経営の健全性・効率性について
①経常収支比率がわずかではあるが100%を上回ったが、③流動比率が類似団体平均値を大きく下回っており、依然として一般会計からの繰入金に依存している。平成30年10月の料金改定により⑤経費回収率が増加し、⑥汚水処理原価が減少している。また、未接続世帯への普及促進により水洗化率の向上が課題となっている。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は、累計団体平均値よりやや高い水準で推移しており、老朽化が進んでいることを示している。ストックマネジメントにより、修繕等の優先順位、長寿命化、更新等を計画し、更新費用の標準化を図っていく。
全体総括
更なる「下水道事業の効率化・健全化」の取り組みが必要な状態である。経営計画・戦略に基づいて使用料改定及び使用料の適正化を図るとともに、下水道接続の促進、不明水対策による経費の削減による経営改善を進める。また、ストックマネジメントによる、長期予測を踏まえた改築費用の標準化の計画により、中長期的な事業の効率化を図る。