収益等の状況について
令和4年度と比較し、新型コロナウイルス感染症が令和5年5月に「5類感染症」へ移行したことから、影響は弱まっていると考えるが、コロナ禍前の水準までは回復していない。今後は更に影響が弱まり、イベント等の増加による収入増が見込める。①収益的収支比率、④売上高GОP比率、⑤EBITDAは、令和4年度に比べ、総費用の増により数値が減少している。②他会計補助金比率、③駐車台数一台当たりの他会計補助金額については、一般会計からの繰り入れを行わなかったため、0となっている。※①収益的収支比率については、R5年度の当該値が163.0とあるが、162.9が正である。※⑤EBITDAについては、R4年度の当該値が13千円、R5年度が12,221千円となっているが、R4年度は13,104千円、R5年度は12,211千円が正である。
資産等の状況について
当駐車場が供用を開始してから27年が経過し、経年劣化に伴う資産が嵩む改修箇所が多く見られる。現在は、関係団体及び管理業者と密に連携をとり、緊急性の高い改修箇所から改修工事を行うよう計画している。※⑧設備投資見込額については、135千円となっているが、155,407千円が正である。
利用の状況について
新型コロナウイルス感染症のため中止となっていたイベント等が徐々に通常通りの開催されるようになったが、当駐車場においては、令和2年度以降、稼働率が100%を下回る状況が続いている。「5類感染症」に移行したことから、令和4年度と比較して稼働率は増加している。引き続きイベント等が開催されることで稼働率の回復を見込む。
全体総括
本施設は、平成9年2月の供用開始から27年が経過しており、経年劣化を原因とする費用の嵩む補修箇所がある。また、新型コロナウイルス感染症が「5類感染症」に移行したものの、収入減が続いている。今後も市街地を訪れる市民のための駐車場として利用していただくために、必要な設備改修等を計画的に行いながら健全経営を図っていく。また、施設の状況に応じて、一般会計からの繰り入れを伴う大規模改修を計画する。