八雲町:八雲町熊石国民健康保険病院
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01:北海道
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八雲町熊石国民健康保険病院
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経営比較分析表(2019年度)
地域において担っている役割
熊石地域は本町地区から37kmの遠距離にあり、公共交通機関である路線バスは朝・夕2往復しかなく、八雲総合病院を受診することは高齢者や疾病を持つ住民には負担が大きいものである。熊石国保病院は、熊石地域唯一の病院として地域医療を担っており、地域密着型のかかりつけ病院として、適切な医療の提供や予防医療の役割を果たしている。また、救急告示病院として、地域住民のほか近隣町村からの患者も受け入れている。
経営の健全性・効率性について
①②医業収支比率は前年と比較すると2.2%高くなっており、経常収支比率も前年並みとなっている。令和元年度においては入院収益の増収が良化の要因となった。③累積欠損金は、前年度より増加したが、類似規模団体平均よりは、低水準で推移している。④病床利用率は、入院患者の増加により前年、前々年より良化しており、国が新公立病院ガイドラインで定める70%を下回っている。⑤⑥類似規模団体平均と較すると1人1日あたりの収益は、入院収益では低くなっているが、外来収益では高くなっており、外来収益については検査、撮影等の件数が増えたことが良化の要因となっている。⑧医業収益に対する材料費比率はジェネリック医薬品の採用増や購入量の減少等により良化傾向となっている。
老朽化の状況について
①法定耐用年数を超えているものも多く、有形固定資産減価償却率は高くなっている。平成11~12年度に全面改修を行っているが建物の劣化が顕著に表れており、更新の必要性が高くなっている。
全体総括
常勤医師2名体制が確立された平成25年度からは患者数、診療収入は増加傾向で推移してきた。安定した経営を行うためには、医師、看護師の確保はもちろんスタッフの確保が不可欠である。熊石地域の高齢化が進み、在宅医療等の必要性が高くなってきており、地域住民が安心して暮らせる診療体制の確保が求められている。医師や看護師などのスタッフの確保に努め、新公立病院改革プランに基づいた施策を推進し、経営の安定化に努めている。