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地域において担っている役割町立厚岸病院は住民の一次医療を担うため、入院、外来機能を維持しながら、地域の中核的な医療機関として、地域住民の医療ニーズに対応してきました。内科、外科、小児科の3科を基本とし、整形外科、脳神経外科の定期診療を行う体制を維持継続してまいります。町立厚岸病院では完結できない専門医療と高度医療については、釧路市内の二次医療機関との病病連携の強化に努めています。また、厚岸郡における医療機関と、保健・福祉関係者を含めた医療・介護・住まい、生活支援サービス等が地域で包括的に確保されるよう連携し支え合う地域包括ケアシステムの一端を担っています。 |
経常収支比率医業収支比率累積欠損金比率病床利用率入院患者1人1日当たり収益外来患者1人1日当たり収益職員給与費対医業収益比率材料費対医業収益比率 |
経営の健全性・効率性について令和5年度における経常収支比率では、令和4年度と比較して、入院収益では、入院患者数が増加し対前年度比増となるほか、その他医業収益では、新型コロナウイルスワクチン接種の縮小により対前年度比減となりましたが、新型コロナウイルス感染症に関する感染症病床確保促進事業費補助金等の交付を受けたことにより、収入総体で増収となった一方、費用では、人件費の高騰による給与費が増となるほか、施設設備や医療機器の老朽化に伴う修繕費の増などがあり、費用総体では前年度を上回りましたが、一般会計からの繰入金をもって102.1%(前年比+0.5ポイント)となりました。また、一般会計からの繰入金を除いた修正医業収支比率においても、54.1%(前年比+0.7ポイント)となりました。 |
有形固定資産減価償却率器械備品減価償却率1床当たり有形固定資産 |
老朽化の状況について病院本体は、平成7年に新築してから25年以上が経過し、病院設備や医療機器の更新においては計画的な整備が必要となることから、年次更新計画を策定し、計画的に行ってきました。また、医師の確保に必要な医師住宅については、築30年が経過しており、維持補修が必要な状況にあります。 |
全体総括平成20年度に公立病院改革プランを策定し、平成24年の4月には2階病棟を介護老人保健施設へ転換しました。それに合わせ平成23年11月に公立病院改革プランを全面改定し、経営の健全化と不良債務の解消計画を進め、平成24年度に不良債務を解消しました。平成26年にて会計制度が改定された影響により、平成29年度決算では不良債務が発生しましたが、平成30年度決算にて解消しました。平成29年度からは新公立改革プランを策定、また、令和4年度に経営強化プランを策定したところであり、安定した経営基盤を確保するとともに、改革の継続性を保持しつつ、救急医療の確保、小児・保健・予防医療などの不採算医療を継続するための医師確保対策を最重要課題として取り組みながら、未来を支える地域医療の継続に努めていきます。 |
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