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地方財政ダッシュボード

福島県川内村の財政状況(2019年度)

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2019年度)

財政力指数の分析欄

財政力指数は、昨年度と同数になりましたが、依然として横ばい状態であります。類似団体と比較すると高い水準を示していますが、財源の確保においては地方交付税や国県支出金、更には復興関連補助金に依存しており村税等の一般財源は厳しい状況にあり、自主財源の確保が喫緊の課題となっております。

経常収支比率の分析欄

経常収支比率は前年度より2.6%増となっています。主な要因は、教育環境整備事業において校舎建設が開始されたほか、台風19号による災害復旧事業が原因と思われます。また、再生可能エネルギー関連事業の縮小により法人税が大幅に減少したことも一因と思われます。比率は依然として高いため、引き続き義務的経費の削減に努め、弾力性のある財政運営に努めます。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

前年度より微増していますが、類似団体よりは依然として高い数値となっています。これは依然として続く原子力災害による除染対策事業や復興関連事業の物件費、人件費等が原因となっております。復興関連事業も徐々に減少してきましたが、除染関連事業は令和3年度まで続く予定のため、この状況は比較的高い数値で継続されます。それ以降は、緩やかに減少してくるものと思われます。

ラスパイレス指数の分析欄

ラスパイレス指数は前年度より1.8減少し、94.9となりました。要因としては、対象となる職員数が非常に少ないため、職員構成のわずかな変動がラスパイレス数値へ著しい影響を与えているものと考察されます。また、本年度は新規採用職員が3名となったため、指数減少の要因に考えられます。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

人口千人当たりの職員数はここ数年横ばいの傾向にあり、本年度も前年度と数値はほぼ同数となっています。前年度よりも1.4人増加しましたが、職員数においては、事務機構改善による組織の見直しや、職員数の抑制等を行っている状況ですが、震災関連の復旧・復興事業もあいまって、現状の職員数を減らしていくことは困難な状況です。

実質公債費比率の分析欄

実質公債比率は、前年度よりも1.3%増加しましたが、全国や福島県平均と比較しても同程度の数値となっており健全な状態となっています。増加の要因は、令和元年度に発生した台風19号による災害復旧事業債の増加によるものです。地方債の発行に関しても、普通交付税で措置される辺地債や過疎債、緊防債の借入を優先し、健全な財政運営を行っていきます。

将来負担比率の分析欄

地方債の現在高の減少に加え、充当可能基金の確保等により将来負担比率は健全な数値となっています。地方債においては、普通交付税の基準財政需要額の算入率の高い起債を借入するように心がけ、また、借入額が償還を上回らないようにし、年々地方債現在高を減少させるようにしています。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2019年度)

人件費の分析欄

前年度比で0.9%増加しました。主な要因は、職員採用と退職等が原因と考えられますが、全国平均や類似団体と同程度となりました。引き続き、人件費の抑制に努めます。

物件費の分析欄

物件費については、復興関連事業の減少により1.4%の減少ととなりました。除染事業や工業団地造成事業が終了に向かい縮小される一方で、教育施設環境整備事業やワイン醸造施設整備事業や住環境整備事業などの新規事業が展開され、物件費が変動すると見込まれます。

扶助費の分析欄

前年度と同数となりました。村内が平成28年6月に全域避難解除になり、帰村者も徐々に増えてきていることから、高齢者等の扶助費が増額となったことが要因と考えられます。

その他の分析欄

昨年度比で1.9ポイント増加しています。類似団体と比較すると依然として高い推移のため、事業の適正な執行と健全財政運営のための財源確保が重要となってきます。

補助費等の分析欄

補助費については、前年度比で0.9ポイント増加しています。補助対象団体及び補助交付額が増加したことが要因となっています。義務教育学校の建設と住環境整備事業による増加と思われます。

公債費の分析欄

前年度よりも0.3ポイント上昇しましたが、類似団体よりも低い水準となっています。公債費は横ばい傾向にあり、健全な状況と考えられます。今後も健全財政運営に努め、実質公債比率を勘案しながら起債額を調整していきます。微増の要因は、令和元年度発生の台風19号による災害復旧事業債の増によるものです。

公債費以外の分析欄

公債費以外では、前年度比で2.3ポイント増加していますが、依然として類似団体よりも高い数値となっています。経常的収入の減少と経常的支出の減少が要因と考えられます。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

議会費は、例年同程度の推移となっております。住基人口が減少傾向にあるので、一人当たりのコストは増加傾向となると見込まれます。総務費は、田ノ入工業団地整備事業の終了により基金積立事業が減少したため減額となっています。民生費は、震災後、増えていた災害救助費が落ち着いてきたので微増となっています。衛生費も微増となっています。労働費は、緊急雇用創出事業の増により、増額となっております。モニタリング検査委託料に係る経費が計上されています。農林水産業費は、ため池除染事業の増により増額となっております。商工費は、田ノ入工業団地整備事業の終了により減額となっております。土木費は、住環境整備事業の造成工事の増による増額となっております。消防費は、防災行政無線更新事業の減により減額となっております。教育費は、教育環境整備事業による校舎建設のため増額となっています。災害復旧費は、令和元年度発生の台風19号による災害復旧事業の増により増額となっています。公債費は、災害復旧事業債の増額により、前年度より高くなっています。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

人件費については、微増となっています。住基人口が減少傾向にあるので、一人当たりのコストは、微増する傾向にあります。物件費については、除染関係委託料の増によるコストの微増です。維持補修費においても、微増となっております。扶助費や補助費も同様に微増です。投資的経費における普通建設事業は、教育環境整備事業の増により増額となっています。災害復旧事業費は、令和元年度発生の台風19号豪雨災害により増額となっています。公債費は、復興関連事業の増加により、微増となっております。積立金は、教育環境整備事業により増額となっています。投資及び出資金は、減額となっています。繰出金は、各会計ごとの歳入を補填するため年々増加傾向にあります。

実質収支比率等に係る経年分析(2019年度)

分析欄

【財政調整基金】前年度に取り崩していたものを基金へ積み戻しを実施したため、基金残高は増加しました。標準財政規模も60%を上回りました。復興期間も終了が近いことから、事業進捗によっては財政調整基金の財源充当が予想されます。【実質収支及び実質単年度収支】実質収支は前年度より7.52%減となっています。継続事業である教育環境整備事業の逓次繰越財源を基金から予め取り崩したため、実質単年度収支はマイナスとなっております。今年度は財政調整基金への積立額が増額となりましたが、今後の財政運営においても、引き続き特定財源の確保と歳出抑制を行う必要があります。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2019年度)

分析欄

一般会計において、標準財政規模比の前年比7.53ポイント減少し、国保特別会計では2.04ポイント増加、介護特別会計でも1.29ポイント増加していますが、全会計では黒字となり実質赤字比率も連結実質赤字比率も0%です。震災以降、一般会計における実質収支比率が上昇していましたが、平成27年度以降は震災以前に近い数値となっています。特別会計においては、一般会計からの繰入金がある為、赤字にはなっていません。今後も特別会計全般では、一般会計からの繰入を抑え収益の増加を図る必要があります。

実質公債費比率(分子)の構造(2019年度)

分析欄

例年どおり、地方債の借入額を元利償還金額を上回らない範囲としていることから、元利償還金は年々減少傾向にあります。起債の発行に関しては、地方財政法の特例が適用される過疎債や辺地債、緊防債を活用することで健全財政に努めていきます。

将来負担比率(分子)の構造(2019年度)

分析欄

【一般会計等における地方債の現在高】地方債の発行に関しては、元利償還金を上回らない地方債の発行に努めており、地方債の現在高は年々減少傾向にあります。【公営企業債等繰入見込額】農業集落排水事業特別会計での地方償還額については、現在のところ起債発行は無く、現在高も年々減少しています。【充当可能基金】財政調整基金等を主体として基金を設置しており、剰余金等を積立し不測の事態に備えます。【将来負担比率の分子】平成20年度以降は比率の表示がなく、健全な状態となっています。

基金残高に係る経年分析(2019年度)

基金全体

(増減理由)財政調整基金は、本年度に基金への積戻しを実施したため増額となっております。総体的には、微増となっている。(今後の方針)今後予定されている庁舎新設に向けた特定目的基金の積立を検討している。また、復興期間が終了となる令和2年度以降は、補助事業等の減少も考察されることから、財源不足に対応するため財政調整基金を始めとした各基金の増加を図りたい。

財政調整基金

(増減理由)財政調整基金は、本年度に基金への積戻しを実施したため増額となっております。(今後の方針)復興期間も令和2年度で終了となるため、補助金・交付金等の減少が予想される。補助事業が減少することにより一般財源の持ち出しが必然的に多くなること、また、予定されている庁舎新設における特定財源が無いことなどから、財源不足に対応するため基金の増加を図りたい。

減債基金

(増減理由)増減なし(今後の方針)今後、各事業の地方債償還計画を踏まえ、積立を検討している。

その他特定目的基金

(基金の使途)・主な特定目的基金①川内村公共施設建設及び維持管理基金………公共施設の建設及び維持管理に要する費用に充てるため設置②川内村地域創造基金……………………………村への移住者に対する住宅環境整備を目的として設置③川内村復興基金…………………………………東日本大震災において復興事業に要する費用に充てるために設置④川内村地域福祉基金……………………………地域福祉対策を講じるために設置⑤過疎地域自立促進対策事業基金………………過疎地域自立促進計画に定める自立対策を総合的に推進するために設置(増減理由)・川内村地域創造基金は、震災以降の村の住宅不足を解消するために平成28年度より新設・過疎地域自立促進対策事業基金は、村民プール運営費に充てるため、毎年度35,000千円を積立・川内村帰還環境整備交付金基金は、学校建設費用に充てるため令和元年度に基金化したため増額している。(今後の方針)・庁舎新設にかかる財源確保のため、新たな基金設立を検討予定・川内村広域的減容化施設影響緩和基金は平成30年度から平成35年度の期限付きで実施・川内村帰還環境整備交付金基金は、令和2年度に学校建設が終了し、令和3年度には償還金の返還が見込まれる。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2019年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

固定資産台帳は整備中であるが、それらを反映した財務書類の整備がまだ完了していない状況である。財務書類の完成は、令和3年度・4年度を予定している。

債務償還比率の分析欄

固定資産台帳は整備中であるが、それらを反映した財務書類の整備がまだ完了していない状況である。財務書類の完成は、令和3年度・4年度を予定している。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

固定資産台帳は整備中であるが、それらを反映した財務書類の整備がまだ完了していない状況である。財務書類の完成は、令和3年度・4年度を予定している。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率は、ここ数年間、発生していない。実質公債費比率は、東日本大震災からの復旧復興関連事業が継続中であり、微増となっている。この比率の推移としては、令和元年度の台風19号災害の復旧事業が増加しているので、緩やかに増加すると見込まれる。

施設類型別ストック情報分析表①(2019年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

固定資産台帳は整備中であるが、それらを反映した財務書類の整備がまだ完了していない状況である。財務書類の完成は、令和3年度・4年度を予定している。

施設類型別ストック情報分析表②(2019年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

固定資産台帳は整備中であるが、それらを反映した財務書類の整備がまだ完了していない状況である。財務書類の完成は、令和3年度・4年度を予定している。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,