収益等の状況について
青森県営駐車場は、510台という駐車枠を活かし黒字事業として運営しており、②他会計補助金比率及び③駐車台数一台当たりの他会計補助金額のとおり、他会計補助金に頼らず運営している。令和3年度から新たにPFI事業を導入し、駐車場利用料金の大部分が民間事業者の収入となったほか、大規模修繕業務を民間事業者が行うこととなったことから、前年度までと計上方法が変更となっている。令和3年度は、前指定管理者からのデメリットシステムによる臨時の収入があったこと等の影響により、①収益的収支比率及び⑤EBITDAが増加している。
資産等の状況について
青森県営駐車場は築38年を迎えており、老朽化への対応として、PFI事業にて大規模修繕を実施するものである。
利用の状況について
令和3年度からPFI事業を導入し、駐車場利用料金の大部分が民間事業者の収入となったことから、⑪稼働率の計上方法が変更となっているが、新型コロナ等の影響を受け、利用者は減少傾向にある。
全体総括
青森県営駐車場は、駐車料金収入の減少や施設の老朽化へ対応するため、令和3年度から青森県営柳町駐車場と併せて大規模修繕、施設の維持管理及び運営を一体的に行うPFI事業を実施している。管理運営主体は民間事業者となるため、県では、業務の要求水準を安定的に充足できていることを確認するため、モニタリング等を実施し、引き続き経営改善に努めるものである。