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地方財政ダッシュボード

福岡県大牟田市の財政状況(最新・2024年度)

福岡県大牟田市の財政状況について、2024年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。

大牟田市水道事業末端給水事業下水道事業公共下水道

収録データの年度

2024年度2023年度2022年度2021年度2020年度2019年度2018年度2017年度2016年度2015年度2014年度2013年度2012年度2011年度2010年度

概観

人口の推移
歳入・歳出・差引の推移

普通会計の構造(2024年度)

目的別歳出
歳入の内訳
性質別歳出

財政比較分析表(2024年度)

財政力指数の分析欄

人口減少の主要因である生産年齢人口の減少が著しく、このことが消費動向にも甚大な影響を与えている。65歳以上の人口についても微減傾向にあるが、その割合は令和7年4月1日現在で38.4%となっており、福岡県、全国と比較しても高齢化が進行しているといえる。このような人口の減少や高齢化の進行等により、本市の財政基盤は極めて弱く、類似団体平均を大きく下回っている。人口減少が続く中、持続可能な財政運営のため、財源確保や歳出削減などの取組みを行うととともに、限られた行政資源を重点的に配分しながら、雇用の場の確保や子育て・教育環境の充実など、将来のまちづくりのために必要な施策を積極的に進めていくこととしている。

経常収支比率の分析欄

経常収支比率は、令和3年度と令和4年度の2年は、市税や普通交付税などが大きく増加したことにより一時的に改善したが、令和6年度においては、前年度と比較し、分子にあたる歳出の経常充当一般財源が人件費や物件費が増加したことにより、全体として0.6ポイント悪化した。今後も、「大牟田市財政構造強化指針」に基づき、政策的な投資余力を確保するためにも経常収支比率については、類似団体平均値を目標としつつ、財源の確保、歳出削減、新規の市債発行額の抑制や市債残高の縮減を引き続き行っていくこととしている。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体平均に比べ高くなっているのは、主に人件費に要因がある。類似団体と比較すると職員数が依然として多いが、将来にわたり行政運営に支障を来たさない執行体制を構築するため、定年年齢の段階的な引上げが完成する令和13年度までの間は、令和4年4月現在の職員と再任用職員の総数と同数程度を維持することとしている。令和6年度の決算額が経年と比較して増加した理由は、退職手当が定年延長の段階的な引上げ等によって、前年度より退職者が増加し、3億38百万円の増となったことが要因となっている。また、職員給与費等(会計年度任用職員を含む)についても人事院勧告を踏まえた給与改定等により、3億46百万円の増となっている。

ラスパイレス指数の分析欄

ラスパイレス指数は前年度から0.3ポイント上がり、98.9となったことで、国の給与水準と同程度となった。今後においても、国や他団体の給与水準の状況等を踏まえながら、適正な給与水準の確保に努めていく。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

類似団体平均を上回っているが、これは高齢者人口の増加に伴う諸施策の推進等が要因と考えられる。職員数については、消防・病院部門を除いて平成16年度(1,287人)から20年間で548名(42.6%)を削減している。必要職員数は、複雑・多様化する行政課題に対応する事務量等により変化するものであり、AI・ICT技術等の飛躍的な進歩による業務改革や組織機構の見直しによる業務執行体制の変化等も踏まえる必要があることから、常に都市規模や政策等に連動した定員管理が必要と考える。

実質公債費比率の分析欄

実質公債費比率については、財政構造強化指針に基づき、市債の新規発行抑制、過疎対策事業債や緊急自然災害防止対策事業債などの交付税措置の高い起債の活用などを進めてきたことにより、H20年度の15.5%をピークに減少傾向にあるが、類似団体との比較では依然として高い水準にあり、類似団体平均値という目標の達成はできていない。今後も、財政構造強化指針に基づき、市債の新規発行額を元金償還額以内(臨時財政対策債と過疎対策事業債等の70%については、元金償還額と市債新規発行額から除く)とし、公債費の抑制を図っていく。

将来負担比率の分析欄

財政構造強化指針に基づき、公債費の抑制に取り組んだことにより、市債残高が減少したことに加えて財政調整基金や庁舎建設積立基金等の基金を積み立てていることで基金残高が増加し、H19年度をピークに減少傾向にある。類似団体平均を上回っている主な要因としては、公営企業債(公共下水道)の償還のための繰出金が多額であること、また、財政調整基金や退職手当積立基金等の充当可能な基金の残高が少ないことや、退職手当負担見込額が大きな割合を占めていることも影響している。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2024年度)

人件費の分析欄

類似団体平均を上回っている要因としては、依然として職員数が類似団体と比較して多いことにある。令和6年度は、退職手当が定年延長の段階的な引上げ等によって、前年度より退職者が増加し、3億38百万円の増となったことに加え、職員給与費等(会計年度任用職員を含む)についても人事院勧告を踏まえた給与改定等により、3億46百万円の増となっている類似団体と比較すると職員数が依然として多いが、将来にわたり行政運営に支障を来たさない執行体制を構築するため、定年年齢の段階的な引上げが完成する令和13年度までの間は、令和4年4月現在の職員と再任用職員の総数と同数程度を維持することとしている。

物件費の分析欄

類似団体平均と比較すると低い水準となっているが、これは類似団体と比べて、業務の民間委託が進んでいないことが主な要因と考えられる。令和6年度は公共施設包括管理業務委託において包括管理の対象施設や業務の拡大等によって増加したことや、小学校の教科書改訂による指導書の購入によって増加したことなどにより、総額で2億49百万円の増となった。今後は、業務の効率化のための委託化の一方で、事業の統廃合などにより物件費の抑制を進めていく。

扶助費の分析欄

類似団体平均を上回っている要因としては、全国平均を上回る高齢化や旧産炭地域の特徴でもある生活保護率が高いこと、障害者福祉施設が多いことなどにより生活保護費や障害者福祉サービス給付費等が大きな割合を占めていることが影響している。令和6年度は、低所得者支援給付金が7億95百万円の減となったものの、定額減税調整給付金が7億81百万円の皆増、児童手当給付費が2億10百万円の増、保育所等児童保育費が1億44百万円の増などにより総額2億99百万円の増となった。今後は、少子化の影響により、児童手当等の扶助費は減少していくものと見込まれる一方で、子育て支援策の充実や高齢化の進展に伴う社会保障費は増加傾向が続くことが想定される。社会保障費の適正化は喫緊の課題であり、適正給付の推進や健康づくり事業の推進などにより更なる適正化を図っていく。

その他の分析欄

類似団体平均を上回っている要因としては、高い高齢化率を反映し、国民健康保険会計や介護保険会計、後期高齢者医療会計等に対する繰出金が多額であることが影響している。増加傾向の医療費や介護サービス給付費の増加に対し、疾病予防・健康づくりなど、長期的な観点からの医療費削減に努め、適正な給付のための取組みを推進していく。

補助費等の分析欄

令和6年度の経常的一般財源等については、大牟田市立病院運営費負担金が病院移転・新築に係る元利償還金の減に伴って市の負担金が減少したことや国県支出金等返還金の減などによって総額で5億88百万円の減となった。

公債費の分析欄

本市では、持続可能な財政運営のための財政構造強化指針において、市債の新規発行額を元金償還額以内にするという取組みを行ってきたため、公債費は一定程度縮減が図られている。公債費については、今後も抑制していく必要があるが、その一方で未来に向けた投資や公共施設の維持改修も行っていく必要があることから、財政構造強化指針に基づいた取組みを行いながら、実質的な公債費の抑制を継続していく。

公債費以外の分析欄

類似団体と比べると市税等の自主財源の割合が著しく小さく、依存財源に大きく頼らざるを得ない収入状況にある一方で、歳出においては地域の経済状況や高い高齢化率等を反映し、扶助費が多額に上り、人件費負担も大きく、歳出の構成比率において義務的経費が大きな割合を占める財政構造となっている。今後、これまで以上に積極的な企業誘致の展開や、市税収入の高い収納率の維持やふるさと納税の周知等により自主財源を確保していく。また、経常経費の中で取り組んでいる事務事業について、あらためてゼロベースの視点で検証し、優先度により、事業の廃止・縮小を行うとともに、外部委託化、ICTの導入などで経費の削減や業務効率化を図ることで、経常経費の削減を行っていく。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)

実質収支比率等に係る経年分析(2024年度)

分析欄

実質収支については、平成30年度に改訂した財政構造強化指針に基づく取組みにより黒字を確保している。財政調整基金については令和6年度末時点で約28億円と、類似団体や近隣都市と比べるとまだ少ない現状である。このようなことから、財政構造強化指針において、財政調整基金残高の目標を平成28年度決算時の類似団体の平均である40億円とし、引き続き残高の確保に努めていくこととしている。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2024年度)

分析欄

国民健康保険特別会計は、県から交付される普通交付金が基準額に対し超過して交付されたことや前年度からの繰越金などにより、6億59百万円の黒字となった。介護保険特別会計は、国、県の負担金等が基準額に対し超過して交付されたことや、介護給付費が予算で見込んでいた額を下回ったことなどから1億16百万円の黒字となった。一般会計においては、財政健全化に向けた様々な取り組みにより人件費や物価高騰の影響はあったものの、市税や地方交付税等の歳入環境が改善したことで、庁舎等建設積立基金等へ積立てを行いながらも、実質収支は3億30百万円の黒字となった。ただし、類似団体と比べると市税等の自主財源の割合が著しく小さく、依存財源に大きく頼らざるを得ない収入状況にある一方で、歳出においては、扶助費が多額に上り、人件費負担も大きく硬直化した財政状況に変わりはない。次年度以降においても、人件費の増加や物価高騰などにより、歳出が増大や学校再編、新ごみ処理施設等の大型建設事業に対する支出等に伴い、一層厳しい財政運営となることが予想される。今後も全会計において、財政構造強化指針等に基づき収支均衡のための取組みを継続していく。

実質公債費比率(分子)の構造(2024年度)

分析欄

財政構造強化指針に基づき、市債の新規発行抑制を行ってきたことで、元利償還金は53億75百万円となり、令和5年度と比べて4億39百万円の減となった。また、市立病院の移転・新築に係る元利償還金の減等により、算入公債費等が前年度と比較して3億86百万円の減となっている。上記の理由から、実質的な公債費負担額は29百万円の減となったため、分子の減要因となっている。

将来負担比率(分子)の構造(2024年度)

分析欄

財政構造強化指針に基づき、市債新規発行額を当該年度の元金償還額以内に抑える等の取組みを行っていることや、臨時財政対策債等の償還により地方債の現在高は、13億円減少した。市債全体に対し、過疎対策事業債や緊急自然災害防止対策事業などの、比較的交付税措置が高い起債の借り入れを推進してきたことから、市の実質的な負担は減少してきている。

基金残高に係る経年分析(2024年度)

基金全体

(増減理由)・6年度においては、財政健全化に向けた様々な取り組みにより人件費や物価高騰の影響はあったものの、市税や地方交付税等の歳入環境が改善したことで、財政調整基金については、5年度の黒字額の2分の1を積立て、庁舎等建設積立基金については、当初予算で計上していた1億円を積立てしており、全体としては90百万円の増となった。(今後の方針)・本市では、財政構造強化指針に基づいた取組みによって、計画的に基金の積立を行ってきている。しかし、経済状況の悪化に伴う市税の大幅な減収や不時の支出増加に対処し、中・長期的な視野にたった安定的な財政運営を行っていく上では、今後も引き続き積立を行っていく必要があることから、財政調整基金、退職手当積立基金、庁舎等建設基金の3つの基金を計画的に積み立てることとしている。また、これ以外の基金については、基金の内容に応じた残高の確保に努める一方で、更なる有効活用を図ることとしている。

財政調整基金

(増減理由)・財政調整基金については、令和6年度は前年度決算剰余金の1/2の積立てを行ったこと等により、1億11百万円の増となった。(今後の方針)・財政構造強化指針で掲げた『標準財政規模の10%程度の残高の確保』という目標に対し、概ね計画どおりに取り組んできているものの、類似団体や近隣都市と比べるとまだ少ない現状であることから、財政構造強化指針において、財政調整基金残高の目標を『28年度決算時の類似団体の平均である40億円』とし、引き続き残高の確保に努めていくこととしている。

減債基金

(増減理由)・令和3年度に臨時財政対策債償還分として追加交付され、基金に積み立てを行った分について、臨時財政対策債の償還の財源として取り崩しを行った一方で、7年度と8年度の普通交付税で措置される予定であった臨時財政対策債の元利償還金の一部が6年度の普通交付税として追加交付されたもの等を積立てたことにより、1億52百万円の増となった。(今後の方針)・臨時財政対策債の償還の財源として取り崩しを行っていく。

その他特定目的基金

(基金の使途)・庁舎等建設積立基金:庁舎等の建設資金に充てるもの(増減理由)・庁舎等建設積立基金は、積立を行い1億5百万円の増となった。(今後の方針)・本庁舎は、築80年以上が経過し、耐震性やユニバーサルデザインの観点からも建て替えが必要なため、8年度に基本計画を策定する。できるだけ有利な財源の検討は行っていくものの、いずれにしても多額の一般財源が必要な状況であることから、今後も積立を行うこととしている。(基金の使途)・廃棄物の埋立地取得及び処理工場建設積立基金:市が行う廃棄物の埋立地取得及び処理工場の建設並びに大牟田・荒尾清掃施設組合が行う廃棄物の処理工場の建設に係る市の負担金に充てるもの。(増減理由)(今後の方針)・廃棄物の埋立地取得及び処理工場建設積立基金は、運用益の積立のみを行った。建設費の高騰を踏まえ、今後も積立を行うこととしている。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

当市では令和2年度に策定した大牟田市公共施設維持管理計画及び一般施設長寿命化計画に沿って延床面積の20%縮減及び施設の長寿命化に取り組んでいる。また、インフラや学校施設、公営住宅については施設所管課により個別に長寿命化計画を策定、運用しており、老朽化した施設の集約化・複合化や除却を進めている。有形固定資産減価償却率については類似団体平均値を若干上回っており、今後も計画を推進し適切な取組みを進めていく必要がある。

債務償還比率の分析欄

当市では、財政構造強化指針において地方債の新規発行額を当該年度の元金償還額以内に抑えるなどの取組みを行い、債務の縮減に努めている。一方で、財政調整基金や庁舎等建設積立基金などの基金への積立を計画的に行っており、充当可能基金が増加してきていることから、実質債務は年々減少してきている。債務償還比率において、令和3年度は一時的な経常経費充当財源等の減少により大きく改善したものの、経常経費充当財源等が多いことから、類似団体平均値を上回っている。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

類似団体と比べ将来負担比率は高いものの、減少傾向にある。地方債現在高については、地方債の新規発行額を当該年度の元金償還額以内に抑えるなどの取組みを継続してきたことから年々減少してきていること、また、財政調整基金への積増しや庁舎等建設積立基金の積増しなどにより充当可能基金が増加したこと等により改善してきている。一方、有形固定資産減価償却率については、県平均・類似団体いずれと比較しても若干高い状況にある。今後も、本市の公共施設の耐用年数に対しどの程度経過しているのか、また将来負担比率に対する影響も考えたうえで、公共施設維持管理計画に基づいた維持補修を行っていくこととする。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率及び実質公債費比率は共に類似団体と比較して高いものの、近年は減少傾向にある。これは、地方債の新規発行額を当該年度の元金償還額以内に抑えるなどの取組みを継続してきたことから地方債残高が減少してきていること、また、財政調整基金への積増しや庁舎等建設積立基金の積増しなどにより充当可能基金が増加したこと等が主な要因になっている。近年、過疎対策事業債以外の元利償還額は減少しているものの、過疎対策事業債の償還額については増加しており、地方債残高についても下げ止まりとなってきている。このため、これまで以上に公債費の適正化に向けた取組みを継続して行っていく必要がある。

施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)

施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)

資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)

一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。

財務書類に関する情報①(2023年度)

財務書類に関する情報②(2023年度)

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,

よくある質問

このページで何が分かりますか?

福岡県大牟田市の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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