経営の健全性・効率性について
経常収支比率は100%を超えており、給水収益により概ね経費を賄うことが出来ている。今後も経費削減に取組み財源確保を維持できるよう経営していく。累積欠損金比率は0%であり、類似団体と比較しても非常に少ないことから、経営の健全性等に及ぼす影響がないものと考えている。流動比率は、類似団体と比較しても同等程度であり、給水収益により概ね経費を賄うことができている。企業債残高対給水収益比率については、平成29年度に県から移管譲渡された事業であるため0%となっている。料金回収率は100%を超えており、給水収益により概ね賄うことが出来ている。給水原価は類似団体と比較しても低い。今後も維持できるよう維持管理費の削減等といった対応をしていく。施設使用率は60%弱であり、類似団体と比べると高水準である。大きな問題はないと考えている。契約率は類似団体と比較しても同等程度であり、料金回収率も100%を超えていることから、大きな問題は無いと考えている。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却費率10%以下であり、類似団体と比較しても低い現状である。管路経年化率は0%であり、類似団体と比較しても低い状況である。管路更新率は0%であり、類似団体と比較しても低いが老朽管も無いため問題ないと考えている。
全体総括
本事業は平成29年度に県より移管譲渡され事業を行っており、平成14年度から供用開始している。比較的新しい施設であり、老朽管はまだ無い。今後、機器設備の耐用年数を向かえて来るため、個々の資産について適切な点検・更新を勧めていくように努める。企業債の償還が無いため、現状では問題なく経営できているため、今後も新規需要家との契約等の推進など、経営努力を図る。