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地方財政ダッシュボード

岐阜県揖斐川町の財政状況(2015年度)

🏠揖斐川町

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2015年度)

財政力指数の分析欄

人口の減少や全国平均を上回る高齢化率(平成27年度末35.4%)に加え、町内に中心となる産業や大規模な事業所が少ないこと等により財政基盤が弱く、類似団体平均値をかなり下回っている(-0.27)。そのため、企業誘致や定住促進対策を積極的に進め、法人税・住民税等の増収に努めている。一方、歳出は、合併により職員数が大幅増となった人件費のほか、公共施設に係る維持管理経費の影響により、歳出総額に占める割合が高い物件費の削減が課題である。平成27年度末に策定された「公共施設等総合管理計画」による類似施設の統廃合や採算性の低い施設の廃止など、徹底した行財政改革を進め、経常経費の縮減に努める。人件費については、定員適正化に基づく削減計画により削減を図っているが、今後も退職不補充などにより職員数の削減を進めていく。

経常収支比率の分析欄

人件費及び物件費は類似団体平均値を上回っているが、経常収支比率は類似団体平均値を9.0ポイント下回っている(主に地方交付税等の経常一般財源により経常収支比率が減少したもの)。物件費の多くを占める公共施設の維持管理経費については、「公共施設等総合管理計画」による類似施設の統廃合や採算性の低い施設の廃止など、徹底した行政改革・事務事業の見直しを進め経常経費の縮減に努める

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体平均値に比べて大幅に上回っている。人件費は人員削減効果が出ているものの、物件費は依然として高く、維持補修費は老朽化した施設の臨時的な補修費や現状に見合った修繕等に左右されている。更なる職員数の削減が限界に近づいているなか、公共施設の統廃合等を早急に進め、人件費・物件費及び維持補修費の抑制に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

類似団体の中で低い水準にあり、類似団体平均値を4.8下回っている。平成25年度の国家公務員人件費削減措置の影響により指数自体は高くなったが、類似団体も同様の結果となっており、依然として低い水準となっている。これは、従来からの給与体系水準の低さや男女の昇任基準格差が要因であると考えられる。平成19年度から新たな昇給制度(勤務評定)により適正な給与の改正を図っており、また、地域の民間企業との給与格差についても適正に反映させたい。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

類似団体平均値に比べて5.2人上回っている。これは、合併により職員数が類似団体に比べて著しく多くなったことが要因である。平成27年4月1日現在の職員数(普通会計ベース)は285人であり、合併当初(平成17年4月1日)と比較すると100人以上の減となっており、更なる上記計画以上の削減を図っているところであるが、住民サービスの低下を招く恐れもあるためバランスを図る必要がある。今後も引き続き事務効率化や指定管理者制度の導入による業務の外部委託などにより、住民サービスの確保を図りつつ職員削減に努める。

実質公債費比率の分析欄

平成22年度から類似団体平均をやや下回ってきている。これは、合併に伴い旧町村の格差是正や新町の一体化を狙う投資的経費の財源としての地方債発行や、全町全域下水道化に向けた整備のための地方債発行を行いつつも、旧町村から承継した起債の償還が進み、年度毎の償還額が減少傾向にあるためである。また、地方債残高については、交付税措置等条件の有利なものが大半を占めている。平成17年度からの推移を見ると減少傾向にはあるが(平成17年度14.3%から平成27年度6.7%)、今後の投資事業次第で指数は大きく変動するため、今後の投資事業実施に当たっては、事業の必要性、優先度等を充分に検討し、事業の実施、財源の確保に関して適切な選択をする必要がある。

将来負担比率の分析欄

類似団体平均値を大幅に下回り、平成24年度から将来負担比率は0となった。これは標準財政規模(地方交付税)増の影響や、ほとんどの地方債残高の中身が、後年度基準財政需要額への算入比率の高いものに切替わってきたことによるものである。また、補償金免除繰上償還の活用により、条件の悪い地方債について繰上償還を実施した効果も現われている。今後も長期的視野に立ち、後世への負担を少しでも軽減するよう行財政改革を進め、財政の健全化に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2015年度)

人件費の分析欄

人件費に係る経常収支比率は定員適正化計画の効果もあり、前年度に続いて類似団体をやや下回っている。平成26年4月1日現在の職員数(普通会計ベース)289人に対し、平成27年4月1日現在の職員数は285人であり、4人の削減を行った。なお、合併当初(平成17年4月1日)に比べると10年で141人の削減を行い、町が定めた定員適正化計画を上回る削減を図っている(定員適正化計画においては平成17年4月1日から5年間で36人、10年間で100人の純減目標)。今後も引き続き定員適正化計画の数値目標の達成に向けて職員数の削減を進めていく。

物件費の分析欄

物件費の平成27年度決算額は2,310百万円で、前年度に比べ328百万円の減となった。これは、合併以降進めてきた用度等経常経費の見直しや縮減の徹底、及び公共施設の統廃合や採算性の低い施設の廃止方針に基づくものと考えられる。しかしながら、依然として物件費の水準は高いため、同方針を積極的に進めていくことで経費削減に努めていく。

扶助費の分析欄

扶助費の平成27年度決算額は1,084百万円で、経常収支比率は3.8%となっている。財源としては特定財源の比率が高く、経常収支比率については例年、類似団体に比して低い率となっている。しかしながら、扶助費については、高齢化や障がい福祉の充実、少子化対策などにより今後も増加が予想される。

その他の分析欄

繰出金の平成27年度決算額は1,832百万円で、前年度に比べ109百万円の減となったが、内訳は国保・介護保険などの事業会計への繰出金と、簡易水道、下水道等公営企業会計への繰出金が主なものであり、本年度を除き全体的に増加傾向にある。保険事業への公費負担は今後も継続して増加すると考えられるが、削減は容易ではない。下水道事業等の公営企業会計への繰出金については独立採算制の観点から繰出基準を明確にし、また、全体的に料金体系の抜本的な見直しを実施するよう指導をし、経営の健全化に努め、普通会計への圧迫を軽減させる。

補助費等の分析欄

補助費等の平成27年度決算額は1,953百万円で、前年度に比べ258百万円の増となった。経常収支比率は類似団体平均に比して著しく高くはないが、補助費等には消防組合負担金や高齢者福祉関係の事務を行う社会福祉協議会や広域連合、し尿処理やごみ処理を行う一部事務組合への補助負担金、公共交通の要である自主運行バス経費や養老鉄道・樽見鉄道などへの支援を含んでおり、必要不可欠な経費として削減は容易ではない。これら各種団体への補助金について、事業内容・費用対効果を検証しながら抑制に努めていく。

公債費の分析欄

公債費の平成27年度決算額は1,914百万円で、前年度に比べ367百万円の減となっている。合併町村から承継した起債の償還が進んだことによるものであるが、合併後の旧町村間の格差是正や新町全体の一体化に伴う事業の財源として発行した地方債により、元利償還金が膨らんでいることを踏まえ、より適正となるよう、今後の地方債発行には適切な判断を要する。

公債費以外の分析欄

公債費以外の経常収支比率としては、類似団体平均値を大きく下回った。今後高齢化社会の益々の進展に伴う社会保障費等扶助費の増加や、高齢化や不況に伴う町税の減少等が予想されるため、その他の経常経費においても更なる抑制を図らなければならない。類似する公共施設の統廃合や人件費の削減など行政改革を積極的に進めることが不可欠である。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

【全体的な傾向】平成17年の町村合併により、県域の7.6%と広大な面積(803.44k㎡)を有することとなったが、一方、人口については、県の2,032,533人に対し21,503人(ともに平成27年国調人口)と1.1%の構成比となっており、「住民一人当たりのコスト」については、広大な区域における住民サービスの維持という側面もあり、類似団体内順位等、全体的に高い傾向にある。また、類似団体に比べ人件費が高いことから、各目的別においても人件費が占める割合が高く、支出の底上げとなっている。【特記事項(目的別)】消防費については、住民一人当たり30,225円となっており、類似団体に比べ高くなっている。これは、広大な町域を守るための消防団の維持や、地域防災に係る経費が不可欠であり、全国平均・岐阜県平均に比べても高くなっている。総務費については、住民一人当たり174,214円となっており、類似団体内1位で、全国平均・岐阜県平均と比べてもかなり高くなっている。平成27年については、総務費で整備した「地域交流センター建設事業」による増加もあり、前年度と比較して住民一人当たり53,314円の増加ととなっている。農林水産業費については、住民一人当たり61,109円となっており、類似団体内1位で、全国平均・岐阜県平均と比べてもかなり高くなっている。これは、大規模林道整備や広域農道整備に係る負担金等、広大な町域を整備・維持するための経費となっている。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

【全体的な傾向】平成17年の町村合併により、県域の7.6%と広大な面積(803.44k㎡)を有することとなったが、一方、人口については、県の2,032,533人に対し21,503人(ともに平成27年国調人口)と1.1%の構成比となっており、「住民一人当たりのコスト」については、広大な区域における住民サービスの維持という側面もあり、類似団体内順位等、全体的に高い傾向にある。【特記事項(性質別)】人件費については、住民一人当たり98,187円となっており、類似団体内1位で、全国平均・岐阜県平均と比べてもかなり高くなっている。合併当初に比べると10年で141人の削減を行っているが、今後も引き続き職員数の削減を進めていく。普通建設事業費については、住民一人当たり157,920円となっており、非常に高い。これは合併に伴う旧町村の格差是正や新町の一体化を目指す目的から支出される投資的経費が多いことによる。また、それらの財源として発行した地方債により、公債費についても一人当たりコストが高くなっている。災害復旧事業費については、住民一人当たり5,061円となっており、全国平均・岐阜県平均と比べてもかなり高くなっている。気象等の要因もあるが、町域の91%が森林で、山間部を多く抱える当町では林道災害等が発生しやすいことにもよる。

実質収支比率等に係る経年分析(2015年度)

分析欄

財政調整基金・・・平成20年に10%を下回ったが、平成27年度には24.63%、2,607百万円まで増加している。今後も常に10%を上回る水準で維持していく。実質収支額・・・平成19年度の5.54%から横ばいで推移していたが、平成27年度は3.08%、326百万円となった。平成24年度も同様であったが、本年度は「地域交流センター建設事業」等による普通建設事業のうち、単独分の支出が多かったことによる影響が大きい。実質単年度収支・・・平成19年度には-3.39%(赤字)であったが、平成23年度まで上昇に推移し、平成26年度も2.02%、215百万円と黒字であったが、本年度は-0.3%、-301百万円と赤字に転じた。大型建設事業における単独分の支出が大きく影響したが、臨時的な支出であることから、今後は黒字となる水準の維持を目指す。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2015年度)

分析欄

○上水道事業会計・・・平成19年度以降、5%前後の黒字を維持している。今後も適正な経営に努める。○一般会計・・・平成19年度以降、3~5%前後の黒字を維持している。○国民健康保険特別会計・・・黒字はほぼ1%以内の範囲を維持しているが、一般会計からの繰入金が増加傾向にあり、今後は保険料の値上げを含む経営の改善を進める。○農業集落排水事業特別会計・・・使用料・分担金、一般会計からの繰入、地方債により運営しており、0.2%以内の範囲に留まっている。平成28年度から新たに揖斐川右岸地区が供用開始されたことから、更なる経営の改善を進める。○大和簡易水道特別会計・・・・新たな拡張事業は行っておらず、維持管理及び布設替等のみの運営である。一般会計からの繰入はないが、施設も老朽化しており、更なる経営の改善を進める。○公共下水道事業特別会計・・・使用料・分担金、一般会計からの繰入、地方債により運営しており、0.1%前後の範囲を推移している。平成24年度から新たに1地区の整備が始まり供用開始が迫っていることから経営の改善を進める。○国民健康保険直診勘定特別会計・・・歳入の30%以上を国事業勘定と一般会計からの繰入金により運営しており、0.1%前後の範囲を維持している。広範な揖斐川町において、山村地区の医療拠点として診療所を設置している。○脛永簡易水道特別会計・・・・新たな拡張事業は行っておらず、維持管理及び布設替等のみの運営である。大和簡易水道と同様に一般会計からの繰入はないが、施設も老朽化しており、更なる経営の改善を進める。○その他・・・赤字となっている特別会計は無い。黒字の内訳は、3簡易水道、徳山ダム上流域公有地化、杉原地域土地取得等特別会計、個別排水事業、後期高齢者医療、地域情報、町営住宅事業会計の各特別会計である。

実質公債費比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

○元利償還金新規起債の抑制及び、財政力に余裕のある場合実施している利率の高い起債の繰上償還により、元利償還金は減少してきている。○公営企業債の元利償還金に対する負担金等上水道、簡易水道、下水道事業、介護サービス事業に対する繰出で、H23年度から下水道事業債の償還据置期間終了による元金償還が始まり増加した。○組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金西濃環境整備組合、揖斐郡消防組合、揖斐広域連合等に対する負担金であり、大規模な建設事業が行われず、横ばいに推移している。○算入公債費等過去の起債に対する基準財政需要額であり、平成27年度は前年度を下回ったが、総じて増加傾向となっている。○実質公債費比率の分子分析対象年度以前からの新規起債の抑制傾向により、元利償還金も年々減少し、算入公債費が横ばいであることからも、年々減少傾向となっている。

将来負担比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

○一般会計等にかかる地方債の現在高・・・新規起債の抑制、繰上償還による減少に努め、災害復旧事業などの臨時的な起債が少なかったことにより減少した。○公営企業債等繰入見込額・・・上水道、簡易水道、下水道事業に対するものの影響が大きい。特に下水道事業については、整備中であるため事業完了までは増加傾向である。○組合等負担等見込額・・・加入する組合が新たな設備投等資を行わない限り著しく変化するものではなく、減少傾向にある。○設立法人等の負債額等負担見込額・・・揖斐川町土地開発公社に対する負担見込額である。横ばい傾向であり、公社においても取得地の積極的な整理等運営の健全化を進めていく。○充当可能基金・・・計画的に基金を積み立てて、取崩しを極力抑えることによりH27年度末で9,347百万円となっている。○充当可能特定歳入・・・町営住宅の使用料が主である。入居者数に著しい増減はないが、施設の老朽化による家賃の軽減措置により減少傾向にある。○基準財政需要額算入見込額・・・公債費の算入見込額の増加により、年々増加している。○将来負担比率の分子・・・充当可能基金・特定歳入の減少に対し、基準財政需要額算入見込額の増加が著しく、分子は減少している。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2015年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

所有資産全体から見た有形固定資産減価償却率は、類似団体より低い水準にあるが、ほぼ全国平均と同じであり、岐阜県平均から見ると高い水準にある。当町は合併団体であり公共施設等の総量も多く、今後は施設等の老朽化とともに、修繕コストの増加や更新整備の時期も近付くこととなるが、平成27年度に策定した「揖斐川町公共施設等総合管理計画」では、目標年度の平成37年度までに公共建築物の保有面積全体を10%削減するとしており、施設の統合や集約化も視野に総量の適正化を図る。

債務償還可能年数の分析欄

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

当町は平成24年度から将来負担比率が0となっており、類似団体から見た順位は1位となっているが、合併団体であり広大な面積をもつ当町は、公共施設等の総量が多く、それに伴い施設の老朽化も一度に進むこととなる。今後は、後世への負担を少しでも軽減するよう行財政改革を進めるとともに、「揖斐川町公共施設等総合管理計画」に基づいた施設総量の適正化のみならず、民間のノウハウや資金の導入等も検討し、健全で持続可能な自治体経営の実現を目指す。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率は0であり、実質公債費比率についても類似団体平均値をわずかに下回っている状況となっている。しかしながら、実質公債費比率については、岐阜県平均の6.0%を上回っており、今後の投資事業次第で指数は大きく変動するため、投資事業の実施にあたっては、事業の必要性、優先度等を充分に検討し、財源の確保に関して適切な選択をする必要がある。

施設類型別ストック情報分析表①(2015年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

平成17年の町村合併により、県域の7.6%と広大な面積を有することとなった一方、人口については、県の2,032,533人に対し21,503人と1.1%の構成比となる当町では、住民一人当たりの道路延長及び、橋りょう・トンネルの一人当たり有形固定資産額が類似団体内順位だけでなく、岐阜県平均を見ても圧倒的に高い数値となっている。そのため、これらの維持にかかる住民一人当たりの負担も高くなるが、特に道路については類似団体と比較して有形固定資産減価償却率が高く、今後、維持補修や更新に係るコストの増加が懸念される。保育所や学校施設の有形固定資産減価償却率が低くなっているのは、合併以降、旧町村の格差是正のため進めた複数の保育所建替え更新(平成22おじま幼児園・平成24かすが幼児園・たにぐみ幼児園・平成25きよみず幼児園)や、平成19年度に谷汲地域の2つの小学校を統合をするため、谷汲小学校を新築したためである。合併以降、藤橋小中学校・長瀬小学校・久瀬小学校・久瀬中学校・春日中学校を統廃合により廃止にしたところであるが、少子化も伴い、一人当たり学校施設面積は類似団体内順位1位となっている。町域が広い当町では、児童・生徒の通学環境の観点からも統廃合に限界があり、一人当たり学校面積の数値は、今後も同様の数値が続く。

施設類型別ストック情報分析表②(2015年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

図書館を除き、有形固定資産減価償却率が著しく高い施設はなく、維持補修費の増大や更新時期の早期到来に関するリスクは、類似団体に比べて平均的である。しかしながら、広大な町域と人口減少問題を抱える当町においては、各施設の一人当たり面積や有形固定資産額が類似団体や県平均と比較して高い傾向にある。今後は、広大な区域における住民サービスの維持と、施設等の総量適正化についてバランスを図りつつ、「揖斐川町公共施設等総合管理計画」に基づいた公共施設等のマネジメントが求められる。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,