地域において担っている役割
渡島西部地区(木古内町・知内町・福島町)における基幹病院として、地域医療の確保のため重要な役割を担っています。また、救急告知病院として救急患者の受入のほか、24時間体制の訪問看護体制を行い保健・医療・福祉が一体となったまちづくりにおける中核的な役割を担っています。
経営の健全性・効率性について
平成29年度に策定した「新木古内町病院事業改革プラン」に基づき、患者サービスと医療の質の向上に努めています。診療圏域における健康寿命の延伸や新型コロナ感染症発生に伴う受入病床数の制限などの影響により、入院患者が減少しました。この結果、平成31年度では経常収支で約3,470万円の赤字決算となりました。
老朽化の状況について
平成22年5月に新病院を建設し施設全体に主立った老朽化はありません。減価償却率においても、全国平均を下回っています。今後も施設、医療機器等については、補助金、起債を活用して計画的な導入、更新に努めていきます。
全体総括
病床利用率が低下が続いているため、新型コロナウイルス感染症の収束後に病棟再編も視野に入れ、当院の課題である医師や看護師、医療技術職等の人材確保に努めるとともに、今後も診療圏域住民へ安心感を与えられる医療施設として努めて参ります。