置賜広域病院組合:公立置賜総合病院

地方公共団体

山形県 >>> 置賜広域病院組合

地方公営企業の一覧


収集されたデータの年度

2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度

経営比較分析表(2017年度)

地域において担っている役割

公立置賜総合病院は、置賜二次保健医療圏の中核病院として高度・先進医療を提供するとともに、小児医療、周産期医療、精神医療などの専門医療を担うほか、県の臨床研修指定病院として研修医を育成するなど教育病院の機能も担っている。また、併設している置賜地域唯一の救命救急センターの後方支援を行いながら、二次・三次の救急医療や災害拠点病院の役割を担っている。

経営の健全性・効率性について

会計制度の変更があった平成26年度を境に数値は大きく変化しているが、「経常収支比率」、「累積欠損金比率」は、ほぼ平均値で推移している。「医業収支比率」は、前年度よりも1.8ポイント改善したものの、まだ平均値よりも5.5ポイント下回っており、本業である医業活動部分について更なる経営改善が必要である。「1人1日あたり収益(入院・外来)」については、現状、平均値に届いていない状況であるため、新たな診療報酬加算の取得などによる収益アップに取り組む必要がある。「職員給与費対医業収益比率」については、類似病院の職員平均年齢や1人当たり給与費を比べると大きな乖離が見られないことから、引き続き、医業収益の増加に努め、比率が平均値に近づくよう努力していく。

老朽化の状況について

「有形固定資産減価償却率」について、前年度より1.4ポイント増加、平均値よりも13.3ポイント上回っており、施設の老朽化が進んでいる。「器械備品減価償却率」については、前年度より1.7ポイント増加しているが、ほぼ平均値となっており、器械備品の更新計画をつくり、計画的に更新している結果と思われる。有形固定資産のうち、簡単に更新することができない「建物(施設・設備)」の老朽化が進んでおり、今後は、設備更新や大規模改修などの更新費用が増加することが見込まれることから、施設・設備の中長期改修計画を策定する必要がある。

全体総括

平成29年度決算については、「経常収支比率」が4年ぶりに100%を下回る結果(99.0%)となり、黒字を維持することができなかった。一方、本業である「医業収支比率」については、昨年度までは3年連続で「前年より悪化」していた状況を、今年度は改善することができ、医業収支改善の取り組みの成果が表れている。今後も延患者数の減少は進むと予想されるため、「1人1日当たり収益(入院・外来)」を上げることと同時に、医業費用の削減を推進することで医業収支を改善し、経営基盤の強化に努める必要がある。

類似団体【1】

札幌病院 市立函館病院 総合病院 市立釧路総合病院 中央病院 青森市民病院 八戸市民病院 中央病院 市立病院 大崎市民病院 中央病院 市立病院済生館 荘内病院 日本海総合病院(法人内診療所含む) 公立置賜総合病院 総合磐城共立病院 中央病院 がんセンター 市立病院 医療センター 国保松戸市立病院 地方独立行政法人総合病院国保旭中央病院 君津中央病院 大塚病院 駒込病院 墨東病院 多摩総合医療センター 小児総合医療センター 総合病院 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター 公立昭和病院 市民病院 みなと赤十字病院 川崎病院 藤沢市民病院 中央病院 新潟市民病院 中央病院 富山市民病院 市立砺波総合病院 中央病院 県立病院 県立中央病院 岐阜市民病院 大垣市民病院 岐阜県総合医療センター 多治見病院 静岡がんセンター 浜松医療センター 島田市民病院 中央病院 磐田市立総合病院 藤枝市立総合病院 静岡県立総合病院 地方独立行政法人静岡市立静岡病院 掛川市・袋井市病院企業団立中東遠総合医療センター がんセンター中央病院 西部医療センター 豊橋市民病院 岡崎市民病院 一宮市立市民病院 春日井市民病院 豊川市民病院 小牧市民病院 公立陶生病院 市立四日市病院 総合病院 市立長浜病院 京都市立病院 市立豊中病院 大阪急性期・総合医療センター 大阪国際がんセンター 総合医療センター 地方独立行政法人市立東大阪医療センター 尼崎総合医療センター リハビリテーション中央病院 中央市民病院 加古川中央市民病院 公立豊岡病院 紀南病院 中央病院 県立広島病院 福山市民病院 広島市民病院 安佐市民病院 県立総合医療センター 中央病院 中央病院 高知医療センター 医療センター 長崎みなとメディカルセンター市民病院 地方独立行政法人 佐世保市総合医療センター 熊本市民病院 県立病院 宮崎病院 市立病院 中部病院