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神奈川県相模原市:特定地域生活排水処理の経営状況

🏠相模原市

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経営比較分析表(2023年度)

経常収支比率

収益的収支比率

累積欠損金比率

流動比率

企業債残高対事業規模比率

経費回収率

汚水処理原価

施設利用率

水洗化率

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率及び⑤経費回収率は、一般的な浄化槽と比較して、水源地域の水質改善に要する経費が割高であることから、低率となっているが、本市では、生活排水処理という同じ目的の行政サービスであることから、公共下水道事業及び農業集落排水事業と同一の会計としており、全体の収支は概ね均衡している。⑦施設利用率は、50%以下をほぼ横ばいで推移していることから、法令に基づき適切に維持管理するとともに、計画的に修繕等を実施する必要がある。

有形固定資産減価償却率

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率、②管渠老朽化率及び③管渠改善率ともに、本事業が平成21年より供用開始したことから、標準耐用年数に近い資産が少ないため低い水準となっている。

全体総括

通常の合併処理浄化槽では、窒素・リンが除去できず、それらがダム湖に流れ込むことでアオコが大量発生するなど水質汚濁が進んでいる。本事業は、窒素・リンも除去可能な高度処理型の浄化槽を市が設置及び管理していくことで、水源環境を保全することを目的としているが、今後、設備の標準耐用年数に伴い必要となる老朽化対策により、本事業の収支が下水道事業会計の負担にならないよう、コスト意識を持って経営を進める必要がある。

出典: 経営比較分析表,

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