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地方財政ダッシュボード

埼玉県ときがわ町の財政状況(2020年度)

🏠ときがわ町

地方公営企業の一覧

末端給水事業 特定地域生活排水処理


収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2020年度)

財政力指数の分析欄

平成18年2月の合併以降、継続して財政基盤の強化に取り組んできたが、生産年齢人口の減少、高齢化率の上昇など様々な要因により、町の財政基盤は弱体化傾向にあり、財政力指数の値も年々降下しており、類似団体内の平均値も下回る状態が続いている。第二次総合振興計画に基づく持続可能なまちづくりを推進していくためにも、厳しい財政運営を打破することに注力し、更なる財政改革に取り組む必要がある。

経常収支比率の分析欄

行財政改革を推進を念頭に、経常経費の削減、一般財源の確保に取り組んできたところであるが、前年度比0.6ポイント下落した。今後も、経常経費を削減するとともに、税収などの一般財源の確保に努め、経常収支比率の改善を図っていく。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

定員適正化計画に基づく職員の適正管理と財政運営計画に基づく行財政改革を行うことで決算額の抑制に努めてきたところだが、臨時職員の採用に係る制度改正が行われたことで、物件費の減額より人件費の増額が上回り、トータルの決算額は増額という結果になった。人口減少の影響も考慮しながら、今後も計画的な事業実施により、経常経費の削減を図っていく。

ラスパイレス指数の分析欄

国や埼玉県の動向を見つつ、より一層給与の適正化に努めていく。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

職員の人材育成や民間委託等を積極的に推進しながら、「定員適正化計画」に基づいて定員管理を行っている。今後も適正な職員の採用や効率的な職員配置に努めていく。

実質公債費比率の分析欄

合併以降の投資的事業の実施により公債費は増加してきたが、基準財政需要額への算入率が比較的高い起債を活用してきたことから、類似団体と比較しても良好な値となっている。今後は、投資的事業に対する取り組みも減少傾向に転じると思われ、併せて起債発行額の抑制にも努めていく。

将来負担比率の分析欄

合併以降の投資的事業への集中により、類似団体と比較して高い割合が続いてきたが、生活基盤整備もピークを過ぎ、普通建設事業が減少に転じてきていることから起債の発行額も減少傾向にある。今後も適正な基金額を保有し、将来負担との平準化を考慮しながら、更なる財政健全化に努めていく。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2020年度)

人件費の分析欄

合併後分庁方式をとっていること等により、類似団体と比較して高い比率で推移してきたが、ここ数年は計画的な定員管理を進めたことにより、類似団体に近い値まで改善が進んできている。今後も定員適正化計画に基づき、計画的な職員採用に努めるなど、人件費の削減に取り組んでいく。

物件費の分析欄

臨時職員の賃金に係る区分が、制度改正により変更になったこともあり、物件費の経常収支比率は前年度より改善している。今後は、事業を精査するなどして、更なる改善を図っていく。

扶助費の分析欄

扶助費は、社会的に増加傾向にあると思われるが、事業の見直しなどにより減少に転じてきている。今後も、引き続き事業の必要性を精査するとともに、財政の健全化を図っていく。

その他の分析欄

その他の経常収支比率は特別会計への繰出金等が対象であるが、ここ数年安定しており、類似団体と比較しても、良い値で推移しているところである。

補助費等の分析欄

新型コロナ関連事業により金額の増加はみられたが、補助事業での執行のため経常収支比率に大きな影響はなかった。今後も、単独の補助金についてはその内容を精査し、継続して見直しを図っていく必要がある。

公債費の分析欄

合併以降、生活基盤整備事業に集中して取り組んできた中で、合併特例債を発行してきた結果、公債費に係る経常収支比率が上昇してきた。整備事業に係る償還ピークは令和4年度と見込まれていることから、今後の厳しい財政状況を鑑みると、人件費等の経常経費の削減に更に取り組む必要がある。

公債費以外の分析欄

合併以降集中的に進めてきた公共施設整備が一段落したことで、類似団体と同程度の値となっている。今後も引き続き、定員適正化と行財政改革に取り組んでいく。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

総務費に関しては、新型コロナウイルス対策に関連する給付金事業などで決算額が増加している。商工費に関しても、総務費同様、新型コロナウイルス対策に関連した事業費の増加が決算額の増加の要因である。教育費に関しては、小学校のプールの改築が決算額の増加の要因である。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

臨時職員に係る経費の取扱いが物件費から人件費に移行したこともあり、人件費の増加がみられた。今後は、適正な職員配置に留意し、人件費を抑制していく必要がある。高齢化の進行により扶助費は増加傾向にあり、今後どれだけ経常収支比率を抑えられるかが課題となっている。補助費等の増加は、新型コロナウイルス対策に係る特別定額給付金に係る経費が原因である。公債費のピークは令和4年度と見込んでいるが、その後の償還に備えても基金を充実させていく必要がある。

実質収支比率等に係る経年分析(2020年度)

分析欄

コストの削減に努めてきていることから、実質収支額はプラスを継続しており、実質単年度収支についても前年度比プラスの値となっている。引き続き、行財政改革に取り組む中で、堅実な財政運営が求められる。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2020年度)

分析欄

標準財政規模比においては、水道事業会計・介護保険特別会計で減少がみられ、全体の黒字額についても前年度より減額となっている。一般会計については、ここ2年間よりも黒字幅は増加したが、引き続き健全な財政運営に留意することが重要である。

実質公債費比率(分子)の構造(2020年度)

分析欄

合併以降、生活基盤整備事業に集中して取り組み、合併特例債を発行してきた結果、公債費は増加している。償還のピークは令和4年度を見込んでおり、そこまでは算入公債費等は増加していくものとみている。

将来負担比率(分子)の構造(2020年度)

分析欄

将来負担額の主となる一般会計等に係る地方債の現在高は減少傾向にある。また、そこから充当可能財源等を差し引いた将来負担比率の分子についても減少傾向を示している。今後も将来負担比率の減少を視野に入れ、健全な財政運営に努めていく。

基金残高に係る経年分析(2020年度)

基金全体

(増減理由)・財政調整基金が80百万円、公共施設等整備基金が102百万円増額したことで、基金全体では144百万円の増額となった。(今後の方針)・その他特定目的基金の中には活用されていないもののあることから、今後は活用可能な事業の実施や、若しくは現状の目的変更についての検討が必要である。

財政調整基金

(増減理由)・一般会計に繰り入れた額を上回る額を基金に積み立てたことにより、80百万円の増額となった。(今後の方針)・今後保有する額については、引き続き標準財政規模を参考にしていくものとする。

減債基金

(増減理由)・公債費の財源に充てるため基金から繰入を行い、その額が基金への積立の額を上回ったことで、7百万円の減額となった。(今後の方針)・今後の地方債の償還に備え、計画的に積立てを行う必要がある。

その他特定目的基金

(基金の使途)・合併振興基金:地域における住民の連帯の強化及び地域振興のため・公共施設等整備基金:社会資本の充実のため(増減理由)・合併振興基金:充当可能なソフト事業の財源としたことによる減額・公共施設等整備基金:光ファイバー貸付収入の一部等を積み立てたことによる増額(今後の方針)・合併振興基金:今後も基金の目的に合致したソフト事業に充当していく予定・公共施設等整備基金:老朽化した公共施設の整備に対応するための事業に充当していく予定

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2020年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

平成18年の合併以降施設の大規模改修を進め、長寿命化を図った結果、減価償却率は類似団体と比べ低い数値となっている。

債務償還比率の分析欄

元利償還金に係る充当可能基金に積立てを図っているところであるが、債務償還比率は類似団体と比べ低い数値となっている。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

平成18年の合併以降、合併特例債を活用して施設の大規模改修を進め、長寿命化を図った結果、減価償却率は類似団体に比べ低い数値となっている。将来負担比率は類似団体と比較して高くなっているものの、充当可能基金への積立てにより減少傾向にある。合併以降集中的に取り組んできた生活基盤整備も一段落し、投資的事業も減少に転じてきていることから、今後は起債発行額の抑制に努めていく。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

平成18年の合併以降、合併特例債を活用して施設の大規模改修を進め、長寿命化を図った結果、将来負担比率は類似団体と比べ高くなっているが、交付税算入率の良い起債を選択してきたことで、実質公債費比率は類似団体と比較して低い値を堅持している。将来負担比率は、充当可能基金への積立てにより減少傾向にあり、合併以降集中的に取り組んできた生活基盤整備も一段落し、投資的事業も減少に転じることから、今後は起債発行額の抑制に努めていく。

施設類型別ストック情報分析表①(2020年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

平成18年の合併以降、合併特例債を活用して施設の大規模改修を進め、長寿命化を図ってきた。道路、保育所、公民館については類似団体と比較して低い数値となっている。学校施設については、校舎・体育館は大規模改修により長寿命化が図られてきているが、電気・機械等の設備関係の老朽化が進んでいる為減価償却率が高くなっている。道路の一人当たり延長が長くなっているのは、町域が広い中に住居が点在していることが原因と思われる。今後、公共施設の老朽化対策については、公共施設等総合管理計画、公共施設個別施設計画に基づき取り組んでいくこととし、橋りょう等インフラ整備についても計画的な整備が必要である。

施設類型別ストック情報分析表②(2020年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

一般廃棄物施設及び消防施設は一部事務組合での共同処理となっている。福祉施設及び保健センターについては、合併後の大規模改修を行っていないため減価償却率が高くなっている。今後は、公共施設個別施設計画に基づき老朽化対策に取り組んでいく。

財務書類に関する情報①(2020年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

一般会計等においては、資産総額が前年度から424百万円の減(-1.2%)となった。その内流動資産が151百万円増加となっており、主な要因としては基金の増加による。また有形固定資産が647百万円の減少になっており、主な要因としては、インフラや建物の改修工事等による増加を、減価償却による減少が上回ったことによる。資産としては減少となったが、公共施設等総合管理計画において保有量の適正化(削減)を目標としているため、今後も集約化・複合化等による保有量の適正化に努める。全体会計においては、3,635百万円大きくなっているが、これは浄化槽設置管理事業特別会計、水道事業会計で多額の有形固定資産を有していることによる。一方で、同特別会計で多額の地方債等を有しているため、負債についても大きくなっている。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

一般会計等において、、移転費用(2,073百万円)に対して業務費用(3,108百万円)が上回っており、業務費用内で最も金額が大きいのは減価償却費や維持補修費を含む物件費等(2,081百万円)である。引き続き公共施設等総合総合管理計画等に基づき、集約化・複合化による等による保有量削減及び経費の削減に努める。全体会計においては、業務費用(3,559百万円)に対して移転費用(4,279百万円)が上回っており、これは国民健康保険特別会計や介護保険特別会計において多額の費用を計上していることによる。

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

一般会計等においては、税収等の財源(6,272百万円)が純行政コスト(6,305百万円)を下回っており、、本年度差額は▲33百万円となり、純資産残高は33百万円の減少となった。今後も引き続き税収の増加を図るとともに、行政コストの削減に努める。全体会計においては、一般会計等と比較し純資産残高が1,959百万円大きくなっているが、国民健康保険特別会計での国民健康保険料、介護保険特別会計での介護保険料等が主な内容である。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

一般会計等においては、業務活動収支750百万円であったが、インフラや建物の改修工事等により公共施設等整備費支出が大きくなり、投資活動収支は▲410百万円となった。財務活動収支については、地方債の償還額が地方債発行収入を上回ったことから、261百万円減となっており、本年度末資金残高は前年度から80百万円増加し、306百万円となった。

財務書類に関する情報②(2020年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

住民一人当たり資産額(歳入額対資産比率)は、合併前に旧村毎に整備した公共施設があるため、保有する施設数が非合併団体よりも多く、類似団体平均を上回っている。将来的に比較的多くを占める昭和40年代から50年代に建てられた公共施設の更新が控えているため、公共施設等総合管理計画に基づき、公共施設等の集約化・複合化等を進める等、施設保有量の適正化に取り組む。

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

純資産比率については、前年度比率0.8%の増である。今後も公共施設等総合管理計画やときがわ町定員適正化計画等に基づき、純行政コストの削減に努める。また、将来世代負担比率は、前年度と比較して0.1%減少している。新規に発行する地方債の抑制を行うとともに、高利率の地方債の借換えを行う等、地方債残高を圧縮し、将来世代の負担の減少に努める。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

住民一人当たり行政コストは類似団体平均値を下回っている。総合振興計画等に基づいた人口減少対策を行うとともに、公共施設等総合管理計画やときがわ町定員適正化計画等に基づき、純行政コストの削減に努める。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

住民一人当たり負債額は類似団体平均を大きく上回り、前年度と比較して2.2%の減である。新規に発行する地方債の抑制を行うとともに、高利率の地方債の借換えを行うななど、地方債残高の圧縮に努める。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

受益者負担比率は類似団体平均を下回っており、行政サービス提供に対する直接的な負担の割合は比較的低くなっている。類似団体平均まで受益者負担比率を引き上げるために、公共施設等総合管理計画に基づき、公共施設等にかかる経費の削減に努めるとともに、使用料の見直しの検討や公共施設等の利用率を上げるための取り組み等により、受益者負担比率の適正化に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,