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地方財政ダッシュボード

奈良県奈良市の財政状況(2023年度)

奈良県奈良市の財政状況について、2023年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。

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収録データの年度

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概観

人口の推移
歳入・歳出・差引の推移

普通会計の構造(2023年度)

目的別歳出
歳入の内訳
性質別歳出

財政比較分析表(2023年度)

財政力指数の分析欄

前年度と比較し、基準財政収入額、基準財政需要額ともに増加したが、基準財政収入額の伸びが基準財政需要額の伸びを下回ったため、単年度、3カ年平均ともに減少となった。近年低下傾向(令和3年度から3年連続して0.2~0.3ポイント低下)であり、類似団体平均との差も拡大しているため、財源確保の取組を強化し、また税収入の増加につながるよう戦略的に本市の経済基盤を強化しつつ、人事管理の適正化等による簡素で効率的な行政運営、公債費の縮減等、財政規律の一層の強化により、財政基盤の安定化に努める。

経常収支比率の分析欄

前年度と比較し、臨時財政対策債が減少したものの、固定資産税の増加等により市税が増加したことや普通交付税が増加したことにより分母が増加した。分子においては定年延長による退職手当の減少等により人件費が減少したが、繰出金や公債費の増加等により分子全体としても増加し、比率は前年度と同じ96.9%となった。類似団体平均と比較して、差は縮まったが依然として高い水準であるため、歳入においては企業誘致や定住促進により税収の確保に努め、歳出においては、人事管理の適正化に取り組むことにより人件費の抑制に努め、市債発行の抑制による公債費の縮減等、義務的経費の縮減に引き続き取り組む。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

前年度と比較し、定年延長による退職手当の減少等により人件費が減額となり、物件費も新型コロナウイルスワクチン接種経費やプレミアム付商品券発行事業経費などが減額となったため、人口1人当たりの人件費・物件費等の決算額は2,465円の減少となった。類似団体に比べて高い理由として、幼保施設、清掃業務などの直営比率が高いために、人件費を含めた運営経費が類似団体より高いと考えられる。幼保施設の民間移管の拡大を進めており、引き続きコスト削減に取り組む。

ラスパイレス指数の分析欄

令和元年度については、給与カット(2%)の影響等により3.0ポイント減少し、98.1と低い指数となった。令和2年度においては給料カットの終了に伴い指数は増加したが、令和3年度と同様に100を下回る結果となった。令和4年度においては、制度改正等によりさらに低い指数となった。令和5年度は、民間企業での大幅な賃上げを反映した制度改正もあり、指数が上昇することとなった。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

本市においては、定員適正化計画に基づく取組により職員数の適正化を進めているところであるが、類似団体と比較すると依然として人口1,000人当たり職員数が多い傾向にある。これらは、保育所・認定こども園・幼稚園などの幼保施設、清掃業務などの直営比率の高さが要因と思われる。また、小学校では、少人数学級や直営の給食調理などが実施されていることのほか、児童相談所の設置や、文化財保護のための人材確保も必要であり、職員数の超過が生じている側面がある。幼保施設や清掃業務等については民間委託・民間移管の拡大、その他部門についても効率的な組織運営による職員の適正配置を進め、更なる適正化に取り組んでいる。

実質公債費比率の分析欄

実質公債費比率については、単年度では10.2%と前年度比0.7ポイント上昇し、3カ年平均についても9.8%と、前年度比0.3ポイント上昇した。主な要因として、地方債の元利償還金が増加するとともに、地方債の償還に充当される特定財源が減少したことが挙げられる。影響の大きい土地開発公社解散のための第三セクター等改革推進債の償還が令和14年度まで継続する見込みであり、類似団体平均よりも依然として高いため、今後も市債発行の抑制により改善に努める。

将来負担比率の分析欄

将来負担比率については、81.7%となり、前年度比8.3ポイントの改善となった。主な要因としては、地方債新規発行額が元金償還額を下回ったことで地方債現在高が減少したこと、公営企業債等繰入見込額が減少したことが挙げられる。土地開発公社解散のための第三セクター等改革推進債の償還が今後も続くことで類似団体平均よりも依然として高いといえるが、その差は年々縮小しており、今後も市債発行の抑制や基金残高を確保することで数値の改善に努め、財政の健全化を図る。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2023年度)

人件費の分析欄

令和5年度は前年度に比べ1.0ポイント減少した。主な要因としては、定年延長に伴う退職手当の減少や正規職員の人数減による給料の減少が挙げられ、類似団体平均との差は縮まった。類似団体と比較し高い要因は、令和4年度から新たに児童相談所を設置したこと、また幼保施設、清掃業務などの直営比率が高く職員数が多いことが考えられる。幼保施設や清掃業務等については民間委託・民間移管の拡大、その他部門についても効率的な組織運営による職員の適正配置を進め、今後も人件費の削減に努める。

物件費の分析欄

令和元年度までは、幼保施設等における非正規職員の雇用が多いことなどから類似団体平均に比べ高止まりしていたが、令和2年度に会計年度任用職員制度の導入により人件費に振り替わり、令和3年度まで類似団体と同水準となっていた。令和5年度は学校におけるICT環境の整備など、一般財源負担が増え前年度に比べ0.1ポイント増加したが、類似団体平均との差は縮まった。

扶助費の分析欄

前年度に比べ、保育料第二子以降無償化による認定こども園施設型給付費の増、障害福祉関連の給付費の増など、比率は0.4ポイント増加した。今後も社会保障関係費が高水準で推移することが予想されるが、扶助費の不正請求の抑制に努める等、引き続き負担増加に対応していく。

その他の分析欄

前年度に比べ、社会保障関係費増加に伴う後期高齢者医療費負担金が増加し、後期高齢者医療特別会計や国民健康保険特別会計、介護保険特別会計への繰出金が増加したことで、比率は0.7ポイント増加した。前年度までは類似団体平均以下であったが、令和5年度は平均を上回っている。今後も高齢化等に伴う社会保障関係費の増加等により特別会計への負担増が予想されるが、給付費の適正化、予防事業の強化等により負担額の抑制に努める。

補助費等の分析欄

前年度に比べ、水道事業への繰出経費に基金を活用したことや、下水道事業会計への繰出を見直す等、一般財源負担の減少を図ったことで、比率は0.5ポイント減少した。当市では消防業務を直営していることなどにより、類似団体よりも低い割合で推移しているが、私立保育所や認定こども園の待機児童対策等の重要な施策に対しては、補助金内容を充実させている。

公債費の分析欄

前年度に比べ、利子支払額は借換による利率の低下により減少したが、元金支払額が増加したため比率は0.3ポイント増加した。当市は過去の保健所等複合施設建設や文化振興施設整備等の大型投資的事業の実施による地方債残高が多く、公債費に係る経常収支比率が類似団体よりも高いまま推移している。令和5年度においても、土地開発公社解散のための第三セクター等改革推進債の影響もあり、類似団体平均を6.5ポイント上回っているため、今後も普通建設事業の精査による市債発行の適正化を図り、市債残高の抑制に努める。

公債費以外の分析欄

前年度に比べ、臨時財政対策債は減少したが、市税や地方交付税が増加したことにより、分母となる経常一般財源が増加した。その結果、令和5年度は類似団体平均が増加する中で0.3ポイント減少した。人件費が類似団体平均を上回っていることから、今後も改善を進めるべく、職員数の適正化や事業の内容・手法の見直し等を推進し、財政の健全化に努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2023年度)

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2023年度)

実質収支比率等に係る経年分析(2023年度)

分析欄

実質収支は3,761百万円の黒字となったものの、前年度の実質収支より136百万円減少した。実質単年度収支は、前年度は実施した財政調整基金の取崩を行わなかったが、実質収支の減少により135百万円の赤字となった。財政調整基金については令和4年度は地域振興基金繰替運用解消のため40億円を取崩したことで減少したが、令和5年度は取崩せず、歳計剰余金の積立を行ったことで残高が増加している。今後も、事業の精査、効率的な執行に努めるとともに、財政健全化に向けた取組を進め、類似団体に比べて低い財政調整基金残高の更なる確保に努める。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2023年度)

分析欄

令和5年度決算における全ての会計の実質収支については、14,453百万円の黒字であった。令和4年度が14,640百万円の黒字であったことから、黒字額が187百万円減少し、連結実質黒字比率は17.58%と、前年度比で0.47ポイント悪化した。実質黒字額が、水道事業会計で546百万円増加したものの、一般会計において136百万円減少、介護保険特別会計において564百万円減少したことが全体の比率悪化の主な要因として挙げられる。

実質公債費比率(分子)の構造(2023年度)

分析欄

実質公債費比率については、単年度では10.2%と前年度比0.7ポイント悪化し、3カ年平均でも9.8%と前年度比0.3ポイント悪化した。単年度の比率が悪化した主な要因として、分子となる地方債の元利償還金が臨時財政対策債の償還額の増加により増額となったことが挙げられる。

将来負担比率(分子)の構造(2023年度)

分析欄

将来負担比率については、81.7%となり、前年度比8.3ポイントの改善となった。主な要因としては、地方債新規発行額が元金償還額を下回ったことで地方債現在高が減少したこと、公営企業債等繰入見込額が減少したことが挙げられる。また、将来負担額から控除される充当可能基金が財政調整基金残高の増加に伴い増額となったが、基準財政需要額算入見込額が減少したことで充当可能財源等全体では減少となった。

基金残高に係る経年分析(2023年度)

基金全体

(増減理由)令和5年度末の基金残高は、普通会計で13,175百万円となっている。財政調整基金において前年度からの歳計剰余金2,200百万円を積み立てたこと等により、基金全体では前年度と比較し2,180百万円の増加となった。(今後の方針)事業の精査、効率的な執行に努めるとともに、財政健全化に向けた取り組みをさらに進め、各基金の使途や目的に十分に活用できるよう、基金の確保に努める。

財政調整基金

(増減理由)令和5年度末の基金残高は、5,041百万円となっており、前年度から2,200百万円の増加となっている。前年度からの歳計剰余金2,200百万円を積み立てたことが要因である。(今後の方針)事業の精査、効率的な執行に努めるとともに、財政健全化に向けた取組をさらに進め、災害の対応や備え等のために、類似団体に比べて残高の少ない基金の確保に努める。

減債基金

(増減理由)令和5年度末の基金残高は、1,724百万円となっており、前年度から21百万円の増加となっている。市債の元金償還のため、基金から406百万円取り崩したが、国の補正予算に伴い、将来の臨時財政対策債の償還のため423百万円を積み立てたことが増加の要因である。(今後の方針)今後も元金償還に大きな負担が見込まれるため、財政調整基金とともに減債基金についても残高の確保に努める。

その他特定目的基金

(基金の使途)・地域振興基金:市民の連帯強化や地域振興等に要する経費の財源とすることを使途としている。・地元公共事業積立基金:財産区財産であった財産を処分することに伴い発生する金銭を当該財産区住民の福祉を増進する目的をもって行う公共事業の資金とすることを使途としている。・心のふるさと応援基金:市民等からの寄附金を財源として、文化財の保存及び活用、観光の振興並びに奈良の魅力を高め、その発展に寄与する事業を使途としている。・教育振興基金:市民等からの寄附金を財源として、教育振興を目的とする事業を使途としている。・まち・ひと・しごと創生基金:地域再生法の規定に基づくまち・ひと・しごと創生寄附活用事業を使途としている。(増減理由)・地域振興基金:新市建設計画に基づく地域振興事業に322百万円取り崩して充当したことから322百万円の減少となっている。・地元公共事業積立基金:利子収入1百万円を積み立て、また地元公共事業に47百万円取り崩して充当したことから46百万円の減少となっている。・心のふるさと応援基金:市民からの寄附金588百万円を積み立て、文化財の保存及び活用事業等に300百万円取り崩して充当したことから288百万円の増加となっている。・教育振興基金:利子収入3百万円を積み立てたことから3百万円の増加となっている。・まち・ひと・しごと創生基金:新たに基金を設置し寄附金53百万円を積み立てた。(今後の方針)心のふるさと応援基金については、市民からの寄附金を幅広く活用できるよう対象事業の拡充に努め、より市民のニーズに合った事業に充当できるよう図っていく。その他の基金についても、特定の財政支出に備えるため一定額を確保していく。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

令和5年度は、償却資産の取得価額は増加したものの、減価償却による同累計額の増加により、前年度に比べて1.2ポイント悪化して74.9%となった。引き続き類似団体と比較して高い水準にある。現在、ごみ焼却場の大規模改修工事を実施しており、工事完了後には一般廃棄物処理施設の有形固定資産減価償却率の改善が見込まれる。平成26年度に策定した公共施設等総合管理計画において、公共施設等の保有量(床面積換算)を今後40年間で約30%削減するという目標を掲げており、老朽化した施設の集約化・複合化を進めている。

債務償還比率の分析欄

債務償還比率は類似団体と比較して高い数値を推移している。令和5年度は、前年度比で約60ポイント改善した。これは、市債発行額を市債償還額よりも抑えたことで市債残高が減少したことや、固定資産税等の市税が増加したことが要因に挙げられる。今後も引き続き歳入確保や充当可能基金の残高確保に努めることにより、債務償還比率の改善を図っていく。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

将来負担比率は、土地開発公社等に係る第三セクター等改革推進債の償還が進んでいることや、新規の市債発行を抑制した結果、類似団体より高い水準にあるが低下傾向にある。有形固定資産減価償却率については、類似団体よりも高く、上昇傾向にある。要因としては、償却資産の取得価額よりも減価償却累計額の増加幅が大きいためである。平成26年度に策定された公共施設等総合管理計画に基づき、今後、老朽化対策に積極的に取り組んでいく。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率と実質公債費比率は、類似団体と比較して高い水準にある。将来負担比率は、上述のとおり低下傾向にある。実質公債費比率については、令和4年度までは低下傾向にあったが、令和5年度には一転増加した。これは、令和5年度の標準財政規模が地方消費税交付金(引上げ分)の増加により増えたものの、地方債の元利償還金の増加率が大きく、結果として実質公債費比率は増加した。今後、ごみ焼却場における大規模改修工事が控えていることから、実質公債費比率が上昇していくことが考えられるため、これまで以上に公債費の適正化に取り組んでいく必要がある。

施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)

施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)

資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)

一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。

財務書類に関する情報①(2023年度)

財務書類に関する情報②(2023年度)

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,

よくある質問

このページで何が分かりますか?

奈良県奈良市の2023年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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