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地方財政ダッシュボード

宮城県涌谷町の財政状況(2015年度)

🏠涌谷町

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2015年度)

財政力指数の分析欄

地方税においてはほぼ横ばいであったが、類似団体平均と比較して大きく下回っている。平成22年度から低い数値で推移しており、財政力の脆弱化がうかがえる。財政力指数が低いということは、自主財源が低いということでもある。本町の人口は減少が続いており、平成32年には16,158人程度になると予想されている。高齢化率については31.9%(平成28年3月31日現在)である。総合計画の実現に向けて、町有地への企業誘致を推進するとともに、若者定住対策を重点的に進め、税収の増加を図る。また、建設事業については、総合計画や事業費及び事業内容を考慮した優先順位による年次計画の策定を図る。

経常収支比率の分析欄

値が低いほど同時政策のために使える一般財源が多いことを示すが、当町においては平成26年度と比較して0.2ポイントの増となり、財政の硬直化を表している。平成27年度決算では人件費において減少したが、公営企業への負担金の増加により補助費等が上がったため数値が若干増加した。これまで退職者の補充抑制や特別職及び一般職の人件費抑制など、経常経費の節減対策を施してきたが経常収支の改善に向けて今後は税収を増やすための取り組みや事業見直しに努め財政の健全化を図る。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

平成27年度決算においても人件費・物件費等の合計額の人口1人当たりの金額が類似団体平均を下回ったが、人口の減少や物件費が伸びたことにより人口1人当たりの決算額としては増加した。今後の推移としては第五次涌谷町行政改革大綱に基づき、業務の民間委託化を推進していることから委託料等(物件費)の上昇が見込まれる。これらも含め単なる性質のシフトにとどまることなく、経費を抑制していく必要がある。

ラスパイレス指数の分析欄

・従来から、低い水準で推移しており、前回に引き続き若干上昇したものの、全国平均を下回っており類似団体の中でも低水準である。今後も、引き続き給与水準の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

・類似団体平均並みの水準といえる。職員数は、公営企業会計部門も含めた総数で328人となり、前年に引き続き増となった。地方分権の推進や制度改正等による業務量増加、及び定年退職の増により職員一人ひとりの負担は大きくなっている。また、退職者不補充の期間の影響もあり、人材育成が伴わず、全体的に技能低下が危惧される。新規採用などを増やしてきたが、年金支給開始年齢の引き上げに伴う再任用職員の増も考えられ、今後も雇用のバランスを考慮した定員管理に努めていく。

実質公債費比率の分析欄

平成27年度は実質公債費率が10.1ポイント増加し、類似団体平均と比較し、1.6ポイント上回った。歳入において標準税収や地方交付税等で142,429千円増となったが、元金償還金で対前年度18,796千円の増、一部事務組合等の起こした地方債の償還財源に充てたと認められる補助金又は負担金で対前年度3,603千円の増、公営企業債の償還に充てたと認められる繰入金で対前年度87,509千円の増となり、単年度で2.8ポイントの増となった。今後、地方債の計画的な発行等により抑制に努める。

将来負担比率の分析欄

類似団体平均を28.9ポイント上回っている。平成27年度の将来負担額は、地方債の借入が増加したことによる地方債現在高の増加、基金残高の減少、また、人口減少に伴う標準財政規模の減により、平成26年度から17.1ポイント増となった。今後はより一層計画的な地方債の発行等に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2015年度)

人件費の分析欄

類似団体平均と比較して職員数が多いため、平成23年度から若干改善してはいるものの、人件費に係る経常収支比率は高くなっている。これは当町の地理的要因で幼稚園3園と保育所の運営を行っているためであり、行政サービスの提供方法の差異によるものではあるが、新規採用職員の計画的な補充や事務の効率化を推進し、適正な定員管理に努める。

物件費の分析欄

類似団体平均を1.2ポイント下回っているが、スクールバスの運行委託料等の増により年々増加している。今後においては、財政を圧迫しないよう適正化をは図ることが必要である。

扶助費の分析欄

平成27年度において、老人保護措置費や児童福祉費の減少により総額が減少した。今後においては、財政を圧迫しないよう適正化を図ることが必要である。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは、繰出金の増加が主な要因である。これまでに整備してきた下水施設の維持管理経費としての繰出金、国民健康保険事業、介護保険事業等特別会計への繰出金についても増加している。各会計ともに健全化を推進し、税収を主な財源とする普通会計の負担額を減らしていくよう努める。

補助費等の分析欄

補助費等に係る経常収支比率は類似団体平均を8.1ポイント上回っている。補助費等については一部事務組合に対する負担金、各種団体への補助金及び公営企業への負担金が主なものである。平成25年度以降、一部事務組合負担金が大幅に増加した。また、平成27年度には公営企業への負担金が増加したことから1.9ポイント増加した。

公債費の分析欄

公債費に係る経常収支比率は1.5ポイント下回っているが、平成27年度は借入額が多かったことから、今後も厳しい財政運営が予想されるため、引き続き計画的な地方債の発行に努める。

公債費以外の分析欄

類似団体平均から14.1ポイントと大きく上回っている。とりわけ補助費等の伸びが大きく、公営企業への負担金の増加が大きな要因となっている。年々経常収支比率が上昇していることから、今後は財政構造に弾力を持たせられるように、さらなる健全な財政運営に努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

民生費について平成24年度以降、主に委託費等が類似団体と比較して低いため、類似団体平均値を下回る状態が続いている。今後、他の歳出とバランスを取りながら、適正化に努める。衛生費については、平成27年度において大幅に増加しているが、病院会計に対する負担金等が増加したためである。商工費については、平成27年度急激に増加しているが、企業誘致に向けた町有地造成事業を開始したためである。消防費については、平成27年度において減少しているが、前年度に行われた防災行政無線整備事業の完了によるものである。公債費については類似団体平均値を下回っているが、増加傾向にあるため、より一層計画的な起債に努める。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

人件費や物件費、維持補修費等は概ね類似団体内平均値と同程度となっている。補助費等については今まで類似団体平均値と同程度で推移していたが、平成27年度は病院事業に対する負担金等が増となったことから類似団体平均値を上回ることとなった。また、普通建設事業が類似団体平均値より下回っているが、これは経常経費が増加したことにより、普通建設事業に係る財源の確保が困難になっていることによる。公債費等については類似団体平均値を下回っているが、増加傾向にあるため、今後計画的な起債を行う必要がある。投資及び出資金については、平成27年度病院会計に対し、基盤安定のための出資を行ったことから大幅な増となった。貸付金については町の温泉施設の運転資金の貸付があったため増となった。

実質収支比率等に係る経年分析(2015年度)

分析欄

実質収支、単年度収支では黒字となったが、実質単年度収支では赤字となった。要因としては町有地造成事業及び学校の改修事業のために財政調整基金繰入金によって財源手当てしたことにより赤字となった。予算の適正な把握に努め、実質単年度収支が改善できるよう努める。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2015年度)

分析欄

・国民健康保険病院事業会計においては、入院・外来ともに業務予定量を下回り、82,644千円の純損失計上となり、経営基盤強化が急務となっている。・水道事業会計については、給水収益について0.7ポイントの増となっているが、今後においても給水人口が減少する見込みであることから注意が必要である。・老人保健施設事業会計においては、3,014千円の純利益を計上したものの、業務予定定量を若干下回る実績となり、総収益が0.8ポイントの減となり、総費用は0.8ポイントの増となった。・訪問看護ステーション事業会計については、1,627千円の純利益を出したものの、総収益では7.2ポイントの減、総費用では3.7ポイントの増となったこと等から純利益が減少となった。・国民健康保険事業勘定特別会計は、歳入においては、保険税は被保険者の所得低迷や被保険者数の減少等により9.2ポイントの減少となっているが、共同事業交付金の113.7ポイントの増等により歳入総額で10.5ポイントの増となっている。歳出においては、給付費が3.5ポイントの増となっているほか、共同事業拠出金が98.3ポイントの増となったことにより総額で11.8ポイントの増となった。今後も高齢化等により医療費の増加が見込まれ、税率改正や所得の増加なくして医療費に比例する保険税による増収は期待できず、財政状況は今後も厳しいと予想される。・公共下水道事業特別会計においては、実質収支では9,284千円の黒字となったが、接続率が70.5%と低くなっており、接続率向上が必要である。・農業集落排水事業特別会計においては、実質収支では2,729千円の黒字となったが、接続率が50.7%と低くなっており、接続率向上が必要である。・介護保険事業特別会計においては、被保険者の増により歳入歳出ともに増加しており、今後も高齢化が進み、サービス受給者が増えることが見込まれることから、財政状況は今後も厳しいと予想される。・その他会計については、後期高齢者医療保険事業勘定特別会計、宅地造成事業特別会計となっており、実質収支ではいずれも黒字となっている。

実質公債費比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

・平成14年度以降毎年10億円を超える償還が続いた時期から緊縮財政を敷き公債費のピークを乗り越えたこと、建設事業費を縮減し、借入を抑制してきたが、平成24年度以降建設事業の増により起債の額が若干増となっている。また、平成27年度において、町有地造成等により起債額が増加した。・組合等が起こした元金償還金に対する負担金等においては一部事務組合の公債費が増額となったことに伴い、負担金も増額となった。・公営企業債の元利償還金に対する繰入金については、増額となった。今後、一部事務組合等も含め全体で計画的に地方債の発行を行うなど対応が必要である。

将来負担比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

・一般会計等に係る地方債の現在高については、町有地の造成事業等により4.3ポイントの増となった。・公営企業等繰入見込額については、前年より177百万円の増となっているが、病院会計への繰入が増えたことが大きな要因となっている。各会計の黒字・赤字によって繰入見込額が大きく変動する。繰入見込額が今後拡大しないよう注視する必要がある。・組合等負担金等見込額は前年と比較し10百万円の減となっているものの、今後大型建設事業が行われることから、注視していく必要がある。・充当可能財源等については、464百万円の減となっている。財政需要額算入見込額が296百万円の減となったことと、財政調整基金及び減債基金の取崩しにより充当可能基金額が173百万円の減となったことによるもの。今後は将来負担率を適正に推移させるよう、計画的に財政運営を行う必要がある。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2015年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

債務償還可能年数の分析欄

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率については60%以下で推移していたが、平成27年度において、工場立地基盤整備事業及び学校教育施設等整備事業に係る起債により急激に増加した。実質公債費比率については、平成26年度までの期間は順調に減少していったが、平成25年度以降、一部事務組合の起こした地方債に充てたと認められる負担金が増加したことと、平成27年度において公営企業に要する経費の財源とする地方債の償還の財源に充てたと認められる繰入金が増加したことから、平成27年度における実質公債費比率の3か年平均の値が増加した。今後、計画的な地方債の活用により、財政の健全化に努める。

施設類型別ストック情報分析表①(2015年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

施設類型別ストック情報分析表②(2015年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,