|
地域において担っている役割市立函館恵山病院は,恵山・戸井・椴法華地域における唯一の病院として,入院医療,救急医療を提供しています。また,人工透析等に代表される慢性期の医療を,特に医療の必要度が高い方を中心に提供しており,今後も引き続きその役割を果たします。
|
経常収支比率
医業収支比率
累積欠損金比率
病床利用率
入院患者1人1日当たり収益
外来患者1人1日当たり収益
職員給与費対医業収益比率
材料費対医業収益比率
|
経営の健全性・効率性について地域の人口減少に伴う入院・外来患者数の減少等により医業収益が減少していることから,医業収支比率が平均値より低くなっており,病床利用率も低下傾向にあります。令和元年度は透析室の移転拡充を行い病床利用率が微増しました。職員給与費対医業収益比率が平均値より高く,材料費対医業収益比率が逆に平均値より低くなっていますが,療養病床だけを有する病院に多くみられる傾向です。なお,令和元年度以降の経常収支比率の上昇は,一般会計からの繰入金によるものです。
|
有形固定資産減価償却率
器械備品減価償却率
1床当たり有形固定資産
|
老朽化の状況について当院は平成14年の移転新築から令和4年で20年を経過していることから,施設の老朽化が課題の1つとなっており,設備の計画的な補修,改修が必要となってきています。
|
|
全体総括市立函館恵山病院は,恵山・戸井・椴法華地域におけるプライマリケア(初期医療)および救急医療の提供,ならびに慢性期における入院医療の役割を担っています。地域の人口減少に伴い患者数が減少する一方,救急医療等の病院機能の維持には一定の診療体制が必要であり,引き続き一般会計からの一定の支援を受けつつ,地域における唯一の病院として,その役割を果たします。
|