地域の概況
普通会計の構造(2024年度)
総額155億円
総額155億円
総額167億円
📣 2026/10/31 学会出席
2026年10月31日から11月1日まで福山市立大学 港町キャンパスで開催される第37回全国大会に、討論者として出席します。
総額155億円
総額155億円
総額167億円
類似団体平均(0.71)を0.03ポイント下回り、前年度(0.69)からも0.01ポイント低下している。これは、人口減少による税収減と、高齢化や介護サービス需要の増加などが主な要因と考えられる。町内には大型事業所は少ないものの、宿泊・レジャー施設や別荘が多く、固定資産税など一定の財源は確保できている。しかし、土地評価額の下落や別荘の新築件数の減少が見られるため、移住・定住や二地域居住の促進、徴収強化などにより、安定した歳入確保に取り組む必要がある。
経常収支比率は前年度(90.9%)から3.9ポイント改善し87.0%となり、類似団体平均(87.8%)を下回った。分母の経常一般財源は地方交付税等の増により増加し、分子の経常経費充当一般財源は、ふるさと納税充当額の増加に伴う物件費・補助費等の減少により縮減したことが、比率改善の要因である。今後は「行財政改革推進プラン」に基づき、歳出削減と事務事業の優先度の精査を進め、優先度の低い事業の廃止・縮小を計画的に進める。併せて、ふるさと納税や宿泊税などによる収入確保にも取り組み、財政構造の硬直化緩和と持続的な財政健全化を図る。
人口1人当たりの人件費・物件費等決算額は204,886千円であり、類似団体の平均(164,195千円)と比較して約1.2倍となっている。この要因として、本町は広大な面積に居住区域が点在しているため、効率的な行政サービスの提供が難しいことや、公共施設の数が多いことが挙げられる。特に、「ごみ収集費」や「スクールバス運行費」の負担が大きく、これらの効率化・最適化を進めることが重要である。また、公共施設の適正化については、「公共施設等総合管理計画」に基づき、計画的に推進していく。
類似団体平均(97.2)を0.9ポイント下回る96.3となっている。全国町村平均(96.4)とほぼ同水準で推移していることから、現行水準を維持しつつ、引き続き給与の適正化に努める。
人口1,000人当たりの職員数は10.63人で、前年度(10.50人)から0.13ポイント増加し、類似団体平均(7.91人)を2.72ポイント上回っている。この増加は、高度化・多様化する行政需要に対応するため、必要な職員を確保したことによるものである。今後も「行財政改革推進プラン」に基づき、効果的かつ効率的な人員配置を進めるとともに、職員定数の一層の適正化に取り組む。
実質公債費比率は7.2%で前年度(7.1%)と同水準にとどまったものの、類似団体平均(6.6%)を0.6ポイント上回っている。今後は、「公共施設等総合管理計画」に基づき、公共施設等の長寿命化・更新・縮小・廃止を計画的に進めるとともに、事業の優先度を的確に把握し、大規模投資の実施時期を整理することが求められる。さらに、計画的な基金積立を進め、起債への依存を抑制することで、実質公債費比率を類似団体平均水準まで引き下げることを目指す。
地方債発行の抑制による残高の減少に加え、決算剰余金を中心とした積立、ふるさと納税額の増加、さらに普通交付税の追加交付分の積立による充当可能基金の増加が寄与し、前年度に引き続き類似団体平均と同値の0.0(数値なし)を維持した。今後も、地方債の新規借入を抑制しつつ、財政調整基金等の充当可能財源を着実に確保する。また、経営戦略に基づき、水道事業会計などの公営企業会計の健全化を引き続き推進していく。
会計年度任用職員の事務補助員を原則パートタイム勤務としたことなどにより、近年は改善傾向にあったが、給与改定や期末・勤勉手当の支給率引上げといった制度改正等の影響により、前年度(24.8%)から1.4ポイント増加し、類似団体平均(25.7%)を0.5ポイント上回る26.2%となっている。公共施設の整理・縮小を進めるとともに、「行財政改革推進プラン」に基づき、効果的かつ効率的な人員体制を維持しながら、職員定数の適正化を図っていく。
前年度(17.5%)から2.3ポイント低下し、類似団体平均(16.1%)を0.9ポイント下回る15.2%となっている。主な要因は、ふるさと納税充当額の増加により経常経費に充当する一般財源が縮減し、結果として比率が改善したものである。ふるさと納税は安定的な財源とは言い難く、今後も不確実性を抱える。引き続き「公共施設等総合管理計画」に基づく公共施設の統廃合を進めるとともに、事務事業の見直しによるコスト削減を着実に推進していく必要がある。
公立保育所を多く設置しているものの、保育士の給与を人件費として計上しているため、類似団体平均(8.4%)を2.3ポイント下回る6.1%となっている。今後、超高齢化の進行により、医療・介護など社会保障関連経費の増加が見込まれることから、町単独事業をはじめ、行政ニーズの変化や受益と負担の公平性を踏まえた事業の見直しを進める。併せて、効果的な予防事業を推進し、扶助費の増加抑制に取り組む。
前年度(13.4%)から1.5ポイント低下したものの、類似団体平均(10.9%)を1.0ポイント上回る11.9%となっている。特に繰出金については、超高齢化に伴う介護保険特別会計の給付費増加により法定繰出金が増加している。このため、介護予防の強化を進め、給付費の抑制に努める必要がある。
前年度(15.4%)から0.9ポイント低下し、類似団体平均(15.3%)を0.8ポイント下回る14.5%となっている。主な要因は、ふるさと納税充当額の増加により経常経費に充当する一般財源が縮減し、比率が改善したものである。ふるさと納税は安定財源とは言い難く、今後も不確実性を抱える。また、一部事務組合への支出割合が高いため、構成市町と連携した経費の削減・適正化を進める。町単独の補助金については、「補助金に関するガイドライン」に基づき、公平・適正な交付を徹底する。
類似団体平均(11.4%)を1.7ポイント上回る13.1%となっている。今後は「公共施設等総合管理計画」に基づき、公共施設等の長寿命化・更新・縮小・廃止を計画的に進めるとともに、事業の優先度を的確に把握し、大規模投資の実施時期を整理する。さらに、計画的な基金積立を進め、起債への依存を抑えた持続可能な財政運営を推進する。
物件費及び補助費等の減少により、前年度(77.1%)から3.2ポイント低下し、類似団体平均(76.4%)を2.5ポイント下回る73.9%となっている。ふるさと納税充当額の増加により一般財源の経常経費充当分が縮減したことが比率改善の要因だが、ふるさと納税は安定財源とは言い難く、今後も不確実性を抱える。引き続き「行財政改革推進プラン」に基づき、民間活力の導入や職員定数の適正化、歳出削減を進めるとともに、全事務事業の優先度を精査し、優先度の低い事業は計画的に廃止・縮小して経常経費の削減を図る。
歳出決算総額は、住民一人当たり655,379円である。類似団体平均と比較すると、農林水産業費、商工費、消防費が高い。農林水産業費は、町有林造林業務委託の増の影響で増加している。商工費は、那須高原友愛の森整備費の増加に加え、観光地として観光施設管理費や観光推進費が類似団体平均より高いことが要因である。消防費は、常備消防費の高止まりに加え、消防団詰所の新築工事による影響が大きい。
類似団体内順位19位/ 37団体
類似団体内順位23位/ 37団体
類似団体内順位3位/ 37団体
類似団体内順位3位/ 37団体
類似団体内順位4位/ 37団体
類似団体内順位9位/ 37団体
類似団体内順位18位/ 37団体
類似団体内順位1位/ 37団体
類似団体内順位13位/ 37団体
類似団体内順位1位/ 37団体
類似団体内順位7位/ 37団体
類似団体内順位6位/ 37団体
類似団体内順位16位/ 37団体
類似団体内順位12位/ 37団体
歳出決算総額は、住民一人当たり655,379円である。類似団体平均と比較すると、人件費、物件費、補助費等が高い。人件費については、保育園の適正配置や公共施設の整理・縮小を進めており、「行財政改革推進プラン」に基づき、効果的かつ効率的な人員体制を維持しながら、職員定数の適正化を図る。物件費については、町の面積が広大であることから、公共施設の管理費、ごみ収集運搬費、スクールバス運行委託費などが高額となっている。そのため、「公共施設等総合管理計画」に基づき、公共施設の統廃合を進めるとともに、事務事業の見直しを通じてコスト削減を図る。補助費等については、一部事務組合への支出割合が高いため、構成市町と連携し、経費の削減・適正化を進める。また、町単独の補助金については、「補助金に関するガイドライン」に基づき、公平かつ適正な交付を徹底する。なお、貸付金は類似団体平均の約6.2倍と高水準であるが、これは中小企業振興資金融資預託金(2.7億円)が影響している。
類似団体内順位6位/ 37団体
類似団体内順位7位/ 37団体
類似団体内順位7位/ 37団体
類似団体内順位25位/ 37団体
類似団体内順位5位/ 37団体
類似団体内順位17位/ 37団体
類似団体内順位1位/ 37団体
類似団体内順位1位/ 37団体
類似団体内順位18位/ 37団体
類似団体内順位16位/ 37団体
類似団体内順位12位/ 37団体
類似団体内順位4位/ 37団体
類似団体内順位10位/ 37団体
類似団体内順位3位/ 37団体
類似団体内順位1位/ 37団体
財政調整基金残高は、取崩額を上回る決算剰余金を積み立てたため、前年度比0.22ポイント増の30.03%となった。実質収支額は黒字を維持しており、実質単年度収支についても、令和2年度以降、普通交付税の増加等により継続的な黒字を確保している。今後も職員数の適正化、事務事業の見直し、公共施設等の適正管理を推進し、健全な行財政運営に努める。
すべての会計において黒字を確保しており、赤字は発生していない。今後も引き続き、全会計において将来にわたり健全な財政運営を維持できるよう、行財政改革の推進に努める。
「元利償還金」の減少は、令和2年度過年発生農地等小災害復旧事業(農林施設・農地)や、平成15年度臨時財政対策債などの償還が令和5年度で終了したことによるものである。今後も「公共施設等総合管理計画」に基づき、公共施設の長寿命化や更新、縮小・廃止などを進める中で、事業の優先度を的確に把握し、大規模投資事業の実施時期を整理しながら、計画的な基金の積立を行う。これにより、起債への過度な依存を避け、持続可能な財政運営に努める。
満期一括償還地方債の利用なし。
将来負担比率の分子は、地方債発行の抑制による残高の減少に加え、決算剰余金を中心とした積立、ふるさと納税額の増加、さらに普通交付税の追加交付分の積立による充当可能基金の増加が寄与し、-760百万円となった。今後も「公共施設等総合管理計画」に基づき、公共施設の長寿命化や更新、縮小・廃止などを進める中で、事業の優先度を的確に把握し、大規模投資事業の実施時期を整理しながら、計画的な基金の積立を行う。これにより、起債への過度な依存を避け、持続可能な財政運営に努める。
(増減理由)財政調整基金への決算剰余金の積み立てや減債基金への普通交付税追加交付分(臨財債償還基金費分)の積み立て、公共施設等整備基金への計画的な積み立て、ふるさと納税寄附額のふるさと那須町応援基金への積み立て等により全体で408百万円増加した。(今後の方針)老朽化が進む公共施設への対応に加え、災害の頻発化・激甚化や行政需要の高度化・多様化、地域経済の低迷による税収減などに備え、財政調整基金、減債基金及び公共施設等整備基金を中心に計画的に積み立てを行っていく。
(増減理由)不足財源を補うため547百万円を取り崩したが、地方財政法第7条に基づき決算剰余金の1/2以上にあたる609百万円を積み立てた結果、62百万円増加した。(今後の方針)老朽化が進む公共施設への対応に加え、災害の頻発化・激甚化、行政需要の高度化・多様化、地域経済の低迷による税収減などに備え、計画的な積み立てを継続する。
(増減理由)繰越金が当初見込みを上回ったことから取り崩しを行わず、さらに普通交付税の追加交付分(臨財債償還基金費分)に加え、予算での積立てを実施した結果、116百万円増加した。(今後の方針)今後の公債費の推移を踏まえ、年度間の負担が平準化されるよう、計画的に取り崩しと積立てを行う。
(基金の使途)ふるさと那須町応援基金:子育て支援、地域産業の振興、環境保全、福祉、教育等公共施設等整備基金:文化教育施設、防災防火施設、水資源施設その他公共施設の整備総合運動公園整備基金:総合運動公園の整備ふるさと創生事業基金:活力と魅力あふれる豊かなまちづくりすこやかこども基金:未来を担うこどもをすこやかに育てる(増減理由)ふるさと那須町応援基金:871百万円を取り崩した一方、ふるさと納税寄付額963百万円を積み立てたため、92百万円増加した。公共施設等整備基金:橋りょう撤去費用22百万円、定住促進住宅分19百万円、東山道伊王野組合寄附金分28百万円を積み立て、69百万円増加した。ふるさと創生事業基金:利子収入として6万円を積み立てたが、地域ふるさとまつり事業費等で5百万円を取り崩し、5百万円減少した。すこやかこども基金:ICT教育推進事業等で11百万円を取り崩した一方、育英資金貸付基金からの振替等により95百万円を積み立て、84百万円増加した。(今後の方針)ふるさと那須町応援基金:ふるさと納税寄付額に応じて積み立て、翌年度に特定目的事業の財源として活用する。公共施設等整備基金:老朽化した公共施設の改修・更新費用に活用するため、計画的に積み立てを継続する。ふるさと創生事業基金:活力と魅力あふれる個性豊かなまちづくり事業に活用する。(地域ふるさとまつり事業費など)すこやかこども基金:未来を担うこどもをすこやかに育てる事業に活用する。(ICT教育推進事業、給付型奨学資金事業など)
令和5年度の有形固定資産減価償却率は70.2%であり、類似団体平均と比べて3.9ポイント高くなっている。経年比較では、令和5年度、令和4年度ともに1.7ポイントの増加となっており、資産の老朽化が著しく進行している。これは保有資産が多いため、更新や改修を行ってはいるものの、減価償却費がそれを上回っていることが要因である。結果として、資産の更新が進まないことで、維持補修費も年々増加している。今後は、公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設の長寿命化や集約・複合化、除却などを計画的に推進していく。
類似団体内順位29位/ 35団体
令和5年度の債務償還比率は423.7%であり、類似団体平均を48.1ポイント上回る高い水準となっている。一方で、経年比較では60.3ポイントの減少が見られ、改善傾向にある。これは、地方債発行額の抑制による地方債現在高の減少や、財政調整基金等の基金の積み増しによるものである。しかしながら、依然として類似団体平均を大きく上回っていることから、今後も地方債発行額の抑制や事務事業の見直しを継続するとともに、基金等の適正な確保に努めていく。
類似団体内順位22位/ 37団体
令和5年度の将来負担比率は、地方債発行の抑制による地方債現在高の減少や、充当可能基金の増加等により、「-」(数値なし)となった。一方、有形固定資産減価償却率は類似団体平均を上回っており、公共施設等の老朽化対策が十分に進んでいないにもかかわらず、地方債残高など将来に負担する債務が多い状況にあることが要因と考えられる。今後も、行財政改革推進プラン等に基づき、地方債発行額の抑制や事務事業のさらなる見直しを進めるとともに、財政調整基金等の適正な規模の確保を図る。また、公共施設等総合管理計画等に基づき、老朽化した施設の長寿命化や集約・複合化、除却を計画的に推進していく。
令和5年度の将来負担比率は「-」(数値なし)となったものの、実質公債費比率は類似団体を上回っている。経年で比較すると、将来負担比率は減少傾向をたどり、「-」(数値なし)となった一方、実質公債費比率は横ばいで推移している。将来負担比率が「-」(数値なし)となった背景には、積立金の積み増しにより充当可能基金が増加したこと、さらに起債の抑制によって地方債現在高が減少したことが挙げられる。また、実質公債費比率については、利子負担の軽減を図るため、財政状況を踏まえつつ償還期間の短縮などの対応を行うことで、今後も横ばいで推移すると見込まれる。今後、実質公債費比率の改善に向けては、行財政改革推進プラン等に基づき、地方債発行の抑制や事務事業のさらなる見直しを進めるとともに、財政調整基金等の適正な規模の確保に努めていく。
令和5年度においては、「道路」「橋りょう・トンネル」「学校施設」「公民館」などの公共施設において老朽化が進行している。特に「道路」は、有形固定資産減価償却率が年々大きく増加しており、老朽化の進行が顕著である。また、人口比較では「橋りょう・トンネル」の一人当たり有形固定資産額が類似団体平均の約2.77倍と高く、県内の町の中でも3位となる260を超える橋りょうが存在することから、住民一人あたりの負担が大きくなっている状況である。橋りょうや舗装の劣化は、安全性に影響を及ぼす可能性があるため、適切な維持管理が不可欠である。修繕や更新には多額の費用が見込まれることから、引き続き定期的な点検を実施し、利用状況や緊急性を踏まえた計画的な修繕を行うことで、トータルコストの縮減を図っていく。
類似団体内順位24位/ 34団体
類似団体内順位19位/ 35団体
類似団体内順位4位/ 35団体
類似団体内順位4位/ 32団体
類似団体内順位24位/ 35団体
類似団体内順位26位/ 31団体
令和5年度の有形固定資産減価償却率をみると、「図書館」、「体育館・プール」、「庁舎」の老朽化が進行している状況であり、特に「図書館」は老朽化が顕著な施設である。町立図書館は、昭和53年度に整備され定期的に修繕等を実施してきたが、有形固定資産減価償却率で示されているように施設の劣化が目立っている。日常点検や建物・設備の定期点検を引き続き実施し、安全確保に努め、他施設との複合化など今後のサービスや施設の在り方について検討する。「一般廃棄物処理施設」、「体育館・プール」及び「消防施設」は、人口比較でみると一人当たりの面積が類似団体の平均を大きく上回り、老朽化に伴う改修費等は今後大きな財政負担となることが見込まれる。公共施設等総合管理計画等に基づき、計画的に長寿命化や集約化、除却を進め、更新及び維持管理費の削減に取り組んでいく。
類似団体内順位27位/ 28団体
類似団体内順位20位/ 35団体
類似団体内順位14位/ 28団体
類似団体内順位19位/ 27団体
類似団体内順位6位/ 33団体
類似団体内順位16位/ 34団体
類似団体内順位22位/ 35団体
一般会計等ではこれまで同様、資産総額が毎年約2~3%の割合で減少しています。これに対し、負債は令和3年度から約5~6%の割合で減少しています。資産合計をみると約12億円の減少ですが、投資その他の資産及び流動資産の合計は約1.8億円増加しています。現金預金が約1.5億円減少していますが、基金の合計は約3.3億円増加となっています。したがって、例年と同様ですが資産の減少要因は有形固定資産の老朽化にあるといえます。なお、有形固定資産は前年度から約14億円減少となっており、前年度の約21億円の減少と比較すると老朽化の速度が緩やかになっているようにも見えますが、今固定資産台帳システムの変更により、固定資産が約6.0億円増加しているため、実質的には前年度と同程度には老朽化が進行しているといえます。
一般会計等では純行政コストが前年比107.0%(約9.0億円の増加)となりました。近年は減少傾向にありましたが、増加に転じています。全体的に費用が増加しており、特に顕著だったのが物件費の約4.0億円の増加です。しかし、令和4年度から令和5年度にかけて物件費が約4.1億円減少していましたので、前年度が特に少なく、元に戻ったという見方もできます。その他では職員給与費が約1.3億円増加、社会保障給付が約1.0億円増加しています。一方で、経常収益は前年比87.3%(約63百万円の減少)となりました。ただし、前年度は退職手当引当金の戻入(約59百万円)が含まれていた点を考慮すると約4百万円の減少に留まっています。しかし、いわゆる赤字の状態が続いているため、収益の増加も検討する必要があると考えます。
本年度差額がマイナスのため、企業経営でいう赤字を表しています。令和6年度は約10.9億円の赤字となっており、多少の増減はあるものの依然として財源よりコストが上回っている状況です。また、毎年約28億円計上している減価償却費等の支出の無いコストも要因の一つとなっており、今年度では経常費用の約20%を占めています。施設の老朽化が住民の利用によるものとすれば、減価償却費分の一部を受益者負担で補填する必要があるといえます。
近年増加傾向にあった業務活動収支が減少に転じました。税収が約4.5億円増加しているものの、全体的に支出が増加しているため合計では減少しています。投資活動収支では公共施設等整備費支出が前年度から約1.3億円増加していますが、その理由は基金取崩収入が約7.4億円増加しているためです。また、財務活動収支がマイナスとなっていますが、これは地方債の発行よりも償還の方が多いことを表しており、負債(地方債)の減少を意味しています。なお、全体としての資金収支はマイナスとなっていることに注意が必要です。
例年と同様に資産の老朽化を要因とした資産合計の減少が特徴的です。流動資産が約0.8億円減少、投資その他の資産は約2.6億円増加しています。流動資産の減少は現金預金が約1.5億円減少していることに起因しますが、基金が全体で約3.3億円増加していますので、資産全体としての減少要因とはなりません。有形固定資産の減少が顕著で、前年度から約14.0億円減少しています。前年度は有形固定資産の減少額が約20.9億円のため、有形固定資産の減少が進んでいるといえます。住民一人当たり資産額の値も減少傾向にありますが、同類団区分(町村V-1)の平均値よりも高いのは、町の面積が広く道路等の工作物(インフラ資産)が多くあり、その面積に対して人口の割合が少ないため、一人当たりの資産が多くなっていると考えられます。また、歳入額対資産比率が大きく減少している要因の一つに歳入の増加が挙げられ、近年は税収が増加傾向にあり、特に今年度はふるさと寄附金の約1.4億の増加が顕著です。
純資産比率の値が増加傾向にありますが、資産合計が約12.2億円減少していることを踏まえると、負債が減少した結果純資産の比率が増加しているものと考えられます。令和6年度は負債約7.4億円減少していますが、純資産も約4.8億円減少しています。また、将来世代負担比率の値はほとんど変動せず、また、全国平均では15~17%と言われていますが、それと比較しても低い値となっているため、将来に引き継ぐ負債が少ない状態にあるといえます。ただし、純資産比率の増加と将来世代負担比率の低い値を見る限りではよい結果ともいえますが、実際の純資産が減少傾向にあることには留意が必要です。また、資産の老朽化に伴い維持補修費も増加傾向にあり、令和5年度で約49百万円、令和6年度で約91百万円、前年度より増加しています。したがって、老朽化の解消のために資産の更新を伴う大規模な改修があればこの比率が大きく変動していく可能性があります。
近年は減少傾向にありましたが、今年度は増加に転じました。令和6年度では経常収益が63百万円減少、経常費用は約8.0億円増加しています。経常収益の減少ですが、前年度は退職手当引当金の戻入(約59百万円)が含まれていましたので、実質的には約4百万円の減少といえます。なお、使用料等の収入は約1百万円の減少です。経常費用については、全体的に増加しており、特に物件費が約4.0億円増加しています。しかし、令和5年度は令和4年度より約4.1億円減少しているため、令和4年度と同程度に戻ったという考え方もできます。令和6年度にあった公務員の給与改定の影響か、職員給与費が約1.3億円増加しています。補助金等も約1.3億円増加していますが、今年度より下水道事業特別会計が下水道事業(公営企業)となりましたので、下水道事業への補助金が約2.2億円であることを考えると実際には減少したものとみることができます。また、町は面積が広く道路等のインフラ整備への投資が大きいため、減価償却費の割合が大きく、今年度は約28億円と経常費用の約20.0%を占めています。特に工作物(インフラ資産)の減価償却費は約21億円となっています。また、近年純資産変動計算書の本年度差額がマイナスで推移しており、これは企業会計でいうところのいわゆる赤字状態を示します。財源は増加傾向にあるものの依然として赤字状態が続いていることから、費用の削減と使用料等の収益増加について引き続き検討していく必要があります。
住民一人当たり負債額の値は近年減少傾向にあります。令和6年度は負債が約7.4億円の減少しており、そのほとんどは地方債の減少によるもので、地方債の発行収入よりも償還支出が大きくなっている状態です。また、長期未払金(用地買戻等)も年々減少しています。業務・投資活動収支の値は近年プラスの値で推移しています。したがってここ数年は基金や地方債に頼らずに、自主財源で財政運営しているといえます。令和6年度は財源が約4.8億円増加しており、そのうち税収等が約4.6億円の増加です。一方でこの指標に影響しない地方債の償還や基金への積立支出が大きく、負債の減少や内部留保のために資金の支出を行っている側面もあると考えられます。
前年度から0.6%減少し3.1%となりました。この比率は3~5%が平均値であるため、おおむねその範囲内であるといえますが、類似規模団体と比較するとやや低い状態です。経常費用は約8.0億円増加し、経常収益は約63百万円減少しています。経常費用は全体的に増加しており、特に物件費の40億円の増加が目立ちますが、前年度に約4.1億円の減少があったため、元に戻ったという見方もできます。次点で職員給付費が約1.3億円増加しており、今年度は給与改定の影響もあるかと思いますが、一般的に給与を増額させる動きにあそれに合わせるよう今後も増加していくものと予想されます。また、経常収益の減少理由については、前年度生じていた退職手当引当金の戻入(前年度は約59百万円)が今年度は発生していないためで、実質的には約4百万円の減少といえます。なお、使用料等の収益は約1百万円の減少です。また、純資産変動計算書の本年度差額は依然としてマイナスの状態です。財源は前年度から約4.8億円増加しており、近年増加傾向にありますが、前述の通り全体的に費用も増加しており、コストが大きくなっています。純行政コストは約9.0億円の増加。町では、経常費用に対する減価償却費の割合が高く、令和6年度では約20.0%となっていますが、減価償却費が住民による施設の利用に伴う費用といった考え方をするならば、使用料等の受益者負担で一部でも回収することを考える必要があります。
栃木県那須町の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。