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地方財政ダッシュボード

静岡県下田市の財政状況(2013年度)

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2013年度)

財政力指数の分析欄

平成25年度単年ベースでの財政力指数が0.494、結果として平成25年度の財政力指数(3ヶ年平均)は0.50となり、昨年に比べ、0.1ポイント減少した。過去5ヶ年での比較においても、毎年減少しており、これらについては基準財政収入額が減少傾向にあるのが、主たる要因と考えられる。高齢化や人口減少等に伴う税収の減等により、交付税への依存が年々増してきていることを示しているため、適切な歳入確保及び歳出削減により、より健全な財政運営に努めていく必要がある。

経常収支比率の分析欄

86.8%となり、平成24と比較し、2.1ポイント改善した。これは、分母となる「経常一般財源」及び「臨時財政対策債」の増加と、分子となる「経常経費充当一般財源」の減少によるものである。特に「経常経費充当一般財源」の主たる要因としては、公債費の減少が挙げられ、公的補償金免除繰上償還の実施や、大型起債事業の抑制に努めてきた結果が、経常収支比率の減少につながった。ただし、物件費や扶助費等が年々増加傾向にあることや、今後、大型施設の建設事業による公債費の増加も見込まれるため、不要なコスト削減と、税収等の財源確保により、経常収支比率の更なる抑制が求めらえる。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

前年に比して、2,027円の増加となり、過去5年間の比較においても、増加している。その要因としては、物件費の増加があり、電算システム関連経費等のが増大の一因として挙げられる。

ラスパイレス指数の分析欄

平成24の106.0から99.1に低下した。これは平成24年度から実施されていた給与改定・臨時特例法による国家公務員の給与削減措置が平成25年度末で終了したことが主な要因である。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

昨年と同様の数値となっており、類似団体と比較しても、0.57ポイント低い数値となっている。職員数においては、定員適正化計画により、管理をすすめている。

実質公債費比率の分析欄

地方債許可基準18%を下回る11.4%となり、前年度の12.1%に比べ0.7%改善している。これらについては「一般会計における元利償還金」や「公営企業の地方債償還の財源とする繰入」等の金額が減少したために、結果として実質公債費比率が改善したものである。

将来負担比率の分析欄

早期健全化基準350.0%を下回る62.8%で、前年度の70.1%に比べ、7.3ポイント改善したが、これは「公営企業等繰入見込額」が減少したことがその一因である。「公営企業等繰入見込額」の減は、保証金免除繰上償還等の実施により、下水道事業における公債費の減少が減少している。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2013年度)

人件費の分析欄

前年度と比して、0.5ポイントの減少となった。職員数の削減は職員適正化計画によるものであり、今後も適切な定員管理をすすめていくことで、人件費の抑制を図っていく。

物件費の分析欄

前年度と比較し、0.4ポイント増加した。物件費に関しては、電算システム関連経費の占める割合が増してきており、事務の効率化や、社会情勢にあわせたシステムの導入により、制度改正等に応じてシステム改修等の経費を要することから、年々増加の傾向を示している。

扶助費の分析欄

前年度と同様の数値となったが、過去5年間においては年々増加傾向にある。これらについては、障害福祉サービス費や生活保護扶助費といった社会保障関連経費の需要が増加してきていることによるものであり、全国的に同じ傾向にあると思われる。

その他の分析欄

前年度と比較し、0.1ポイント改善した。本項目において、多くを占めているのが繰出金であり、下水道事業会計、国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険等の特別会計への繰出金が該当となる。

補助費等の分析欄

前年度に比して、0.6ポイント改善した。本市においては、平成18年度より補助金交付事業評価の取組を行っており、例年、全国の類似団体と比して、低い数値を保っている。今後も評価基準の見直し等、視点を整理しながら更なる検討を進めていきたい。

公債費の分析欄

前年度と比して、1.3ポイント改善となった。公的補償金免除繰上償還等による元利償還金の減少や、起債事業の抑制が、ここ数年の減少傾向の一因であるが、今後大型建設事業が見込まれるため、事業費の抑制、交付税等の財源措置の有利な起債を活用等で、公債費の増大を抑えていきたい。

公債費以外の分析欄

人件費や補助費等の削減により、前年度に比して0.8ポイント改善した。但し、過去5年間においては、物件費や扶助費等の要因により、増加傾向にあるといえ、それらについては今後もその傾向が続いていくことが懸念される。

実質収支比率等に係る経年分析(2013年度)

分析欄

財政調整基金については、標準財政規模の10%程度が適正とされており、H21については5.27%だったが、公債費の減少等により、ここ数年は適正な数値で推移できている。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2013年度)

分析欄

全会計において、黒字決算となっている。今後も計画的な事業運営により、財政の健全化に努めていく。

実質公債費比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

補償金免除繰上償還の実施等により、「元利償還金」、「公営企業債の元利償還金に対する繰入金」等が減少した。組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等のH25における増加は、下田メディカルセンター移転に伴う地方債の元利償還金等によるものである。債務負担行為に基づく支出額については、伊豆つくし会施設整備元利償還金補助に関するもので、H25をもって終了となる。上記の結果として、実質公債費比率の分子については、年々減少傾向にある。

将来負担比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

「一般会計等に係る地方債の現在高」のH25における増加は、「認定こども園建設事業」等の実施によるものである。「公営企業債繰入見込額」が減少傾向にあるのは、下水道事業債の減少が一因である。「組合等負担等見込額」についてはH23・24において下田メディカルセンターにかかる見込額が増加した。充当可能基金の年々の増加は財政調整基金や庁舎建設基金等の増加によるものである。上記の結果として、将来負担比率の分子については年々減少している。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,