収益等の状況について
①収益的収支比率は、令和2年度については新型コロナウイルス感染拡大防止のため、隣接している市立病院で面会禁止措置等があったため減少した。令和3年度はその影響が軽減されたため、前年度比で改善した。④売上高GOP比率は、全国平均値及び類似施設平均値を上回っている。⑤EBITDAは、全国平均値及び類似施設平均値を上回っている。
資産等の状況について
⑩企業債残高対料金収入比率は、類似施設平均値に比べ低い水準で推移し、平成28年度に企業債残高が0になった。平成30年度以降に、駐車場事業債を活用した施設の老朽化対策工事を行っているため、当該値が増加した。また今後、施設の老朽化対策工事にあたっては駐車場事業債の活用を検討しながら進めていく予定である。
利用の状況について
⑪稼働率は、類似施設平均値と比較しても、高い水準で推移している。市立病院と隣接しているが、令和2年度については面会禁止措置等があったため、令和元年度と比較し低下した。令和3年度はその影響が軽減されたため、前年度比で改善した。
全体総括
収益等の状況や利用状況及び類似施設と比較しても、良好な経営状況を維持している。今後は、継続して良好な水準を維持していくとともに、より一層の経営効率化を図りながら施設の老朽化対策に取り組んでいくことが必要である。