収益等の状況について
①収益的収支比率については、100%以上で収支は黒字であり、使用料収入については、前年度より微増である。繰入金等はなく、②他会計補助金比率と③駐車台数一台当たりの他会計補助金額は0である。④売上高GOP比率は、収益の増により増加した。⑤EBITDAについても、前年度に比べ増加している。周辺の公共施設の状況の変化もあるので、収益の状況を注視していく。
資産等の状況について
老朽化が進んでいることから、今後、大規模改修工事が必要である。公共施設の再編によっては、早い時期に大規模改修をする必要があるが、令和9年度以降の予定である。今後も計画的かつ適正な設備投資に努めたい。⑩企業債残高対料金収入比率については、企業債残高はないため、0となっている。
利用の状況について
⑪稼働率については、類似施設平均値を大きく下回り、ほぼ横ばいで推移している。
全体総括
現在、収支は黒字で経営自体に問題はない。しかしながら、施設の老朽化に伴ってさらなる設備投資が見込まれることから、今後黒字幅の減少が予想される。また、当該駐車場周辺の公共施設再編により利用形態が変わる可能性もあり、先行きが不透明である。この再編整備にあわせて、令和2年度に策定をした経営戦略に基づき、施設のあり方(大規模改修時期)や長期的な需要の見通しについて議論していく。