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地方財政ダッシュボード

長野県豊丘村の財政状況(2013年度)

🏠豊丘村

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2013年度)

財政力指数の分析欄

村内に大きな産業がないことから景気の低迷による影響が少なく、ほぼ同水準に推移している。しかし、類似団体平均0.24と比較して0.03ポイント上回ってはいるものの、全国平均、長野県平均を大きく下回っており、財政基盤が弱いことがわかる。活力ある、魅力あるむらづくりを展開しつつ、豊丘村行政改革大綱に沿って、歳出抑制、定員管理、給料の適正化、税徴収率向上等を推進し、財政基盤の強化に努める。

経常収支比率の分析欄

人件費、公債費の縮減により、昨年度と比較し0.2ポイント改善した。しかし、恒常的に高い水準にあり、少子高齢化の進展などによる扶助費や他会計への繰出金等増加が今後も予想されることから、行財政改革の取組みを着実に推進し、義務的経費の削減を進め、現在の水準を維持できるよう努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

臨時職員数の増加に伴う物件費の増加等により、前年度より6,090円増加し、157,111円となった。類似団体平均と比較して低くなっている要因としては、人口に対する職員数が少ないことや、ごみ、し尿処理業務、消防業務を一部事務組合で行っていることが挙げられる。しかし、全国平均、長野県平均に対しては人口が少ないこともあり相対的に高くなっており、今後においても、これらの経費を抑制し、現在の水準を維持できるよう努める。

ラスパイレス指数の分析欄

平成25年度は97.2となり昨年度より7.6ポイント減少しているが、国家公務員の時限的な給与改定特例法による措置が無いとした場合の昨年度指数(96.8)よりは0.4ポイント増加している。類似団体の平均を上回っていることもあり、計画的で適切な定員管理を進めるなか、給与の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

過去からの新規採用抑制策により類似団体内順位は5/111となっている。今後とも、住民サービスを低下させることなく、適切な定員管理を推進し、人件費の抑制に努める。

実質公債費比率の分析欄

地方債元利償還額の減少とともに、これまでの繰上償還などにより、1.2ポイント改善した。類似団体平均を下回っており、今後も、緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業の選択により、地方債に大きく頼ることのない財政運営に努める。

将来負担比率の分析欄

既発債の償還が終了し将来負担すべき実質的な負債額が無くなったことから、将来負担比率は算出されていないが、大型事業の財源として基金の取り崩しを行うことから、比率の上昇が見込まれる。今後も公債費等の義務的経費の削減を中心とする行財政改革を進め、財政の健全化を図る。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2013年度)

人件費の分析欄

類似団体の中で、人件費に係る経常収支比率は2番目に低い数値となっている。新規採用の抑制等により、職員数が最低水準であることやごみ処理、消防業務を一部事務組合で行っていること、村内公共施設管理業務を委託していることが主な要因である。今後も住民サービスを低下させることなく、現在の水準を維持できるよう努める。

物件費の分析欄

物件費に係る数値は14.3(類似団体91/111)と昨年同様、高い水準となっている。これは、臨時職員の賃金の増加及び公共施設管理業務の委託等が物件費を押し上げる主な要因である。今後は事務事業評価、行財政改革の推進により物件費の抑制を図る必要がある。

扶助費の分析欄

類似団体平均水準で推移してきていたが、平成20年度から数値が高めとなっている。これは福祉医療費の拡充などの社会福祉施策の充実を図ったことが要因である。少子高齢化の進展により今後も上昇する傾向にあり、高齢者福祉計画・介護保険事業計画・健康づくり計画に沿って予防事業を強化し扶助費の抑制に努める。

その他の分析欄

その他に係る数値は14.4と昨年度並みながら、類似団体内でも高い値となっている。下水道事業等特別会計繰出金が主な要因である。独立採算の原則に立ち返った保険料や使用料金の適正化、保健予防事業の強化を図り、普通会計から負担額を抑制する必要がある。

補助費等の分析欄

類似団体内平均を下回る水準を維持しているが、その差は僅少である。各種団体等への補助金については一律減額を図っているが、年々主要政策への補助・交付金が増加する傾向にある。各種補助金等について費用対効果を検証しながら、効果的な事業実施に努めていく必要がある。

公債費の分析欄

公債費に係る経常収支比率は、類似団体内平均を下回る水準を維持している。これは、既発債の償還が終了する一方で、適切な地方債の発行に努めたことが主な要因である。将来負担比率・実質公債費比率の値からも健全な運営がされている。今後の実施計画において水路・道路施設等の整備が予定されており、世代間の平等を確保し、現在の水準を維持できるよう努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外の経常収支比率は、類似団体内において低い水準ではあるが、少子高齢化の進展により扶助費や社会保障特別会計への繰出金の増加が見込まれる。また、上下水道整備に伴う起債償還分に係る繰出金が高い水準で推移しており、事務事業全般の効率化、行財政改革の一層の推進により、これらの状況に対応していく必要がある。

実質収支比率等に係る経年分析(2013年度)

分析欄

社会教育施設の建設や村営住宅整備等の大型事業が行われ歳出総額は過去最大のものとなったが、適切な補助金及び地方債の利用や基金の活用により負担を軽減し、実質収支額は大凡例年並みの661,450千円に維持することができた。また、実質単年度収支においても黒字となった。今後は、基金の取り崩しによって将来負担額への充当財源が減少したことなど改善を必要とする科目もあり、行財政改革を引き続き推進するとともに、事業の効率化を図り歳出を抑制する必要がある。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2013年度)

分析欄

社会教育施設の建設や村営住宅整備等の大型事業が行われ歳出総額は過去最大のものとなったが、適切な補助金及び地方債の利用や基金の活用により負担を軽減し、実質収支額は大凡例年並みの661,450千円に維持することができた。また、実質単年度収支においても黒字となった。一方、下水道事業特別会計は、以前から進めていた処理場機能強化事業が25年度で完了したものの、長寿命化計画に基づく継続的な施設整備が求められており、今後も大きな歳出が続くものと見込まれる。そのため、今後において料金の見直し等が必要となっている。また、その他の特別会計においても、実質収支額、資金不足・剰余額は黒字となっているが、独立採算の原則に立ち返った保険料や使用料金の適正化、保健予防事業の強化を図り、適切な事業運営を行う必要がある。

実質公債費比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

地方債元利償還金は、償還のピークを過ぎたことから減少してきている。あわせて、過去の繰上償還により、公営企業債(簡易水道特別会計・下水道事業特別会計)の元利償還金が減少したことにより、それに対する繰入額も減少してきている。また、歳入公債費等については、平成20年から増加してきているが、これは、臨時財政対策債の元利償還の開始に伴う算入額の増加が主な要因である。その結果、実質公債費比率の分子は、年々減少してきているが、今後計画されている大型事業により、増加に転じることが予想される。適切な地方債の発行、財政運営に努め、現在の水準を維持する。

将来負担比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

一般会計等に係る地方債の現在高は、既発債の償還が終了する一方で、大型事業による普通建設事業費の増加に伴い新たに起債があったため、昨年度より36百万円増加した。一方、公営企業債等(簡易水道特別会計・下水道事業特別会計)繰入見込み額については、過去の繰上償還により減少してきている。また、充当可能財源等は、基金の取り崩しがあったために414百万円減少している。その結果、将来負担比率の分子は前年度に比べ悪化したものの、依然としてマイナスを維持しており、今後もこの水準を維持できるよう、公債費等の義務的経費の削減を中心とする行財政改革を進め、財政の健全化を図る。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,