている。公共施設再編を進め、集約化や委託などを行い経費の圧縮を図る必要がある。なお、平成30年度決算に係る財務書類については、令和2年10月時点で未整備であるため、平成30年度の当該団体値等は表示されていない。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

住民一人当たり負債額は類似団体平均値を下回っているが、今後、小中一貫校整備、公共施設再編など地方債発行により増加が見込まれている。地方交付税措置のある地方債を優先に借入を行い、負債額の圧縮に努める。基礎的財政収支は、投資活動収支の赤字分が業務活動収支の黒字分を上回ったため、△131百万円となっている。基金の取崩しと地方債発行により、防災行政無線設備整備など公共施設等整備を行ったためである。なお、平成30年度決算に係る財務書類については、令和2年10月時点で未整備であるため、平成30年度の当該団体値等は表示されていない。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

受益者負担比率は類似団体平均値を下回っている。公共施設の維持補修や、社会保障費の増加が見込まれるため、使用料の見直しや、指定管理制度の導入など人件費の抑制に努める。なお、平成30年度決算に係る財務書類については、令和2年10月時点で未整備であるため、平成30年度の当該団体値等は表示されていない。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,