経営の健全性・効率性について
経常収支比率が100%を超えており、累積欠損金もなく健全な経営ができています。また、流動比率も高く短期的な債務に対する支払能力も十分であるといえます。企業債残高はありませんが、他会計借入金があるため今後返済していく財源を確保していく必要があります。給水に係る費用がどの程度給水収益で賄えているかを示す料金回収率は類似団体や全国平均を大きく上回っていますが、給水原価は類似団体は上回っているものの全国平均よりは高い水準にあります。今後も費用の削減に努めていく必要があります。
老朽化の状況について
有形固定資産の減価償却がどの程度進んでいるかを表す有形固定資産減価償却率は類似団体、全国平均を下回っています。今後も施設の長寿命化のために適切な維持管理を行っていきます。
全体総括
令和3年度中に新たに1件の新規事業所への給水を開始し、給水件数は令和3年度末で5件となっています。現在は工業用水道の安定供給のための維持管理業務が中心となっています。今後も契約先の需要に合わせた供給と、施設及び設備の適切な維持管理を行いながら健全な経営の継続に努めていきます。