海陽町:海南病院

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2018年度)

地域において担っている役割

海南病院は、海陽町唯一の病院であり、また2次救急告示病院として、海陽町の医療の中心となる施設として、地域に密着した医療を提供している。また災害拠点病院でもあり、大規模災害時には孤立が懸念される海陽町において災害医療の拠点としての役割を担っている。

経営の健全性・効率性について

海陽町は人口の減少が続く過疎地域であり、患者数も減少傾向である。そのため病床利用率も平均値より低く、医業収益が減少している。そのことにより経常収支比率・医業収支比率も低くなり、職員給与費対医業収益比率が平均値より高くなっている。また医業収益が少ない原因の一つに患者1人1日当たり収益が平均値より低いこともあげられる。

老朽化の状況について

海南病院は現在の場所に新築移転してから15年が経過し、建築設備や医療機器等の老朽化が顕著であり、器械備品減価償却率も平均値より高くなっている。診療や病院機能維持に必要な設備・機器は随時更新を図っているところであるが、予算の制限もあり全ての設備・機器を適正に更新するには至っていない状況である。なお、令和元年度に空調・給湯の更新、照明のLED化を一括して行っているところである。

全体総括

海南病院では平成29年3月に経営改革プランを策定し経営改善をすすめているところである。平成29年2月より地域包括ケア病床を12床導入し、入院患者の増加と入院患者1人1日当たり収益の増加を図っている。今後は医師の増員や地域包括ケア病床の増床等によりさらに入院患者と外来患者の増加を図り、経営改善を進めていく計画である。

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