収益等の状況について
本駐車場は収容台数815台の立体自走式駐車場である。他会計補助金を要しておらず独立採算制を保っており、各指標からも概ね順調に運営されていると考える。
資産等の状況について
本駐車場はJR浜松駅に近接する本市の一等地に位置するため⑦敷地の地価といった資産価値は大きい。また、建設時の企業債の償還は完了している。
利用の状況について
⑪稼働率について平均値を下回るものの、本駐車場は12時間までの上限料金の設定や定期利用といった長時間の利用を誘導するよう取り組んでおり、利用状況も堅調に推移していたが、コロナ禍により令和2年度は減少した。令和3年度は回復傾向にあるが、コロナ禍以前までは戻っていない。
全体総括
本駐車場は平成27年度に導入した利用料金制による指定管理者の取り組み等により、利用率を含め収支は良好な状況を保っている。しかし建設より25年以上が経過し、設備等老朽化が進んでいる。このため、施設の劣化調査を行うとともに他の市営駐車場と併せて、近隣の駐車場の需給バランスを調査し、公の駐車場としての必要性・あり方について検討をし、今後の方針を決定する。