収益等の状況について
・H24は、大規模修繕の実施に伴い、一般会計繰入金を増額したため、収益的収支比率は例年より高い。・当駐車場は、起債の償還金に加え、土地の借上料に繰入金を充てているため、繰入金の依存度が高い要因となっている。ただし、H35に償還が終了し、また借上料は段階的に減額するため、比率は改善していくと見込まれる。・上記の理由により繰入金は高いが、経年比較において、駐車台数は増加傾向にある。高い収益性を確保するため、H30から指定管理者制度を導入し、経営改善を図る。
資産等の状況について
・地方債については、H33に地方公共団体金融機構の償還が終了し(年額30,317千円)、H35にはすべての償還が終了することから、今後は改善が見込まれる。
利用の状況について
・駐車台数は増加傾向にあるが、稼働率は平均値を下回っている。H30年から指定管理者制度を導入し、利用料金の値下等を実施することで、利便性の向上及び需要の拡大を図る。
全体総括
・施設の老朽化に伴い、H24年に大規模修繕を実施したが、料金改定等により駐車台数は増加傾向にあり、徐々に収支の改善が図れている。また、H30年から新たに指定管理者制度を導入し、民間の能力を活用することにより、利用料金の値下による需要の創出や利用料金制による安定した収入の確保等、住民サービスの向上と経費の節減等を図る。なお、指定管理者と連携し、中長期的な経営戦略を策定することにより、経営基盤の強化と健全化にも努めていく。