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地方財政ダッシュボード

埼玉県坂戸市の財政状況(2021年度)

🏠坂戸市

地方公営企業の一覧

収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2021年度)

財政力指数の分析欄

令和3年度は、前年度に比べて0.02ポイント減少したが、類似団体平均は0.04ポイント、埼玉県平均は0.05ポイントそれぞれ上回っている。今後も就業者人口の減少等に伴う個人住民税の減少が危惧されるなか、引き続き市税の安定的な確保につながる施策を検討していく必要がある。

経常収支比率の分析欄

歳入面では普通交付税が930,478千円増、固定資産税(現年分)が295,666千円増、臨時財政対策債が266,525千円増したため、経常一般財源全体で1,587,209千円増加した。歳出面では、人件費が84,906千円減、物件費が26,144千円減したが、公債費が235,664千円増、繰出金が93,746千円増、補助費等が78,486千円増などの要因により、経常一般財源が356,863千円増加した。主に上記の理由により、経常収支比率は92.2%から85.8%と改善した。今後については、経常的経費の削減に努め、健全な財政運営を行っていきたい。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

学校コンピュータ整備事業や清掃センター解体事業の減により物件費が163,703千円減、その他特別職非常勤職員及びパートタイム会計年度任用職員の減により人件費が147,352千円減したことにより、人口1人当たりの決算額は減少した。今後は公共施設の老朽化等により、維持補修費の増加が見込まれるため長寿命化等を計画的に行っていくことにより、抑制に努める。また、会計年度任用職員を含め、職員の人事配置の適正化に努め、物件費は事務事業の見直しなどにより経費の削減に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

類似団体と比べると高い数値で推移しているため、今後、給料表及び各手当の見直しや、人事評価結果の活用等で、適正化に努める必要がある。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

令和2年度に比べ職員数は減少したが、人口の減少の割合が大きかったため人口1,000人当たり職員数は増加した。類似団体と比較しても少ない人数で行政運営ができている。今後も引き続き職員数の適正化に努める。

実質公債費比率の分析欄

元利償還金額は、令和元年度に借り入れた防災行政無線放送設備更新等事業に係る市債の元金償還が開始したことなどにより、令和2年度に比べて235,434千円増加した。都市計画税充当可能額は、都市計画税収の増収に加え、都市計画事業関連の地方債の元利償還金及び準元利償還金の額が増加したことにより、令和2年度に比べて14,210千円増加した。主に上記の理由により、実質公債費比率が6.1%から6.8%に悪化した。

将来負担比率の分析欄

地方債の現在高は、新規発行債の減少に加え、令和元年度に借り入れた防災行政無線放送設備更新等事業に係る市債の元金償還が開始したことなどにより、令和3年度における元金償還額が市債の借入額を上回り、925,517千円減少した。充当可能基金は、減債基金や介護保険給付費等準備基金、財政調整基金などの増により、1,174,132千円増加した。主に上記の理由により、将来負担比率は24.6%から9.8%に改善した。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2021年度)

人件費の分析欄

正規職員や再任用職員、その他特別職非常勤職員等の減少により、経常的人件費が84,906千円減少したため、2.2%改善した。

物件費の分析欄

小学校管理費が44,317千円減、予防接種実施事業が38,590千円減したことなどにより、経常的物件費が26,144千円減少したため、2.0%改善した。

扶助費の分析欄

地域型保育事業が32,249千円増、こども医療費支給事業が27,350千円増、自立支援給付費等支給事業が24,611千円増したことなどにより、経常的扶助費は25,183千円増加したが、経常一般財源等の収入のほうが増額幅が大きいため、0.9%改善した。

その他の分析欄

後期高齢者医療特別会計繰出金が102,591千円増加したことなどにより、繰出金充当一般財源等が93,746千円増加した。学校施設整備事業の維持補修費が32,825千円増加したことなどにより、経常的維持補修費が34,834千円増加した。上記の理由により、経常支出が増加したが、経常一般財源等の収入のほうが増額幅が大きいため、0.2%改善した。

補助費等の分析欄

坂戸、鶴ヶ島下水道組合への負担金が104,182千円増加したことなどにより、経常的補助費等は78,486千円増加したが、経常一般財源等の収入のほうが増額幅が大きいため、0.8%改善した。

公債費の分析欄

防災行政無線放送設備更新等事業債に係る償還元金が71,838千円増、平成30同意臨時財政対策債に係る償還元金が42,823千円増したことなどにより、公債費充当一般財源等が235,664千円増加したが、経常一般財源等の収入のほうが増額幅が大きいため、0.3%改善した。

公債費以外の分析欄

扶助費や補助費等、繰出金、維持補修費が増加したが、経常一般財源等の収入のほうが増額幅が大きいため、比率が改善した。今後は、高齢化率の上昇に伴い、医療費・扶助費等の社会保障費は増加し、財政が圧迫されることが懸念される。今回減少したものについても、健全な財政運営を維持していくためには、引き続き行財政改革等による徹底した歳入歳出の見直しを行い、様々な施策を検討していく必要がある。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2021年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

決算額は8,415,554千円減、前年度比19.6%減であった。その要因としては、総務費の特別定額給付金給付事業10,073,456千円減、教育費の学校コンピュータ整備事業756,931千円減、商工費の小規模事業者支援事業198,085千円減、災害復旧費の減などがあげられる。全ての項目で類似団体を下回っているが、引き続き健全な財政運営に努める。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2021年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

決算額は8,415,554千円減、前年度比19.6%減であった。その要因としては、補助費等の特別定額給付金給付事業10,041,600千円減、積立金の財政調整基金積立金743,281千円減、普通建設事業費の防災行政無線放送設備更新等事業333,520千円減、物件費の学校コンピュータ整備事業463,627千円減、清掃センター解体事業357,523千円減、人件費のその他特別職非常勤職員及びパートタイム会計年度任用職員の減少による44,696千円減、再任用職員の減少による40,812千円減などがあげられる。類似団体と比較して普通建設事業費(うち新規整備)が関間千代田線整備事業820,490千円増などにより、上回っているが、その他の項目では下回っている。今後も行財政改革等による歳入歳出見直しを進めるとともに、様々な施策を検討していく必要がある。

実質収支比率等に係る経年分析(2021年度)

分析欄

財政調整基金は、剰余金額に準じた積立により263,231千円増加した。残高には今後も注視していかなければならない。実質収支は、普通交付税が930,478千円増加したことなどにより1,333,816千円増加した。今後も事務事業の適正化を図り、適切な財政運営に努める必要がある。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2021年度)

分析欄

一般会計では、普通交付税が930,478千円増したことなどにより、実質収支は1,333,764千円増加し、比率が6.22%改善した。今後、扶助費等の社会保障費や、納税義務者数の減少などによる市税収入の減少が見込まれることから、事務事業の適正化を図り、適切な財政運営に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2021年度)

分析欄

元利償還金は、令和元年度に借り入れた防災行政無線放送設備更新等事業に係る市債の元金償還が開始したことなどにより、令和2年度に比べて元利償還額が236百万円増加した。組合等が起こした地方債の元利償還金に対する負担金等は、坂戸、鶴ヶ島下水道組合において、分流式下水道等に要する経費の増加により元利償還金に対する繰出基準額が増加したこと等により、令和2年度に比べて42百万円増加した。上記の理由により、実質公債費比率は0.7%悪化し、今後は、新規事業の精査及び地方債の発行抑制に努める必要がある。

将来負担比率(分子)の構造(2021年度)

分析欄

一般会計等に係る地方債現在高は、新規発行債の減少に加え、令和元年度に借り入れた防災行政無線放送設備更新等事業に係る市債の元金償還が開始したことなどにより、令和3年度における元金償還額が市債の借入額を上回り、926百万円減少した。組合等負担等見込額は、坂戸、鶴ヶ島下水道組合における、令和2年度から繰り越した公共下水道事業に係る下水道事業債の発行等に伴い、46百万円増加した。充当可能基金は、減債基金や介護保険給付費等準備基金、財政調整基金などの増加により、1,175百万円増加した。主に上記の理由により、将来負担比率は14.8%改善し、今後も新規事業の精査及び地方債の発行抑制に努めるとともに、引き続き充当可能基金を確保する必要がある。

基金残高に係る経年分析(2021年度)

基金全体

(増減理由)主に財政調整基金の剰余金額に準じた積立てによる増、減債基金(市債管理基金)の臨時財政対策債償還基金積立てによる増、今後の公共施設整備のための公共施設整備基金の計画的な積立てによる増、まちづくり応援寄附金受入れ体制強化によるまちづくり応援基金の増が基金全体の残高増加に影響している。基金残高は昨年度に比べ、851百万円増加となった。(今後の方針)安定した財政運営を行うために、一定の基金残高を確保していく必要がある。

財政調整基金

(増減理由)基金積立額が951百万円、取崩し額が688百万円であるため、結果的に263百万円の増加となった。(今後の方針)本市を取り巻く社会経済情勢の急激な変化などに対応するため、今後も効率的な財政運営に努め、一定の基金残高を確保していく必要がある。

減債基金

(増減理由)臨時財政対策債償還基金積立てによる増により、472百万円増加となった。(今後の方針)必要な時に積立て、取崩す、適切な基金運用を行っていく。

その他特定目的基金

(基金の使途)まちづくり応援基金は、ふるさと納税による寄附金を積立てて、学校施設整備事業やこども医療費支給事業等に充てている。公共施設整備基金は、今後の公共施設整備のために計画的に積立てている。緑と花と清流基金は、自然環境の保全及び創造に要する経費に充てている。森林環境整備基金は、森林環境整備や公共施設の木材利用等に使用する。地域福祉基金は、寄附金の申し出に伴う積立てで、地域の特性に応じた施策を進めるために使用する。(増減理由)まちづくり応援基金は97百万円の積立てに対し、29百万円の取崩しで基金残高は増加した。公共施設整備基金は、50百万円の積立てにより残高が増加した。森林環境整備基金は、8百万円の積立てにより残高が増加した。これらの理由により、その他特定目的基金の基金残高は増加した。(今後の方針)まちづくり応援基金については、ふるさと納税による寄附額の増加を図り、安定した積立額を確保していきたい。公共施設整備基金については、多くの公共施設が老朽化しているため、今後の公共施設整備のための計画的な積立てを行っていく。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2021年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

公共施設の老朽化によって、有形固定資産減価償却率は上昇している。当市では、令和3年度に第2回の改訂を実施した公共施設等マネジメント計画において、30年間で建物数を25%、延床面積を20%削減するという目標を掲げ、老朽化した施設の集約化・複合化や除却を進めている。今後も計画に基づいて、可能な限り施設の長寿命化を図るとともに、適切な公共施設の管理に努める。

債務償還比率の分析欄

将来負担額の70%以上を市債が占めていることから、市債の借入を最小限に抑制することで、市債の現在高を圧縮していく必要がある。併せて徴収率の向上を図り、市税を安定的に確保することで、経常的一般財源を増加させ、債務償還比率の改善に努める。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

将来負担比率は、前年度と比べて14.8ポイント減少した。主な要因としては、新規発行債の減少に加え、令和元年度に借り入れた防災行政無線放送設備更新等事業に係る市債の元金償還が開始したことなどにより、令和3年度における元金償還額が市債の借入額を上回り、地方債現在高が925,517千円(△3.1%)減少したことが挙げられる。また、減債基金や介護保険給付費等準備基金、財政調整基金などの増加により、充当可能基金額が1,174,132千円(+16.2%)増加したことや、普通交付税及び臨時財政対策債発行可能額等の増加により、標準財政規模が1,123,702千円(+5.9%)増加したことも要因となっている。一方で、有形固定資産減価償却率は、上昇傾向にあり、今後も公共施設の老朽化が進んでいくことから、公共施設等マネジメント計画に基づいて適切な管理に努め、後世への負担の軽減を図る。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率は前年度と比べて減少したが、実質公債費比率は、前年度と比べて0.7ポイント増加した。実質公債費比率が増加した主な要因としては、令和元年度に借り入れた防災行政無線放送設備更新等事業に係る市債の元金償還が開始したことなどにより、元利償還額が235,434千円(+7.6%)増加したことや、坂戸、鶴ヶ島下水道組合において、分流式下水道等に要する経費の増加により元利償還金に対する繰出基準額が増加したこと等により、負担金が42,556千円(+7.7%)増加したことが挙げられる。今後については、大規模事業や公共施設の老朽化に伴う長寿命化等により財政負担が大きくなることが考えられるが、事業精査による新規発行債の抑制を図り、公債費の適正化に努める。

施設類型別ストック情報分析表①(2021年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

類似団体と比べて、特に有形固定資産減価償却率が高い施設は、保育所、児童館である。保育所については、築後49年が経過し、老朽化が進んでいる坂戸保育園を公私連携保育所とするため、令和5年度に園舎の建替えに係る工事費等への補助を実施する。その他の保育所については、屋上防水や外壁改修等を実施し、長寿命化を図り、引き続き子育て環境の整備に努める。児童館については、4館全てで築後35年以上が経過し、老朽化が進んている。今後は計画改修等を実施し、長寿命化を図る。また、更新時には他の施設への複合化を検討していく。

施設類型別ストック情報分析表②(2021年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

類似団体と比べて、特に有形固定資産減価償却率が高い施設は、体育館・プール、一般廃棄物処理施設、図書館、庁舎である。体育館・プールについては、体育室やクラブハウス、運動場等の各施設の改修等の優先順位に基づき、長寿命化を図る。なお、大体育室等については、耐震診断を実施し、必要に応じて耐震改修等を行い耐震性を確保する。一般廃棄物処理施設については、焼却施設等の更新時期までに定期的な修繕等を実施し機能維持を図る。また、他市町とのごみ処理広域化について検討する。図書館については、設備や内装などの改修を実施し、長寿命化を図る。庁舎については、照明設備の計画改修などを実施し、長寿命化を図る。一方で、保健センターについては、令和3年度に空調設備等改修工事を実施したため、前年度と比べて有形固定資産減価償却率が低くなっている。

財務書類に関する情報①(2021年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

一般会計等において、資産の総額は、前年度と比べて325百万円増加となった。有形固定資産は、建物等の減価償却により資産が減少したため、2,078百万円減少となった。無形固定資産は、ソフトウェアが増加したことにより9百万円増加となり、投資その他の資産は、その他基金が増加したことなどにより313百万円増加となったものの、有形固定資産の減少が大きかったため固定資産全体では、1,756百万円減少となった。流動資産は、現金預金が1,387百万円増加したことや、基金のうち財政調整基金が剰余金額に準じた積立てによる263百万円増加、減債基金が臨財債償還基金積み立てによる472百万円増加したことなどにより、流動資産全体で2,081百万円増加となった。負債の総額は、前年度と比べて759百万円減少となった。これは、地方債償還額が発行額を上回ったことで固定負債が1,185百万円減少したことや流動負債のうち賞与等引当金が35百万円減少したことなどによるものである。負債は、将来世代への負担となるため、引き続き、積極的な事業の見直しを行うなど、事業の選択と集中を図っていく必要がある。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

一般会計等において、純行政コストは前年度と比べて7,408百万円減少となった。主な要因として、移転費用のうち補助金等が特別定額給付金支給事業の皆減で10,042百万円減少したことなどにより、移転費用全体で7,425百万円減少したことが挙げられる。その他の要因としては、業務費用のうち物件費等の維持補修費において、清掃センター解体工事が令和2年度に完了したことなどにより373百万円減少したほか、人件費における賞与等引当金繰入額の減少や会計年度任用職員の報酬等が減少したことなどが挙げられる。今後も、社会福祉関係経費や資産の減価償却費の増加が予想されることから、引き続き、積極的に財政改革を推進し、経費削減に努める必要がある。

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

一般会計等において、税収等の財源が純行政コストを上回っており、本年度差額が1,140百万円となった。財源のうち国県等補助金は、特別定額給付金支給事業に係る補助金の皆減等により、7,680百万円減少したが、税収等は市税等の増加により2,322百万円増加したため、本年度差額はプラスとなった。本市では徴収業務の強化を図っているところであり、今後も税収等を増やすことにより、純資産比率を高められるように努める必要がある。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

一般会計等において、資金収支は前年度と比べて1,660百万円増加し、資金残高は1,374百万円増加となった。主な要因として、業務活動収支が1,660百万円増加したことが挙げられる。業務支出は、移転費用支出のうち特別定額給付金支給事業等に係る補助金等支出が8,212百万円減少したことにより、業務支出全体で7,125百万円減少となった。業務収入は、国県等補助金収入が7,877百万円減少、税収等収入が2,351百万円増加したことにより、業務収入全体で5,464百万円減少したが、業務支出全体の減少が業務収入全体の減少を上回ったため、業務活動収支が黒字となった。今後も公共施設の長寿命化や継続的な大規模工事等に係る投資活動支出の増大が予想されることから、引き続き適正な予算執行に努める必要がある。財務活動収支については、財務活動支出が財務活動収入を上回っているが、次年度以降も地方債の償還が始まるため、将来世代への過度の負担とならないよう、一層注視していく必要がある。

財務書類に関する情報②(2021年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

住民一人当たり資産額は、類似団体平均を下回っている。固定資産は、建物の減価償却等により減少したことから、前年度と比べて175,569万円減少したが、資産全体では、現金預金等の流動資産が増加したことより、32,534万円増加となり、住民一人当たり資産額は前年度から増加している。有形固定資産減価償却率は、類似団体平均を上回っており、老朽化している資産の割合が年々高くなってきている。今後は、公共施設の長寿命化など適切な施設管理に努める必要がある

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

純資産比率は、類似団体平均と同水準であるが、今後、公共施設の長寿命化や社会福祉関係経費の増加により、純行政コストが増大することで、純資産の減少が懸念される。また、将来世代負担比率は、類似団体平均を下回っており、引き続き新規事業の精査及び新規地方債の発行抑制に努める必要がある

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

住民一人当たり行政コストは、類似団体平均を下回っている。令和3年度は、特別定額給付金支給事業の皆減により移転費用のうち補助金等が減少したことにより、純行政コストが前年度と比べて減少した。また、子育て世帯臨時特別支援事業や非課税世帯等臨時特別給付金給付事業等により社会福祉関係経費は、前年度と比べて増加し、今後も物価高騰等の影響により増大することが予想されることから、単独事業の見直し等による適正化に努める必要がある。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

住民一人当たり負債額は、類似団体平均を下回っている。また、令和3年度末の地方債残高は、減少している。基礎的財政収支は、類似団体平均を上回っているが、今後も公共施設の長寿命化や継続的な大規模工事、社会保障給付費等に係る経費の増大により、悪化することが予想されるため、新規事業の精査及び新規地方債の発行抑制に努める必要がある。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

受益者負担比率は、類似団体平均を下回っている状況であり、今後も公共施設の長寿命化に伴う維持補修費等の物件費や移転費用等の経常費用が増加することが予想されるため、受益者負担の水準等を負担の公平性・公正性を勘案し、研究する必要がある。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,