米子市:工業用水道事業

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経営比較分析表(2019年度)

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率:今年度は、大幅な赤字となっている。これは、唯一の給水先が7月をもって給水を休止したためである。また給水再開及び、新たな事業者へ速やかに給水を、対応するために、必要最低限の維持管理を行っている。現施設は誘致企業1社に特化した工業用水道事業であったが、米子市と協力し、新たな事業者の開拓を行う必要がある。②累積欠損金比率:欠損金は、発生していないが早急に給水先及び費用の削減を検討する必要がある。③流動比率:当面の流動資産は、確保出来ているが、計画的な運用が必要。④企業債残高給水収益比率:企業債残高は0である。⑤料金回収率:経常収支比率同様新たな事業者の開拓が必要。⑥給水原価:現在休止中であるが、給水再開時には今後の更新費用を見据えた給水原価にする必要がある。⑦施設利用率:現在給水休止中のため施設利用率は、0である。⑧契約率:米子市工業用水道給水先に工業用地は1工区しかないため、新たな給水先は、現在操業中の事業者の業務変更か、事業者の変更しかない。米子市に新たな工業用地の建設の可能性を協議したい。

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率:現在休止中であるが、新たな事業所の使用規模及び、今後の事業計画を見据えた更新計画を作成しなければならない。②管路経年化率:法定耐用年数を超えた管路はないが、約20年後に管路は一括して耐用年数を迎えるため財源確保の計画が必要。③管路更新率:管路更新の実績はないが、施設規模等の見直しに合わせ口径・管種の検討が必要。

全体総括

現在給水休止中であることから、経営の健全性・効率性は、著しく劣った指標を表している。経営健全化のため、早急に新たな給水先を、米子市と協力し開拓する必要がある。給水再開時の事業計画・更新計画を数多くの局面に対して、研究する必要がある。また限られた繰越利益剰余金の有効的利用の検討も必要である。

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