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地方財政ダッシュボード

長野県南牧村の財政状況(2013年度)

🏠南牧村

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2013年度)

財政力指数の分析欄

類似団体内においては比較的良好な数値を維持している。しかしながら、近年0.30付近で安定していた数値が減少傾向にあることから、住民サービスの低下を招かないよう注意しながらも事務事業の効率化を図り、併せて財政規模の適正化に努める。

経常収支比率の分析欄

平成17年3月に策定した南牧村第1次行財政改革プランの実行により、歳出の効率化と適正化を進めてきた結果として70%台で推移し、平成24年度において60%台となった。今後とも経常経費の上昇を抑制し、現行水準を維持するよう努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

ほぼ類似団体平均と同程度の数値で推移しているが、その内容を分析すると、人件費において類似団体平均183,831円に対し121,858円と33.7%も下回っていることから、物件費が類似団体を大きく上回っていることとなる。この要因の一つとして中学生の海外研修事業の旅費が挙げられるが、本事業は村の独自事業として今後も継続していく予定であるので、物件費以外の人件費については今後とも計画的な定員管理と適正配置により人件費全体の上昇を抑制し、維持補修費については大規模な修繕が必要となる前のきめ細かな対応に努め、人件費・物件費等決算額全体の総額として現行水準を維持していくよう努める。

ラスパイレス指数の分析欄

平成20年度に人事配置等により類似団体平均を下回り、平成21年度もその水準を維持したが平成22~24年度において類似団体平均を上回った。職員数が少ないため変動が大きい指標であるが、適正な定員管理と併せ類似団体平均の水準を上回らないよう努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

類似団体より5.6人少なく、適正な職員数であると考えている。しかしながら、職員数のみに固執するのではなく、職員研修等を積極的に実施することにより職員の質を向上させ、住民の満足度をより高めていく努力を絶え間なく行っていく。

実質公債費比率の分析欄

類似団体平均に比して良好な水準を維持している。単年度数値の推移をみると、23年度3.9%、24年度1.9%、25年度1.8%と、年々向上している。単年度或いは短期間に大規模な投資が生じないよう、また前述の将来負担の状況でも述べた基金の有効活用と併せ、計画的な行政運営を行い現行水準を堅持する。

将来負担比率の分析欄

将来負担比率については「数値なし」となっているが、これは将来負担額を充当可能財源等が大きく上回っているためであり、実際の数値を表せば「-288.3」となる。今後充当可能財源等の約6割を占める充当可能基金62億円の有効活用を図りつつ、将来負担比率を正数に転じさせないよう、中長期的な視点に基づいた財政運営を行っていく。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2013年度)

人件費の分析欄

類似団体内順位が第1位と、大変低く抑えられている。この要因として、人口1,000人当たり職員数が類似団体平均に比べ27.2%少ないことが挙げられる。また、事業費支弁人件費を除いた人件費全体を人口一人当たりでみると、類似団体平均に比べ33.7%下回っている。逆に、事業費支弁人件費だけをみると類似団体平均を27.0%上回っているが、人件費関係全体では28.2%抑制されており、今後も現行水準を維持していく。

物件費の分析欄

類似団体と比較して高い数値となっている。これは財政比較分析でも述べたとおり、中学生の海外研修事業の影響が大きい。また、業務システムの積極導入による使用料・賃借料の増加も挙げられるが、これにより人件費の抑制が図られている側面もある。今後、使用料等の適正化推進等により、物件費全体の抑制を図っていく。

扶助費の分析欄

類似団体平均に比較して低い水準に抑えられている。これは、福祉事務所を単独で有しておらず、生活保護費について所管していないことも要因の一つである。

その他の分析欄

類似団体平均に比較して低い水準に抑えられているが、今後は特に国民健康保険事業会計において財政状況悪化に伴う赤字補てん的な繰出金の増加が予想され、さらに介護保険事業会計においても繰出金の増加が懸念されるため、保険料の適正化を図ることなどにより、現行水準を維持するよう努める。

補助費等の分析欄

類似団体平均に比して低い水準に抑えられている。これは平成17年3月に策定した行財政改革プランに則り、各種団体の補助の見直しを実施した成果である。今後も適切な補助金支出に努め、安易な補助金支出を行わない方針である。

公債費の分析欄

物件費とともに類似団体平均を下回っている費目である。これは、数年多額な費用を要する大型事業が続いたためである。主な借入地方債区分は辺地対策事業債となっている。実質公債費比率の構成要素中、公債費充当一般財源に対して基準財政需要額算入額が94.4%を占めていることから、交付税措置率の高い地方債を発行していることが分かり、比率の高さほどの懸念材料ではないと考えるが、積極的な繰上償還により後年に亘る公債費負担対策を実施していく。

公債費以外の分析欄

類似団体平均に比較して低い水準に抑えられているのは、人件費の比率が低く抑えられていることが主な要因である。今後は、比率の高い物件費の抑制を図りながら、現行水準を維持するよう努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2013年度)

分析欄

財政調整基金残高自体は増加しているが、僅かな増加額であるため、標準財政規模の影響により比率が増減している状況である。また、実質収支額においては赤字がないため、全てプラスの比較的安定した数値となっているが、実質単年度収支については、単年度収支額や繰上償還金の有無等により、比率の増減が大きくなっており、特に平成21年度においては単年度収支額の影響により、比率がマイナスとなっている。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2013年度)

分析欄

平成25年度まで、全ての会計において赤字額は発生していない。

実質公債費比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

元利償還金については、繰上償還や新たな起債発行額の減少等により、ここ数年減少を続けていたが、平成23年度は大型事業における元金償還開始等の影響から一旦増加に転じ、平成24年度以降はまた減少している。元利償還金の増加額に対し交付税算入公債費等の増加額が多いため、実質公債費比率の分子が減少しているが、これは交付税措置率の高い地方債を新規借入しているためである。

将来負担比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

繰上償還や新たな起債発行額の減少等により、地方債の現在高が減少しており、将来負担額全体を押し下げる要因となっている。その一方で、基金の新規積立により充当可能基金が増加しており、基準財政需要額算入見込額の減少分と相殺されている。これらのことが、将来負担比率の分子の減少に繋がっている。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,