智頭町：国保智頭病院

地域において担っている役割

当院は、鳥取県東部圏域のうち、旧八頭郡内で唯一の公的病院であり、小児医療、救急医療などの不採算部門や医療過疎地である山間へき地における地域医療を担っている。

経営の健全性・効率性について

・経常収支比率と累積欠損金比率累積欠損金比率は高いが、経常収支比率は、類似病院平均と比較しても上回っており、一定の健全性は保っている。・経常収支比率と医業収支比率いずれも、類似病院平均を上回っており、一定の健全性を保っている。・医業収支比率と病床利用率及び職員給与費対医業収益比率いずれも、類似病院平均を上回っており、一定の健全性を保っている。・入院患者収益/人・日と外来患者収益/人・日及び材料費対医業収益比率患者収益については、類似病院平均を下回っているが、経年で比較すると増加している。材料費対医業収益比率は、平成21年から業者を一元化することにより効果があがっている。

老朽化の状況について

経常収支比率は類似病院平均を上回り、有形固定資産減価償却率は類似病院平均を下回っており、一定の健全性を保っている。しかし、耐用年数を過ぎた医療機器が多く、更新時期を迎えているため、年次計画を立て、計画的な更新を実施する必要がある。

全体総括

当院の経営は、類似病院との比較に関しては健全であると判断ができる。しかし、累積欠損金が高止まりをしており、引き続き新公立病院改革プランに沿った健全な運営を進めていく必要がある。