地域の概況
普通会計の構造(2024年度)
総額2,252億円
総額2,252億円
総額2,324億円
2026/10/21 保守対応
PHPの脆弱性に関する対応は、10月21日深夜に完了しました。
📣 2026/10/31 学会出席
2026年10月31日から11月1日まで福山市立大学 港町キャンパスで開催される第37回全国大会に、討論者として出席します。
総額2,252億円
総額2,252億円
総額2,324億円
5年間の推移をみると、ほぼ横ばいで推移しているが、当該年度は、基準財政収入額の減少及び基準財政需要額の増加により、単年度指数でみると0.032ポイント悪化となったことから、3年平均の値では、3年平均の対象から除外される令和3年度の単年度の値を下回り、0.01ポイントの悪化となっている。市税の収納率は98.6%で、行財政改革プラン2020(令和2~6年度)の目標値97.6%を大きく上回っており、引き続き歳入確保に努めるとともに、歳出の削減を図る。
経常経費充当一般財源は、人件費が29.8億円、物件費が7億円増加したことなどにより、総額で39.9億円の増加となったものの、経常一般財源が、地方交付税や地方特例交付金等の増加により、総額で72.2億円の増加となったため、経常収支比率は2.1ポイント改善し、89.1%となり、類似団体内平均値を下回っている。今後も厳しい財政状況が見込まれるが、倉敷みらい創成戦略や行財政改革プラン2025(令和7~11年度)に基づき、歳出の削減を図りながら、市税収入の拡充と一層の歳入確保に努める。
退職者数の増加により人件費が増となり、人口1人当たりの決算額は前年度より6,397円増加したが、昨年度に引き続き、類似団体内平均値を下回っていることから歳出抑制に努めた成果が一定程度あったものと考えられる。全体的な歳出について、引き続き、行財政改革等の推進により削減に努める。
類似団体の中でも高い水準となっていたことを受け、独自給料表であった行政職給料表を、国の行政職俸給表(1)と同一の給料表へ見直し、平成31年4月1日に移行した。3年間の現給保障期間を経て、令和4年度から見込みどおり低下している。
過去5年間の推移は、微増傾向となっているが、市民のニーズやライフスタイルの変化に対応しながら、最適な行政サービスを効率的に提供できるよう、行財政改革プラン2025(令和7~11年度)において、ⅠCTの活用による業務効率化、行政手続きのデジタル化など、行政運営の効率化・合理化に取り組んでいる。また、定年延長、退職者数の推移や行政需要に応じた職員体制などをふまえて、数年後を見据えた職員採用を実施している。今後も引き続き、組織やポストの適正化を図り、定員の適正化に努める。
当年度は前年度に比べ、0.2ポイント悪化したが、これは3箇年の平均値であり、当年度の単年度実質公債費比率3.2%が、令和3年度の2.6%を上回ったことによる。単年度実質公債費比率は、前年度に比べ0.3ポイント改善しているが、これは普通交付税額の増が主な要因となっている。第七次総合計画(令和3~12年度)においては令和7年度の実質公債費比率の目標値を3.2%としており、引き続きその目標が達成できるよう、市債発行の抑制に努めていく。
前年度と比較して2.5ポイント悪化したが、これは下水道事業の地方債残高の減少などにより公営企業債等繰入見込額が減少し、将来負担額は減少したが、充当可能財源等も減少したため、分子が増加した。加えて、普通交付税等の増加に伴い、分母である標準財政規模が増加したことが主な要因となっている。今後更に、老朽化した施設の更新等により比率が上昇することが見込まれることから、各種事業について計画段階から事業内容を精査し、財政の健全化に努める。
人件費に係る経常収支比率は、前年度から1.1ポイント増加したが、類似団体内平均値を0.9ポイント下回っている。本市では、倉敷市行財政改革プラン2025(令和7~11年度)において、AI・RPA等ICTの活用等により、今後も組織やポストの適正化を図り、人件費の削減に努める。
物件費に係る経常収支比率は、前年度から0.3ポイント減少しており、類似団体平均値を2.3ポイント下回っているが、決算額は増加している。これは、高齢者インフルエンザ等予防接種事業などに係る経費が増加したことが主な要因であるが、今後も物価高騰により委託費などの物件費の増加が見込まれるため、倉敷市行財政改革プラン2025(令和7~11年度)に基づき、歳出の抑制を図りながら健全な運営に努める。
扶助費に係る経常収支比率は、前年度から0.6ポイント減少しているが、施設型・地域型保育給付事業費や児童手当給付事業費等の増により決算額は増加している。類似団体内平均値を1.4ポイント下回っているが、今後も高齢化の進展や障がい者支援対策などにかかる扶助費の増加が見込まれるため、倉敷市行財政改革プラン2025(令和7~11年度)に基づき、歳出の抑制を図りながら健全な財政運営に努める。
その他に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは、繰出金の増加が主な要因である。少子高齢化の進展に伴う給付費の伸びにより、後期高齢者医療事業や介護保険事業に対する繰出金は今後も増加が見込まれるが、給付と負担のバランスをはかることなどにより、普通会計の負担額を減らしていくように努める。
補助費に係る経常収支比率は、前年度から0.8ポイント減少している。これは、物価高騰対策経済支援事業や電気・ガス価格高騰緊急経済対策事業等の臨時交付金を活用した事業費に係る経費が減少したことが主な要因であり、類似団体内平均値を1.6ポイント下回ってはいるが、今後も定期的な補助金の見直し等に取り組んでいく。
公債費に係る経常収支比率は、前年度から0.9ポイント減少しているが、類似団体内平均値を0.8ポイント上回っている。平成30年7月豪雨災害への対応のために発行した市債の償還が要因として挙げられるが、今後は公共施設個別計画に基づく施設整備や、防災減災対策などによる市債発行額の増により公債費の増加が見込まれており、行財政プラン2025(令和7~11年度)による行財政改革の推進によって健全財政を維持するように努めていく。
公債費以外の経常収支比率は、昨年度より1.2ポイント減少しており、類似団体内平均値より4.9ポイント下回っている。数値が改善した大きな理由は、地方交付税や地方特例交付金等の増により経常一般財源が増加したことである。今後も、人員配置の適正化など、行財政改革の更なる推進により、経費削減や合理化に努める。
主な構成項目である民生費は住民一人当たり194,502円で前年度より8,843円の増額となっており、類似団体平均値より18,607円低い額となっている。前年度より増額となったのは、施設型・地域型保育給付事業や児童手当給付事業などの増が主な要因である。総務費は、住民一人当たり48,471円で前年度より9,418円の減となっている。これは、庁舎等再編整備事業の減が大きな要因である。衛生費は住民一人当たり65,724円で、前年度より13,134円減額となっている。中央斎場施設整備事業が減額となったことが主な要因である。土木費は、当年度は住民一人当たり43,967円で、前年度より4,367円減額となっており、類似団体平均値より569円低い額となっている。前年度より減額となったのは、下水道事業会計繰出金の減が要因である。
類似団体内順位44位/ 62団体
類似団体内順位12位/ 62団体
類似団体内順位57位/ 62団体
類似団体内順位16位/ 62団体
類似団体内順位27位/ 62団体
類似団体内順位9位/ 62団体
類似団体内順位37位/ 62団体
類似団体内順位1位/ 62団体
類似団体内順位43位/ 62団体
類似団体内順位43位/ 62団体
類似団体内順位35位/ 62団体
類似団体内順位2位/ 62団体
類似団体内順位31位/ 62団体
類似団体内順位27位/ 62団体
歳出決算総額は、住民一人当たり475,392円で前年度より17,129円減額となっている。主な構成項目である扶助費は、施設型・地域型保育給付事業や児童手当給付事業等の伸びが大きかったことにより、住民一人当たり138,162円で前年度より5,889円増額となっているが、類似団体平均値より10,100円低い額となっている。普通建設事業費は、倉敷西部クリーンセンター整備事業や中央斎場施設整備事業等にかかる経費が減少したことなどにより、住民一人当たり64,733円で前年度より19,673円減額となっているものの、類似団体平均値より15,049円高い額となっている。新規整備については、類似団体平均値と比較して低い数値となったが、更新整備については引き続き平均を上回る数値となった。今後も公共施設個別計画に基づく施設整備等が計画されており、多額の財政需要が見込まれる。物件費は、高齢者インフルエンザ等予防接種事業の増により、住民一人当たり52,471円で前年度より1,669円増額となっている。補助費等は、物価高騰対策経済支援事業や電気・ガス価格高騰緊急経済対策事業等の臨時交付金を活用した事業費の減により住民一人当たり41,174円で前年度より7,224円減額となっている。積立金は、、財政調整基金や公共施設整備基金等への積立金の減により、住民一人当たり18,257円で前年度より4,735円減額となっている。繰出金は、岡山県後期高齢者医療広域連合や介護保険事業特別会計等への繰出金の増により、住民一人当たり38,426円で前年度より1,008円増額となっている。
類似団体内順位37位/ 62団体
類似団体内順位20位/ 62団体
類似団体内順位35位/ 62団体
類似団体内順位12位/ 62団体
類似団体内順位54位/ 62団体
類似団体内順位11位/ 62団体
類似団体内順位1位/ 62団体
類似団体内順位47位/ 62団体
類似団体内順位6位/ 62団体
類似団体内順位34位/ 62団体
類似団体内順位27位/ 62団体
類似団体内順位38位/ 62団体
類似団体内順位3位/ 62団体
類似団体内順位18位/ 62団体
類似団体内順位1位/ 62団体
標準財政規模は普通交付税額の増により増加したものの、財政調整基金残高が、前年度決算剰余金の積立等に伴い総額がさらに増加したことにより、前年度と比較して標準財政規模比で0.29ポイント増加している。実質収支額は、継続的に黒字を確保している。実質単年度収支についても、市税収入は前年より減少したものの、行財政改革プラン2020(令和2年度から令和6年度)に基づいて歳出抑制に努めたことにより、引き続き黒字を確保している。今後も行財政改革のさらなる推進により、財政の健全化に努める。
本市の連結実質収支額は、これまで黒字で推移している。連結実質収支額等については、前年度に比べ約49億円減少している。また、一般会計等の実質赤字比率は-4.92%、それ以外の特別会計や公営企業会計を含めた連結実質赤字比率は-37.35%となっており、ともに黒字で推移している。これは、一般会計や後期高齢者医療事業特別会計の実質収支額や水道事業会計、モーターボート競走事業会計の資金剰余額は減少したものの、国民健康保険事業、介護保険事業特別会計の実質収支額や市民病院事業会計、下水道事業会計の資金剰余額が増加したことによるものである。
元利償還金等(A)は、主に緊急防災減災事業債や公共施設等適正管理推進事業債などの元利償還金の増加により、前年度より増加しているものの、下水道事業の公営企業に要する経費の財源とする地方債の償還財源に充てたと認められる繰入金の減により前年度より減少している。算入公債費等(B)は、「災害復旧費等に係る基準財政需要額」が減少したものの、「事業費補正により基準財政需要額に算入された公債費」のうち、地域振興費などが増額となったことで前年度より増加となっている。その結果、実質公債費比率の分子は減少している。
今後積立額を増やして積立不足を解消する予定である。
将来負担額(A)は、PFI事業費(倉敷学校給食共同調理場整備)の増などによる「債務負担行為に基づく支出予定額」は増加したものの、下水道事業の企業債現在高の減などによる「公営企業債等繰入見込額」や一般会計の「地方債の現在高」が減少したため、前年より減少している。充当可能財源等(B)は、基金への積み増しにより充当可能基金は増加したものの、臨時財源対策債及び下水道事業の企業債の償還費の減によって基準財政需要額算入見込額が減少したことにより、前年度より減少している。その結果、将来負担比率の分子は大幅に増加している。
(増減理由)物価高騰対応のため、財政調整基金を約24億円、倉敷西部クリーンセンター整備のために清掃施設整備基金を約11億円などの取り崩しを行った一方、決算剰余金から財政調整基金に約31億円積み立てたほか、減債基金へ約47億円などを積み立てた結果、基金全体としては約29億円の増となった。(今後の方針)社会情勢の変化による税収の落ち込みや自然災害など不測の事態に備えるため、また公共施設の老朽化対策や学校施設の大規模改修など、特定の事業の財源として活用するために、今後も基金を積み立てていくことを予定している。
(増減理由)物価高騰対応のため、約24億円を取り崩したものの、決算剰余金から財政調整基金に約31億円積み立てたことによる増。(今後の方針)税収の落ち込みや自然災害など不測の事態に備えるため、決算剰余金の活用などにより、今後も積み立てていくこととしている。
(増減理由)市債の償還時の財源として活用するため、約47億円を積み立てたことによる増。(今後の方針)市場公募債の一括償還や今後増大が見込まれる市債の償還金に備えて毎年度計画的に積み立てる予定。
(基金の使途)・公共施設整備基金:公共施設の整備・学校施設整備基金:学校施設の整備・地域振興基金:市民の連帯の強化及び地域振興の推進・清掃施設整備基金:清掃施設の整備の円滑な推進を図り、もって一般廃棄物の適正な処理と生活環境の保全及び公衆衛生の向上に資すること・災害復興基金:災害からの復旧・復興を図る(増減理由)・公共施設整備基金今後の事業実施に備えて積立てたことによる増・清掃施設整備基金倉敷西部クリーンセンター整備事業のため、約11億円取り崩したことによる減(今後の方針)・公共施設整備基金:今後の公共施設の整備等に備えて計画的に積み立てる予定・学校施設整備基金:今後の学校施設の整備等に備えて計画的に積み立てる予定・清掃施設整備基金:今後の清掃施設の整備等に備えて計画的に積み立てる予定・災害復興基金:災害復旧事業等に計画的に充当を行う。また、今後も発生する災害に備えて計画的に積み立てる
過去に取得した固定資産の減価償却費が投資的経費を上回ったため、0.3ポイント増加している。類似団体と比較して数値が高くなっているのは、ストック情報分析表①の分析欄のとおり、道路の減価償却率が91.5%と高いことが主な原因である。引き続き、倉敷市公共施設等総合管理計画や倉敷市行財政改革プラン2020等に従い、インフラや公共施設についての個別方針や長寿命化計画を策定・実施することで、施設の長寿命化や施設総量の適正化等に取り組む。
類似団体内順位62位/ 62団体
債務償還比率が類似団体を18.6%下回っている。債務償還比率は、実質債務(将来負担額-充当可能財源)/償還財源額(決算統計の経常一般財源等+臨時財政対策債発行可能額-経常経費充当財源)で計算されるが、実質債務を標準財政規模の割合で示した健全化判断比率の指標「将来負担比率」(-2.5)が、類似団体平均(17.1)を下回ったことが要因である。今後も将来負担比率と同様の動きになると思われる。引き続き市債残高の削減等により、財政の健全化に努める。
類似団体内順位26位/ 62団体
債務負担行為に基づく支出予定額や下水道事業に係る地方債の償還に充てるための公営企業債等繰入見込額は減少したものの、公共施設整備に伴う地方債の増加などにより、将来負担比率は5.2ポイント悪化した。また、過去に取得した固定資産の減価償却費が投資的経費を上回ったため、有形固定資産減価償却率は増加している。今後、倉敷市公共施設等総合管理計画等に基づき、次世代に過度な負担を残さないよう限られた財源を生かして、施設の長寿命化や施設総量の適正化などの取組を進める。
実質公債費比率は、単年度で見ると、元利償還金の増加により前年度と比べ0.6ポイント悪化したが、3か年平均では、令和5年度の単年度実質公債費比率3.5%が令和2年度の2.1%を上回ったことにより0.5ポイント悪化した。将来負担比率は、債務負担行為に基づく支出予定額や公営企業債等繰入見込額の減少などにより、類似団体平均より低い状態となってはいるが、引き続き市債残高の削減等により、財政の健全化に努める。
類似団体と比較して、有形固定資産減価償却率が高い項目が多い。道路の減価償却率が91.5%と高くなっているが、これは昭和62年度以降に供用開始されたものは年度ごとの数値があるのに対して、昭和61年度以前に供用開始されたものについては年度ごとの内訳が不明であるため、昭和47年度施工(※)とみなして計上しており、それらが道路全体の取得金額の85.1%を占め、その減価償却が終了していることが主な要因である。また、公営住宅の78.0%、認定こども園・幼稚園・保育園の80.8%、公民館の79.0%(いずれも延床面積比)が築30年以上であるため、減価償却率が高くなっている。今後、倉敷市公共施設等総合管理計画や倉敷市行財政改革プラン2020等に基づき、道路ストック(道路、橋りょう、トンネル)について、計画的に補修工事等を実施するほか、公立保育所と公立幼稚園の統合による認定こども園化などに取り組むこととしている。※昭和31年(固定資産台帳を作成した年度を起点として耐用年数が過ぎる前年)と昭和62年の中間をとって、昭和47年度とみなしている。
類似団体内順位60位/ 62団体
類似団体内順位34位/ 62団体
類似団体内順位49位/ 62団体
類似団体内順位2位/ 26団体
類似団体内順位40位/ 60団体
類似団体内順位30位/ 62団体
類似団体内順位3位/ 54団体
類似団体内順位44位/ 49団体
類似団体と比較して、全体的に有形固定資産減価償却率は同等かやや高い傾向にある。福祉施設の84.7%、庁舎の94.5%(いずれも延床面積比)が築30年以上であるため、減価償却率が高くなっている。倉敷市公共施設等総合管理計画や倉敷市行財政改革プラン2020等に基づき、施設の長寿命化などの取り組みを進める。
類似団体内順位38位/ 61団体
類似団体内順位21位/ 62団体
類似団体内順位38位/ 60団体
類似団体内順位41位/ 62団体
類似団体内順位45位/ 62団体
類似団体内順位35位/ 60団体
類似団体内順位35位/ 62団体
類似団体内順位55位/ 62団体
前年度と比較すると、資産は、一般会計等で72億円、全体で46億円、連結で38億円増加している。これは、一般会計等で、事業用資産が倉敷西部クリーンセンターや倉敷学校給食共同調理場の整備事業の進捗に伴い増加したこと、全体、連結ではモーターボート競走事業会計で、スタンド棟等施設整備の事業費を建設仮勘定へ計上したことなどが主な要因である。インフラ資産は、一般会計等では公園の整備・改修などにより増加したものの、全体、連結では今年度の固定資産への投資による増加よりも、過去に取得した固定資産の減価償却による減分が多かったことから減少している。基金については、財政調整基金を24億円、清掃施設整備基金を11億円取り崩したものの、決算剰余金やモーターボート競走事業会計からの繰入金を原資に減債基金へ47億円、財政調整基金に31億円積み増したことなどから、総額で29億円増加(固定資産19億円減、流動資産48億円増)した。また、現金預金は、一般会計等で地方債発行収入の減などにより6億円減少したことに加え、モーターボート競走事業で、スタンド棟等施設整備事業の前払金などにより70億円減少したことなどから、全体、連結でも減少している。負債は、一般会計等で11億円、全体で119億円、連結で120億円減少している。これは、一般会計等では臨時財政対策債の発行額減少などにより地方債が19億円減少、全体、連結では下水道事業会計において地方債が83億円、長期前受金が22億円減少したことが主な要因である。
純経常行政コスト、純行政コスト共に増加している。経常費用は、一般会計等で32億円増加したものの、全体で27億円、連結で12億円減少している。これは、一般会計等で、倉敷西部清掃施設組合負担金などの補助金等が35億円減少したものの、新型コロナウイルス予防接種等の感染症対策費など物件費等が24億円、児童手当事業などにより社会保障給付が37億円増加したことが主な要因である。全体では、保険給付費などの社会保障給付が、介護保険事業及び後期高齢者医療事業などで15億円増加したものの、モーターボート競走事業で、舟券収益の減に伴う払戻金の減などにより物件費等が64億円、返還金や法定交納付金などの移転費用のその他が4億円、国民健康保険事業で、国民健康保険事業費納付金などの補助金等が7億円減少したこと、連結では、倉敷市土地開発公社で、公有地取得事業原価の減などにより物件費等が2億円減少したが、社会保障給付(保険給付費)のうち、岡山県後期高齢者医療広域連合などが15億円増加したことが主な要因である。経常収益は、一般会計等で2億円増加したものの、全体で61億円、連結で59億円減少している。これは、一般会計等で、財産収入において余熱発電電力収入が2億円増加したこと、全体、連結では、モーターボート競走事業の舟券収益などの営業収益が69億円減少したことが主な要因である。臨時損失は、資産除売却損等により、一般会計等で3億円減少したものの、全体で1億円、連結で2億円増加している。
前年度と比較すると、純行政コストは、一般会計等で27億円、全体で35億円、連結で49億円増加したが、財源が一般会計等で57億円、全体で59億円、連結で68億円増加しており、その差額である本年度差額は、一般会計等で30億円増加し138億円、全体で24億円増加し218億円、連結で19億円増加し215億円となった。これは、一般会計等で、国県等補助金において、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金が26億円、児童手当費負担金が12億円増加したものの、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が45億円、清掃施設整備費補助金が19億円減少したことなどにより29億円の減少となったが、税収等において、地方税が2億円減少したものの、地方交付税が46億円、地方特例交付金が21億円、地方消費税交付金が11億円増加したことなどにより86億円増加したことが主な要因である。全体では、国県等補助金において、国民健康保険事業の保険給付費等交付金が12億円減少したものの、税収等において、後期高齢者医療事業の保険料が8億円、介護保険事業の保険料が6億円、支払基金交付金が6億円増加したことが主な要因である。連結では、岡山県後期高齢者医療広域連合の特別会計で、税収等において、後期高齢者支払基金交付金などが17億円、国県等補助金において、療養給付費等負担金などが11億円増加したことが主な要因である。この結果、純資産は、一般会計等で82億円、全体で165億円、連結で158億円増加した。
前年度と比較すると、一般会計等では基礎的財政収支が134億円増加し、18億円のプラスとなった。全体、連結会計ではプラスの状態を継続しており、全体で27億円、連結で18億円増加している。これは、一般会計等で、倉敷西部クリーンセンター整備事業、中央斎場施設整備事業や庁舎等再編整備事業等の進捗により公共施設等整備支出が減少したことで、投資活動収支が改善したこと、普通交付税におけるこども子育て費の増額などの税収等収入が増加したことにより業務活動収支が改善したことが主な要因である。一般会計等、全体、連結においていずれも基礎的財政収支がプラスであることから、市全体として健全な財政運営を維持していると言える。
・住民一人当たりの資産額では、事業用資産が倉敷西部クリーンセンターや倉敷学校給食共同調理場の整備事業の進捗に伴い増加したこと、減債基金に積み増したことなどから、一人当たり2.1万円増加した。・類似団体と比較して、有形固定資産減価償却率が高い。これは、昭和61年度以前に供用開始された道路については年度ごとの内訳が不明であるため、昭和47年度施工(※)とみなして計上しており、それらが道路全体の取得金額の85%を占め、その減価償却率が90%以上となっていることが主な要因である。引き続き、倉敷市公共施設等総合管理計画や倉敷市行財政改革プラン2025等、インフラ長寿命化修繕計画や学校施設の長寿命化計画などにより、公共施設の適正管理に努める。※昭和31年(固定資産台帳を作成した年度を起点として耐用年数が過ぎる前年)と昭和62年の中間をとって、昭和47年度とみなしている。
臨時財政対策債の発行額の減少や市債の償還が進んだことで負債が圧縮されたことに加え、後年度の市債の償還に備えるため、減債基金に積み増したことなどから、純資産比率は増加している。また、将来世代負担比率が0.6%上昇しているが、これは、地方債額は減少したものの、控除する臨時財政対策債の残高の減少額の方が多いため、分子となる地方債残高が増加したことが主な要因である。
倉敷西部清掃施設組合負担金などの補助金等が減少したものの、新型コロナウイルス予防接種等の感染症対策費など物件費等や児童手当事業などにより社会保障給付が増加したことから、住民一人当たり行政コストが0.8万円増加している。引き続き、倉敷市行財政改革プラン2025等に基づき、業務の効率化や財源の確保により、行政コストの削減に努める。
・住民一人当たりの負債額は、類似団体平均値を5.5ポイント上回っている。令和6年度は、臨時財政対策債の発行額減少などにより地方債が減少したことから、負債の額は減少している。・業務・投資活動収支は、前年度から増加し、類似団体を上回りプラスとなった。これは、倉敷西部クリーンセンター整備事業、中央斎場施設整備事業や庁舎等再編整備事業等の進捗により公共施設等整備支出が減少したことで投資活動収支が改善したこと、普通交付税におけるこども子育て費の増額などの税収等収入が増加したことにより業務活動収支が改善したことが主な要因である。有形固定資産減価償却率が78.6%と高く、今後、公共施設の整備に多くの費用が必要となることが見込まれるため、引き続き、倉敷市行財政改革プラン2025等に基づき、持続可能な財政運営に努める。
受益者負担比率は0.1%上昇している。これは、余熱発電電力収入の増加などにより経常収益が増加したことが主な要因である。今後も、社会保障給付の増加が見込まれることから、引き続き、倉敷市行財政改革プラン2025等に基づき、業務の効率化や財源の確保により、行政コストの削減に努める。
岡山県倉敷市の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。