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地方財政ダッシュボード

静岡県西伊豆町の財政状況(2016年度)

🏠西伊豆町

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2016年度)

財政力指数の分析欄

人口の減少や全国平均を上回る高齢化率(平成29年4月1日現在48%で県内1位)に加え、基幹産業である観光業の低迷等による個人・法人町民税の減収により財政基盤が弱くなり、類似団体平均を下回っている。西伊豆町版総合戦略や過疎地域自立促進計画に沿った施策の重点化に努めるとともに、行政の効率化、徴収業務の強化等の取組みを通じて、財政基盤の強化に努める。

経常収支比率の分析欄

平成27年度に高利率の地方債(2億9千7百万円)の繰上償還を実施し、公債費の削減を図ったことにより、類似団体平均を10.9ポイント下回っている。今後も現在の水準を維持するため、高利率の起債の繰上償還、公共施設の民間委託・指定管理制度の活用などにより、経常経費の削減に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費・物件費等の人口1人当たりの額は、類似団体平均を下回っているものの、全国・県平均と比較すると大幅に上回っている。主な要因として、支所・出張所や保育園・幼稚園の設置数が多いことから人件費が多額となっている。また、公共施設の保有数が多く、維持補修費も多額となっているためである。今後は、公共施設等総合管理計画に基づき、施設の統廃合や指定管理制度の活用などを進め、コストの削減を図る。

ラスパイレス指数の分析欄

ラスパイレス指数は類似団体平均を上回る98.3となっている。年功的な要素が強い給料表の構造を見直しを図り、給与の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

人口千人当たりの職員数は、類似団体平均と同率となっているが、全国・県平均と比較すると大幅に上回っている。主な要因として、支所・出張所や保育園・幼稚園の設置数が多いことから職員数の増につながっている。将来人口を見据え、施設の統廃合を進めるとともに、より適切な定員管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

平成28年度単年度の実質公債費率は1.8%で、3年平均では2.5%ととなり、類似団体平均を6.1ポイント下回っている。今後、控えている公共施設等の統廃合・老朽化対策により起債の増大が予想されるため、事業の平準化を図り、引き続き水準の抑制に努める。

将来負担比率の分析欄

将来負担額が充当可能財源を上回っているため、将来負担率は0%となった。今後も現在の水準を維持するため、高利率の起債の繰上償還による地方債残高の削減を図る。また、公共施設等の老朽化対策に対応するため、財政調整基金などの積立金による充当可能基金の増額ができるよう、公債費等義務的経費の削減を中心とする行財政改革を進め、財政の健全化に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2016年度)

人件費の分析欄

人件費に係るものは、平成28年度において23.7%で類似団体平均を1.8ポイント下回っているが、支所・出張所や保育園・幼稚園の設置数が多いため、将来人口に見合った施設統合を進めるとともに、より適切な定員管理に努め、人件費の削減を図る。

物件費の分析欄

物件費に係るものは、平成28年度において12.6%で類似団体平均を0.8ポイント下回っているものの、支所・出張所や保育園・幼稚園の設置数が多いため、臨時職員の賃金や施設の維持管理費用が多額となっている。将来人口を見据え、施設の統廃合を進めるとともに、物件費の削減に努める。

扶助費の分析欄

扶助費に係るものは、平成28年度において2.6%で類似団体平均を2.2ポイント下回っており、引き続き、事業内容の精査に努める。

その他の分析欄

その他に係るものは、平成28年度において12.0%で類似団体を2.0ポイント下回っている。今後は、水道施設の維持管理経費として、公営企業会計への繰出金が見込まれるが、この水準を維持するよう努める。

補助費等の分析欄

補助費等に係るものは、平成28年度において、12.0%で類似団体平均を2.4ポイント下回っている。今後も補助金を交付する事業として適当な事業かを精査し、必要性の低い補助金は見直しや廃止を行う。

公債費の分析欄

公債費に係るものは、平成28年度において14.6%で類似団体平均を1.7ポイント下回っている。今後、公共施設の統廃合や老朽化対策などの大規模事業が控えているため、事業の平準化を図るとともに計画的な起債に努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外に係るものは、平成28年度において類似団体平均を9.2ポイント下回っている。今後も現在の水準を維持するため、引き続き事業内容の精査に努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2016年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

・歳出決算総額は、住民一人当たり872,078円となっている。・総務費は、住民一人当たり323,621円となっており、類似団体と比較すると152,657円で大幅に上回っている。これは、財政調整基金、ふるさと応援基金、公共施設解体基金の積立金で、類似団体内で4位となっている。・商工費は、住民一人当たり98,047円となっており、類似団体内で1位となっている。これは、ふるさと納税の業務の充実を図るため、ふるさと納税専属の係を商工部門に新設したため、大幅に上回っているものである。・消防費は、住民一人当たり55,401円となっており、類似団体と比較すると20,892円上回っている。これは、津波浸水区域からの消防団詰所移転事業などにより増加しているものである。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2016年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

・歳出決算総額は、住民一人当たり872,078円となっている。主な構成項目である人件費は113,655円となっており、類似団体平均と比較すると2,221円下回っている。・補助費等は、住民一人当たり136,302円となっており、類似団体平均と比較して一人当たりコストが26,197円高い状況になっている。これは、ふるさと納税の返礼品の増加等によるものであり、前年度決算と比較すると19.8%増となっている。・普通建設事業費は、住民一人当たり134,960円となっており、類似団体平均と比較すると15,078円高い状況になっている。これは、光ファイバ網整備事業、診療所整備事業、消防団分団詰所の整備事業の増加等によるものであり、前年度決算と比較すると19.1%増となっている。・積立金は、住民一人当たり187,293円となっており、類似団体平均と比較すると137,739円高い状況になっている。これは、財政調整基金、ふるさと応援基金に加え、平成27年度に創設した西伊豆町振興基金の積立によるものである。

実質収支比率等に係る経年分析(2016年度)

分析欄

財政調整基金については、人口減少による税収減に備えるとともに、インフラや公共施設の老朽化対策等に係る経費の増大に対応するため、決算剰余金を中心に積み立てており、平成28年度も最終的には取り崩しを行わなかったため、残高が増えている。実質単年度収支については、前年比13.54ポイントの減となっているが、これは平成27年度に行った町債の繰上償還等が主な要因である。今後も事務事業の見直し・歳出の合理化等行政改革を推進し、健全な行財政運営に努めていく。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2016年度)

分析欄

一般会計をはじめ、全ての会計において資金不足は発生していない。また、実質赤字比率と連結実質赤字比率もなく、現状では各会計とも良好な財政運営を行っている。国民健康保険特別会計や介護保険特別会計は、一般会計からの繰入金の増加が見込まれるため、保険料の適正化・保健予防事業の更なる強化に努めて行く。水道事業会計は、施設の耐震化・老朽化などにより多額の資金が必要となるため、料金の見直しが必要となっている。ダウンサイジングによる経費の削減を検討していく。温泉事業会計は、使用量が減少している中、現在のポンプは過大のため、インバーター制御版の導入によりポンプの省エネルギー化を図り、動力費等の削減に努めて行く。

実質公債費比率(分子)の構造(2016年度)

分析欄

平成28年度の元利償還金は5億2千5百万円で、前年度比で5千万円の増額となった。主な要因は、前年度に旧合併特例債を原資として積立を行った振興基金の償還開始9千9百万円の増、前年度に行った繰上償還4千3百万円と平成18年発生災害復旧事業に係る償還終了による6百万円の減である。算入公債費等の前年比7千2百万の増要因についても、上記と同じ要因である。今後、公共施設の統廃合などの大規模な事業計画を控えている中で、現在の水準を維持するために計画的な起債に努めて行く。

将来負担比率(分子)の構造(2016年度)

分析欄

平成28年度において、一般会計等に係る地方債の現在高は、56億5千8百万円で前年比2億7千百万円の増加となった。主な要因は、旧合併特例債(2億円)、緊急防災・減災事業債(2億8千7百万円)の発行である。一方、充当可能金基金額は、53億5千9百万円で前年比6億7千8百万円の増となった。主な要因は、財政調整基金、ふるさと応援基金への積立である。今後は、公共施設等の統廃合・老朽化対策事業により、公債費の増大が懸念されるが、引き続きこの水準を維持できるよう、行財政改革の推進により財政の健全化を図って行く。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2016年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

債務償還可能年数の分析欄

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費比率は類似団体と比較して低い水準にあり、充当可能財源等が将来負担額を上回っている状況である。これは、西伊豆町振興基金、財政調整基金、ふるさと応援基金などの積み立てにより充当可能基財源が増加しているためである。今後も現在の水準を維持するため、これから控えている公共施設等の統廃合やインフラ長寿命化対策など大規模な事業計画を整理・調整し、計画的な起債に努めるとともに義務的経費の削減を中心とする行財政改革に努め、引き続き財政の健全化に取り組んでいく必要がある。

施設類型別ストック情報分析表①(2016年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

施設類型別ストック情報分析表②(2016年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,