経営の健全性・効率性について
①『経常収支比率』・・・経常費用が経常収益でどの程度賄われているかを示す指標です。179%と過去同様平均値を大きく上回っていますが、今後更新工事の増加が見込まれるため減少していくと思われます。③『流動比率』・・・流動負債に対する流動資産の割合で、短期債務に対する支払い能力を表す指標です。2,562%と過去同様に平均値を大きく上回っています。⑤『料金回収率』・・・給水に係る費用が、どの程度給水収益で賄えているかを示す指標です。昨年と同様に100%を上回っています。⑥『給水原価』・・・有収水量1㎥あたりについて、どれだけの費用が掛かっているか示す指標です。昨年と比べて減少しています。これは年間有収水量の増加が原因と思われます。⑦『施設利用率』・・・配水能力に対する排水量の割合で、施設の利用状況を判断する指標です。H29年度から増加しています。これは受水企業の使用量が増加していることが原因と思われます。。⑧『契約率』・・・収益性及び未売水の状況を判断する指標です。契約水量に対する現在配水能力の割合で、大きな変化はありません。
老朽化の状況について
①『有形固定資産減価償却率』・・・有形固定資産のうち、償却対象資産の減価償却がどの程度進んでいるかを表す指標です。平均を大きく上回っていることから、更新の時期が近づいていることがわかります。
全体総括
経常収支比率、流動比率ともに参考となる数値よりも高い数値で、安定した経営が行えていると言えます。ですが、施設の老朽化を示すグラフの通り管路等の資産の更新が今後近づいていることから将来の更新に備え、さらなる経営の効率化を図る必要があります。