置賜広域病院企業団:公立置賜南陽病院
団体
06:山形県
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置賜広域病院企業団:公立置賜南陽病院
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公立置賜南陽病院
収録データの年度
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経営比較分析表(2017年度)
地域において担っている役割
公立置賜南陽病院は、高度・先進医療を提供する公立置賜総合病院と密接な連携や相互補完を図りながら、市町村区域を診療圏域とし、より住民に身近な医療施設として初期医療や回復期・慢性期医療の提供を行っている。
経営の健全性・効率性について
「経常収支比率」は、前年度より2.8ポイント低下したものの、平均値を8.8ポイント上回っており、引き続き100%以上を維持している。「医業収支比率」についても、前年度より1.0ポイント増加し、平均値を上回っている状況を維持している。「1人1日あたり収益(入院)」は、25年度までは平均値を下回っていたものの、病院における各種収益改善の取組みにより26年度からは平均値を上回っている。平均値を上回っている「1人1日あたり収益(外来)」と併せて、新たな診療報酬加算の取得など更なる収益アップに取組んでいく。
老朽化の状況について
会計制度の変更の影響で26年度の対前年上昇幅が大きいが、「有形固定資産減価償却率」については、前年度より2.2ポイント増加、平均値よりも+32.0ポイントと大きく上回っており、老朽化が著しい状況である。「器械備品減価償却率」については、前年度より5.8ポイント上回ったものの、平均値よりは1.1ポイント下回っており、大規模な機器の入替はできない中、定期的に機器の更新を行っていることによるものと思われる。施設設備全体として、平成12年度に既存病院を再編統合し、一部事務組合を設立した際、既存財産をそのまま組合に移管しているため、築50年を超える建物や法定耐用年数を大きく超える医療機器があるなど保有資産の老朽化が進んでいる。
全体総括
平成29年度決算について、「経常収支比率」は、引き続き100%を上回ることができた。本業である「医業収支比率」についても、人口減少等に伴う延患者数の減少などの影響がある中、4年連続で「前年より改善」という状況を維持している。今後も延患者数の減少は進むと予想されるため、引き続き医業収支を改善し、経営基盤の強化に努める必要がある。なお、耐震性能不足や著しい老朽化などの課題を解消するとともに、圏内の医療需要に的確に対応するため、新たな施設の建設事業を進めているところである。
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